ツォツィ
劇場公開日:2007年4月14日
解説
アパルトヘイト廃止後も続く南アフリカの厳しい現状をリアルに描き、アフリカ映画として初のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた感動の人間ドラマ。ヨハネスブルクのスラム街で暮らす少年ツォツィは、仲間たちと窃盗やカージャックを繰り返す日々を送っていた。そんなある日、彼は奪った車の中に生後間もない赤ん坊を発見する。仕方なく赤ん坊を育て始めたツォツィだったが、やがて命の価値に気づき、人間性を取り戻していく。
2005年製作/95分/R15+/イギリス・南アフリカ合作
原題:Tsotsi
配給:日活,インターフィルム
スタッフ・キャスト
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2022年12月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
■南アフリカ・ヨハネスブルグのスラム街。
ツォツィと呼ばれる少年は仲間とつるんで窃盗やカージャックを繰り返し、怒りと憎しみだけを胸に日々を生き延びていた。
しかし、”ある出会い”によって、ツォツィの人生は大きく変わり始める。
◆感想<Caution! 内容に触れています。印象的なシーン。>
・”ある出会い”
それは、ツォツィが金持ちの夫婦の妻を撃ち社内に居た幼子であり、幼子に対し、母乳を与えた母親である。
ー 銃を付きつけられながらも、母乳を与える女性の尊さ。-
・それらをきっかけに、ツォツィは徐々に人間の品位を取り戻していく。
・母乳を与えた母親と、自分の幼き時の母親の姿がラップするシーン。そして、愚かしき父親の姿も・・。
ー 彼は幼子の名を問われた時に、自らの本名である”デヴィッドだ。”と答える。-
・ツォツィが駅で罵られた足の不自由な男への接し方の変化も、心に沁みる。
・ツォツィ達が金持ちの夫婦の家に再び忍び込むシーン。夫のジョンを撃ち殺そうとした仲間をツォツィが射殺するシーン。
<そして、ツォツィは、危険を顧みず、金持ちの夫婦の家を再訪し、呼び出しベルを鳴らし、幼子を夫婦に返そうとするシーン。
警察官に取り囲まれる中、彼はジョンに幼子を渡す。
今作は、哀しき物語ではあるが、スラムで荒れた生活をしていたツォツィが人間の品位を取り戻していく様を、リアルに描き出した作品である。>
2016年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
南アフリカのスラム街での話。
貧困は人を悪に導く。今の日本に生を受けたことに感謝。
こどもは人を善に導く。これは万国共通なんですね。
ツォツィよ、次は何をしでかす?ドキドキしながら画面に釘付け、流石はアカデミー受賞作。見る価値大いにありです。
別エンディングがなんと二種類もあります、どれが好みか、そんなことも楽しめたりします。DVD等、メディアでの鑑賞がおすすめです。
2016年5月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
育った環境で、少年は罪を犯す人になったのかもしれないけど、少年も愛されて育っていたら、こんな人生ではなかったはずだ。最後、赤ちゃんを返しに行った時、少年の涙を見て、この赤ちゃんのように愛されて育てられたかったのではないか?と思った。
罪を犯すもの
その罪にあうもの
とても不器用でとても純粋な
どうしていいか分からない
そんな人にも未来は微笑んでほしい、
どうかDVDの幻のエンディングも見てほしい