劇場公開日 1972年2月26日

「猪突猛進のポパイ刑事」フレンチ・コネクション みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0猪突猛進のポパイ刑事

2014年3月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

怖い

興奮

ウィリアム・フリードキン監督は、本作と『エクソシスト』でその持てる才能を完全燃焼させてしまったか。
本作の白眉はやはり、ポパイ刑事が地下鉄で逃げる暗殺者を車で追跡するシーンだろう。
高架線下の一般道を猛スピードで追い掛けるその執念たるや、後々の刑事アクションに多大な影響を与えました。
それに比べるとこれに先駆けてカーチェイスで話題になったマックィーンの『ブリット』なんて、まだまだ生温く感じられましたねえ。
イーストウッドのハリーキャラハンと並び称されるタフガイ刑事のポパイを演じた個性派俳優のジーン・ハックマンを一気にキャリアアップさせました。
そして、テレビでの日本語吹き替えを担当していたのが小池朝雄。
決して二枚目とは言えないハックマンの人なつっこい笑顔と、小池の飄々とした喋り方だけでもう感無量です。

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みつまる。