劇場公開日 1996年3月16日

「ジョン・ウー再生工場はフル稼働」ブロークン・アロー みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ジョン・ウー再生工場はフル稼働

2016年1月21日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

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香港フィルム・ノワールの雄ジョン・ウー監督のハリウッド進出第2弾。
とっくに盛りを過ぎていたJ・トラボルタとC・スレイターがキャリアの再浮上をかけて、どこまでも泥臭い男同士のガチバトルを繰り広げる。
ブロークン・アロー(行方不明の核兵器を指すペンタゴンの暗号名)を企てるディーキンス少佐にとっての誤算は、自分よりも格下の鼻たれ小僧だと思っていたヘイル大尉が、意外にしつこく食い下がって来たことである。
彼の立てた緻密な強奪計画はことごとくヘイルに阻止されてしまう。
やりやがったなと不敵に笑うディーキンス。
もう、こうなりゃ男と男の意地をかけたタイマンバトルだぜ、兄弟!
お国の一大事を左右する核弾頭の事なんてもうどうでもいいや、と言わんばかりに、この二人は何と殴り合いの大喧嘩をおっぱじめるのであった。
このノン・ストップアクション映画の脚本は、『スピード』のグラハム・ヨストによるものだが、ウー監督は頑なまでに自分流を貫き通す。
勿論、彼の代名詞でもある二丁拳銃を使ったドンパチもありんす。

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みつまる。