劇場公開日 2007年8月18日

キャプテンのレビュー・感想・評価

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2.0拙さ(つたなさ)の魅力。原作、読んでね!!

2023年8月5日
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原作の雰囲気を少し醸し出している点だけは、好感でした。

実は俺は原作である「キャプテン」(ちばあきお) が大好きです。青葉学院との試合もそうだが、第一巻63ページまでで描かれる、主人公谷口がキャプテンになるまでは、極めて秀逸。子供だましという人も多いだろうが、中学生になったばかりの俺の心にはど真ん中から深く深く刺さっちまった。ここまでは、当初読み切りとして書かれた作品で、これを見た雑誌社に「月刊誌の連載でやってみて」と言わせたと聞いている。

周囲の勘違いから期待され、下手だとわかってガッカリされる中、父ちゃんと夜の神社境内で練習してしまくって、上手になっていき、その努力で前キャプテンから「お前が、次のキャプテンだ」と言われるまでになる姿。

最終コマの「父ちゃん、オレまた、頑張らなくっちゃ」というセリフと表情、最高だよ!努力の大切さを、恥ずかしながら俺は、マンガで学んだよ。(映画では残念ながらそのセリフはなし)

そして、地区予選。江田川の1年生投手に苦しんだ経験もあって、慣例を破って1年生を登用する際の苦悩。外されたレギュラーが希望をなくし退部届を手にするが、谷口のある姿を見て思い直すシーン。一つ一つが子供っぽいんだけれど、グサグサ心に刺さります。姿勢で示すって、こういうことなのか、とこのマンガに教えてもらった。

映画では、超強豪校青葉学院との対決も、原作の三回戦ではなく、地区大会決勝戦となっており、おとぎ話度合いをいっそう高めちゃっているのだけれど、まあ、実写化したらこんな感じなのかなあ、という感じ?(もともと期待が小さい)
丸井に代わってイガラシを使う苦悩も含めて、原作のいいところをほとんど引き出せていない、非常に拙い(つたない) 映画。とはいえ、原作自体の価値が、"拙さの中に横たわる感動" といったものだったと自分は思っているので、この映画もそれなりには楽しめた。明るさが出てる点だけは評価できるしね。

この映画を観て、こういう話なのかな、とわかっちゃった気にはなってほしくないです。みんな、原作、読んでね。こっちは、ホントに最高だよ!!!

スコアの1.5は、原作対比のためです。映画だけでみれば2.5か3かなあ。

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CB

3.5夜の1000本ノック

2023年8月3日
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幸せ

2007年公開作品。
原作の漫画は50年前にジャンプで読んだ記憶あり。
筧利夫が若い。ハチマキ姿が決まってます。大工の大将(棟梁)。
女将さんは宮崎美子。
ハンバーグ美味しそう。
たった2週間の工事期間で請け負った邸宅の完成までと平行して、セガレたちは地区予選を勝ち抜進んでゆく。
仲間がいる幸せ。

お寺の境内で夜の千本ノック。
夜のバッティングセンターで一年生の五十嵐君がナイスアドバイス。
監督はおらず、顧問は野球のやの字も知らない女性教師(乳癌で亡くなった小林真央さんでした)。

Never Give Up
谷口君意味は?
わかりません❗

ちっちゃい丸井君と一年生の五十嵐君が奇跡を呼ぶ。新聞部の彼女の壁新聞もフレッシュ。
とても気持ちのいい熱血野球少年映画。

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カールⅢ世

1.5ちばあきお原作の

2023年7月31日
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足元にも及ばない別物。女子生徒も野球部担当の女教師も全くいらない。ひどい映画となった原因は監督の演出力不足よりも、完璧な原作漫画をメチャクチャにした脚本のひどさにあると思う。

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ブロディー署長

3.0原作が良いからね~😌

2022年12月24日
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鑑賞方法:TV地上波

言わずと知れた野球漫画の金字塔を映画にしているので外れはない。ある意味ずるいがスポ根ものとは1線を画するちばあきおの漫画は映画にするにはもってこいである‼️今は亡き小林麻央が儚くも美しい‼️

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mark108hello

4.0ちばあきお

2019年8月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 どうしようもないほどの小声、内気すぎる性格、それでも全国大会3連覇している青葉学院からの転校生とあれば皆が注目。しかし、谷口は3ヶ月しか在籍してないし、万年玉拾いだったのだ。それでもたまたま振ったバットが校舎の窓を割るほどの飛球・・・

 スポ根には似つかわしくないようなキャラなのになぜか心打たれる。行動で示すというタイプなだけに、その秘密特訓のひたむきさが伝わってくるのだ。キャプテンに選ばれた(拒否しなかった)ことに責任を持つこと。そしてリーダーとしての資質を徐々に現わしていく様子が現代社会に欠けている何かを訴えてくるようでもある。

 父親が筧利夫、母親が宮崎美子と安心して見ていられるところもいいし、大工の仕事も伏線で描いているところがいい。なによりも、若くして亡くなったちばあきおの原作がいいんだろうなぁ・・・読んだことないけど。

 弱小野球部が短期間で強くなってしまうのはマンガなんだけど、試合運びはなかなか。決勝戦では青葉学院のエース佐野を引きずり出すところが感動的。最後に握手を求めるときも谷口の折れた指を気遣って左手を差し出したところも何気なく優しさを感じさせる・・・

 その他、岩田さゆりや小林麻央も可愛くてgood。ゲストの宮本は余計・・・

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kossy

3.5出来すぎたストーリーだし、演技も学芸会みたいだけど、チームメイトが...

2018年7月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

出来すぎたストーリーだし、演技も学芸会みたいだけど、チームメイトがみんな擦れてなくて結構好き!

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ポケ

2.0谷口君は最高のキャプテンだね

2007年8月24日

興奮

幸せ

さて「キャプテン」といえば30年以上前の漫画です。
その後テレビアニメにもなっています。
原作のちばあきおさんは「あしたのジョー」で有名なちばてつやさんの弟さんです。
41歳の若さで亡くなられています。
私にとってこの漫画は、No1の野球漫画です。
その後の「プレイボール」を含めて谷口君から、「あきらめないで頑張る」という教訓を学びました。
漫画にそれだけの思い入れがある為、今回の実写版にはまったく期待していませんでした。
早速台詞棒読みの谷口君、、、周りの部員達は子役タレントなのかしっかり台詞を喋れますから、谷口君のひどさが目立ちます。
そういえばアニメも台詞棒読みだったっけ、、、それが「キャプテン」らしいのか、、、、
脇役の頑張りもあって、思っていたよりは観れる映画になっていました。
中学生の息子も先日テニス部のキャプテンになったばかりのなので、何かを学びたいらしく真面目に観ていました。
「家に帰ったら、もう一度この漫画が読みたくなった。」と言っていました。
ちなみに「キャプテン」と「プレイボール」は全巻揃えています。

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フリーダ

2.5青春映画か?お笑い映画か?

2007年8月21日

泣ける

笑える

単純

アニメのキャプテン大好きでした。
そんな幼い頃の思い出を胸に見たのだが、スポ根ものではあるがどこか徹しきれていない感が残念だった。

いろいろな意味で笑えます。
それは脈らくのなく突然出てくるお笑いシーンなのか?主人公達のいまひとつな演技なのか?現実味のないストーリーなのか?

どんなことでも涙が出てくる涙腺が弱い僕。
ごくごくありふれたストーリー展開にも関わらず思わず涙をウルウルさせてしまいました。

キャプテンファンだった人は見てもいいかなぁ?と思う作品でした。

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あっち~