劇場公開日 2006年9月30日

「川口浩じゃないけれど」地獄の変異 A-COLORさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0川口浩じゃないけれど

2013年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

テレ東で、似たような映画を寄せ集めて「地獄の探検3部作」なんてやっちゃいそうな、そんな雰囲気の邦題。
この映画を知ったきっかけは映画館での予告編。
水曜スペシャルの「川口浩探検隊」シリーズ、とりわけ地底洞窟モノが好きだった人にとっては、たまらない出来。おそらく、あらゆるプロモーションの中で最も力を入ってるんじゃないか、これ。
そう思うと、チープな邦題ですらワクワクするような予感。
不覚にも、この予告編の出来に惹かれて、劇場へ足を運んでしまったという有り様なのでした……。

前半は探検チームが揃ってわりとテキトーなミーティングをして、ゴッツイ装備を搬送しながら地下へ潜っていく。
なんか、このへんが予告編のせいもあるんだろうけど、水曜スペシャルのメイキングを見てるみたいでした。
映像も水曜スペシャルの地下探検シリーズ同様、窮屈な隙間を這ったり、水の中を潜ったりと「探検っぽさ」がうまく出ているし。
で、肝心の「地底人」が出てきてからも適度にハラハラさせられて、ドキドキさせてくれる。
面白そうなことを選り取り見取りでツッコンで作られたので、思っていたより楽しく観れる映画。傑作ではないけど、それなりに面白い。
97分という上映時間も娯楽映画としてみたら、ちょうど良い尺でした。

A-COLOR