手紙のレビュー・感想・評価
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泣ける たくさんの人が苦しんで 悪くないけど,悪くて 誰が悪いとか...
泣ける
たくさんの人が苦しんで
悪くないけど,悪くて
誰が悪いとかじゃなくて
犯罪とは決して光があることではないけど
一瞬の一筋の光があり
その矛盾が考えさせられる
時間が経って観る視点が大きく変わりました
加入してる動画配信サイトで観れるようになったので、約10年ぶりに鑑賞。
初見時は、弟可哀想とかぐらいしか感じなかったですが。。。結婚して10年の間にこの映画の観る視点が大きく変わり、登場人物の気持ちが痛いほど分かるようになってました。
ラストの20分は原作を超えた感動があり、私は映画版の方が良いと思います。
刑務所で兄を認識した時の弟との会話のないやりとり。。。
最後に書いた手紙には書かれていないけど、兄への気持ちはここでの2人を見ていれば十分に伝わります。
山田さんと玉山さん、みなさんの演技は素晴らしいの一言に尽きます。
罪を背負うと言う事
犯罪者を家族に持つと言う意味を丁寧に描いてた良作だと思う。山田孝之と玉山鉄二は本当に素晴らしかった。
ただ、沢尻エリカじゃないのでは感が最後まで拭えなかった。関西弁も変だったし…顔が派手だから最初うっとうしい女に見えたのは監督や原作の意図していた事なのだろうか?
山田孝之の繊細な演技、兄を隠して生きている事を誰にも言えない孤独と罪悪感、寂しさや辛さが何気ない行動や表情から読み取れて切なかった。
玉山鉄二も優しいお兄ちゃん、単純で馬鹿だけどほっておけない心根の良さが滲み出てて辛くなった。
アクシデントで殺したのだから許してやれという作りでなく、罪を犯した人間とその家族はもうその罪を背負って行くしか生きれないと言う話なのも良かった。
ラストの慰問シーンは涙なしには見られなかった。2人の関係性と演技、演出と音楽が重なって感動の波状攻撃だった。
人生で大事な物
映画の内容は、なんとも切なく、悲しく、どうしようもない不条理の中、人間の本当の温かみや、心揺さぶる存在というのはやはり何があっても自分の側に居てくれた人だという事を、上手く感じさせてくれるものだったと思う。
加害者の弟という複雑な心境、兄の罪も重いものであったが、兄が自分の学費のために働き体を壊し、体を治す解決策が無い中で、弟の学費のために仕方無し、それしか無いという状況下で行った強盗殺人。
弟は自分がどんなに社会で迫害されていっても、兄を責めることは出来ず、ただ1人で抱え込んでしまう。
迫害の末に辿り着いた家電屋での仕事、大事な人を過去の事実で失い、夢であった芸人も同理由で辞めてきた。
兄への怒りも凄まじい、自分のためにやってくれたとはいえ…とう葛藤の中、何もしてない青年が不条理に迫害され、傷つけられ、ぼろぼろにされていく。
諦めかけた彼に、家電量販店のお偉いさんがかけた一言に心が震えた。『君はここで生きて行くんだ』
炭鉱の頃からずっと支えてくれていた女性、ふと現れた人の世の中を如実に表す現実の言葉、そして主人公の諦めずに不条理と戦い抜いた記録。
ここまで心震え、涙したことは無い。
世の中はほとんど良くも悪くもない不条理のグレーな色で出来ている気がした。
何も悪くない人が、生まれ持って体が悪く働けないだけで迫害され、お金も無く辛く社会との関係も持てないがため、人間不信、そして自責の念に苛まれていく。
そんな事例は世の中に山のように溢れているんだろう。
良いも悪いも無い、自分の考えが全てで、頑張ってない奴はくそ、そんな考えに支配されては自分も他人も傷つける。
SNSが栄えた昨今、避けられない傷つき、一生ついて回る問題に出会った際、世の中の不条理を理解して生きることが大事なことかなと感じた。
この映画に、根が悪い人などただ一人として出てこなかったと感じたためである。
自身の中で人生観を大きく変える映画となりました、ご製作下さった皆様、本当に感謝申し上げます。
号泣必至
東野圭吾さんの原作は読んでいないのですが、東野圭吾さんらしさというか…
読んでいないけど(笑)、すごく感じた映画でした。私の中での東野圭吾さんの世界観って、まさにこれだったりします。
10年前の作品ということで、普遍的な内容と言えども、やはり時代を感じてしまう。
'あの頃の邦画'という印象で、どことなく懐かしさも感じる。
だけど、とにもかくにも泣ける。
涙涙の大号泣でした…。
ひたすら感動、泣き通しでした。
最初から最後まで泣き通しでした。 まずメインキャストの三人が凄いです。それぞれ本当に素晴らしかった。 人生には様々などうしようもない試練があるけれど、逃げないこと・受け入れることから全てか始まり幸福が始まることを教えてくれていると感じました。 人の持つ純粋さ、ひたむきさ、未熟さ、それ故に起きる人生の不合理さに対してどう心を解き放てばよいのか、迷ったタイミングの時は観ていただきたい名作です。
玉山鉄二にもらい泣き
東野圭吾作品自体が好きだけど、これは本当に良い映画だと思います。
弟役の山田孝之さん、兄役の玉山鉄二さん。
二人ともすごくいい演技してます。
そして沢尻エリカさんも!
まだ純粋なイメージの沢尻エリカさんが新鮮。
犯罪者の弟として、世間から山田さんに向けられる言葉一つ一つに考えさせられました。
最後のシーンは、玉山鉄二さんにもらい泣きしそうになります。
人間の弱さ
この映画を見て、人間の弱さがあちこちにに出ていて、人間というのは本当に弱いものだということがしみじみわかりました。人は一人では生きていけない、自分ひとりなら何とかなるが、家族ができると人とのいろんな関係が出てくる。子供が生まれるとまた、人との関係が出てくる。この世の中他人とうまくやっていくことができないと、どんなに淋しいものか、いろいろ考えさせられました。人を殺めるのは、どんな理由があっても人間としてもっとも最低なこと、その罪を犯した人物にすべて責任があるのであって、家族が責められるべきではない。自分が例えば、知り合いが殺人を犯した家族の場合、付き合っていけるかを考えると、白石役の沢尻エリカのように付き合っていくことができるかどうか悩みます。しかし、付き合いはその人とその人との関係がうまくいっていれば他人がどうあれ、付き合っていけばよいと思います。お互いにプラスになっているのなら。ただ、差別がなくならないと考えるのははとても残念なことです。1人ひとりが差別をしないことを考えていくことが大切なことなのではないかと思います。
少し荒いが良作
小説と違い、時間に制約のある映画なのでやむを得ないが、少しストーリー展開が荒い気がした。
ただ、少ない登場人物それぞれが丁寧に演じていて、見て良かったと思える作品に仕上がっている。前半の地味な沢尻が素晴らしく、山田はまゆげともみ上げが気になったがうまい。玉山は以外に地味な印象。
差別と貴男ならどう向き合うか。
犯罪を犯した人物の家族はどういう
扱いを受け、どういう仕打ちに遭うのか。
罪を憎んで人を憎まずといい言葉が
飾りに思えるほど主人公に降りかかる
出来事が切ない。
東野圭吾原作だから面白くないはずがなく
周りを固める俳優も素晴らしい。
沢尻エリカが普通(エキセントリックでない)
~の役を上手く演じていて新鮮。
自分は耐えれるが家族が出来てから
は、家族には辛い思いをさせたくない。
気持ち解るなあ。
鑑賞後、少し切なくなる作品でした。
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