ミラグロ 奇跡の地

劇場公開日:

解説

「普通の人々」でアカデミー監督賞を受賞したロバート・レッドフォードの監督第2作。ニューメキシコ州の小さな田舎町ミラグロに、レジャーランドを建設するという計画が持ち上がる。平和な町はその話題で持ち切りに。そんなある日、無職の男ホセが、使用を禁じられている小川を利用して乾ききった土地を耕し始める。町の人々はそんな彼を暖かく見守るが……。再開発を狙う企業に立ち向かう人々の姿を描く、感動のヒューマンドラマ。

1988年製作/118分/アメリカ
原題:The Milagro Beanfield War
配給:UIP
劇場公開日:1988年10月1日

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受賞歴

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映画レビュー

3.0資本家への抵抗

2020年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 土地はジョー(爺さんたちはホセと呼ぶ)が父から受け継いだモノだからしょうがないけど、小川は別。町中に噂は広まり、成り行きを見守る。

 おいぼれのアラマンテ爺さんがとても渋い。手伝いに来た大学生にもしっかり応え、歴史を教えるなんてところもよかった。そんな爺さん、町中が結託して銃を揃えていたのはいいけど、暴発した弾に当たって倒れてしまう。

 モンタナ役の若いクリストファー・ウォーケンの憎らしさもいいけど、もっと酷い奴に描いてほしかったところ。資本主義の権化とも言うべき開発業者に対抗する手段はまともじゃなかったけど、とてもアメリカンな解決の仕方。それでも最後には住民たちが一致団結して・・・保安官が「全員助手にする!」なんていう奥の手も良かった。

 やっぱり日本的な見方でいくと、銃によって戦争ごっこみたいなのは受け入れられないな。

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kossy