劇場公開日 1960年9月15日

「役者も皆良い」悪い奴ほどよく眠る 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5役者も皆良い

2018年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

現代劇の黒澤映画。
黒澤はサスペンスも面白い。しかしテーマも演出も一級品ではあるがちと長いか。中盤ややダレ気味なのが残念。

黒縁眼鏡の三船敏郎がクールで痺れる。復讐に静かに燃える男。メロドラマ要素は必要ではあったがそこがダレた要因でもあったかな。

ラストの描き方が秀逸。なんとも言えぬ余韻を残す。巨悪に対する怒り&シビアな視点が現在にも通用するテーマかと。今も悪い奴ほどのさばっている社会だよ…。

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散歩男