未来は今
劇場公開日:1995年1月14日
解説
1950年代の古き良きアメリカを舞台に、陰謀に巻き込まれて大企業の社長になった青年が起こす奇跡を描いた、コーエン兄弟によるファンタジック・コメディ。大企業ハッドサッカー社の社長が自殺した。ここぞとばかりに会社乗っ取りを企てる重役マスバーガーは、入社したばかりのバーンズを社長の座に据えて自分の思い通りに操ろうと考える。ところが、バーンズが出したアイデアによって思いがけず大ヒット商品が生まれてしまい……。
1994年製作/111分/アメリカ
原題:The Hudsucker Proxy
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
ファーゴの一つ前、5本目の長編だそうです。
その後の作品をだいぶ観たあとならば「ほー、なるほど」ですが、初公開時だと「なんじゃこりゃ?」って人が多かったんでしょう。興行大コケの原因はそこです。
映像、演出共に良くも悪くも兄弟特有のケレンが過剰です。思いついたことは全部入れちゃおう精神です。ジャンルとしてはコメディに分類せざるを得ないんでしょうが、良心的ではありません。人を食ったハチャメチャ、且つ好きな人には天才の閃きてんこ盛り作品です。
2020年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
“The Future is Now”という会社。とにかく大企業。地下の郵便係だけでも何十人と働いている。何の会社かさっぱりわからないけれど、ノーヴィルのアイデアであるフラフープが爆発的に売れてしまう。
しかし、エレベーター・ボーイをくびにしたことで、アイデア盗用疑惑が持ちあがる。登りつめるのも超特急。落ちるのも超特急。巨大企業の陰謀や、運命のイタズラのような世界をコミカルに描いてある。しかし、ラストはファンタジー。大時計の番人である老人モーゼの存在が気になっていたけど、こういう使われ方をしていたのね・・・自殺しても天国へ行ったというハドサッカー前社長(ジョン・グッドマン)も。キリスト教文化ではなく、ユダヤ資本がウォール街を動かしていたことも皮肉ってるのかもしれないなぁ。
折れ曲がるストローやフリスビーという大きな発明(すべて単純なものばかり)が登場するので、非常にわかりやすかったけど、ファンタジーで帰結する手段はどうも肌に合わない。
2020年10月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2020年9月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
年月と共に埋もれてしまう作品は沢山あるだろう
たとえ名優が出ていても監督が素晴らしくても
この作品もその一つではないだろうか
レンタル屋でたまたま手にしパッケージにポール・ニューマンを見つけたときに手放せなくなりました。
期待が大きければ大きいほど挫折は深く立ち直るのには困難を極める、自ら命を絶つものさえあるだろう
そんな時にささやかなヒントのようなものでもいいそれに気付きさえすればまた立ち上がれる
死を選んだ時点で何故?死ぬかは無くなってしまう
原因からの逃れなのだろう
とまあそれほど暗く深い話ではなく軽〜く肩の力を抜いてあまり期待せずお茶でも飲みながら見たほうがよろしい映画だと思いますよ。
埋もれた作品をなるべくリサーチせずに発掘する楽しみが増えました、楽しいひと時をありがとう。