劇場公開日 2017年4月1日

「黒澤明監督、後期の大傑作」乱 アントニオバンデラスさんの映画レビュー(感想・評価)

3.618
20%
45%
30%
4%
1%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

5.0黒澤明監督、後期の大傑作

2019年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

文句無しに面白い。最初の話し合いのシーンから、物語に一気に引き込まれ、2時間半という時間があっという間。最後は、もう終わってしまうのか...と、観終わってしまう寂しささえ感じた作品。

黒澤明監督の多くの作品には、核心をつくメッセージが込められている。大切なことをハッと気づかせてくれる、驚きと感動がある。
この作品にも素晴らしいメッセージが込められていて、その集大成的な作品だとも思う。「リア王」をベースにした話で、人間の本質や愚かさ、今までの歴史の過ちにツッコんだ、核心的なメッセージがあり、とても考えされられるのと同時に、とても感銘を受けた。

メッセージだけで無く、映像美も本当に素晴らしい。セットや大道具小道具、衣装などの細かな部分まで彩色豊かで色鮮やか。徹底した和の美しさに心を持っていかれた。そしてメイクも印象的で忘れられない。仲代達矢演じる秀虎の、鬼気迫るメイクなんか本当に凄まじい。黒澤監督の細部までこだわった演出が重なり合い、最高のハーモニーを奏でた、素晴らしい映像美の作品になっている。

仲代達也を筆頭に、役者陣も素晴らしい演技をしている。特にピーターが、意外性と自然体な演技で印象的だった。

黒澤明の後期の傑作。
本当に極上の作品だ。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
アントキのバンデラス
「乱」のレビューを書く 「乱」のレビュー一覧へ(全18件)
「乱」の作品トップへ