劇場公開日 2007年10月20日

「内容の無い映画がエモい。」ヘアスプレー コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5内容の無い映画がエモい。

2022年6月21日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

内容はアメリカ合衆国🇺🇸1960年頃人種差別とキューバ危機や冷戦やベトナム戦争など色んな意味で大変だった時代に、太った母娘等が歌とダンスで明るく乗り越えようとする物語。好きな言葉は『私も夢を諦めた』との主人公母役ジャントラボルタの言葉が世代間のギャップとカタルシスの解放が観ている人の感動をよんだのかもしれません。好きなシーンでは、終盤の大団円場面地方のダンス番組の白人ホスト役が黒人の乱入者に対して上から握手を求める場面で、一瞬の間があり握手がお互いの手を叩くタッチ握手に変わるところが、未だお互いを理解して合ってない!でも話し合う準備は出来てるかもね?!との言葉なきダンス表現が🩰エモいなぁと感じました。一本柱の差別や格差問題は歴史的に見れば、とても容認出来る問題でないが、それでも諦めない挑戦続ける。アメリカ合衆国🇺🇸という国の成り立ちと今に続く問題を、軽くリズミカルに歌い上げる所の映像と歌の差異が面白かったです。最後には『流行は自分!ヘアスプレーは要らない!』とのメッセージは、笑えるがピリッと辛い台詞だなぁと感じました。見方によって軽く見れる面白い作品に、内容は無くて良いと改めて感じました。

コバヤシマル
コバヤシマルさんのコメント
2023年5月20日

コメントありがとうございます。軽い雰囲気なのに重い内容を感じさせる面白い映画だと感じます。人種差異違和感、感じていても口に出さない潔癖な風潮になりましたね。そして髪型には自分も共感しました。髪型を通じて差別問題を風刺てましたね。なんせ題名が整髪料ですから。

コバヤシマル
マサシさんのコメント
2023年5月19日

そうなんです。共感します。メッセージ性がないようで、あると僕は思いました。
主人公よりも、黒人の少年の髪型がカチンコチンになっている事に違和感を覚えました。
マイケル・ジャクソンさんが突然アフロじゃなくなって、ジャクソン5とマイケル・ジャクソンが繋がらなかったのを思い出しました。

マサシ