評決(1982)のレビュー・感想・評価
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言葉を発さないポールニューマンと、その眼
何度見てるだろう。
やはり傑作であり何本かの指に入る好きな映画。
シドニールメットの音声解説も見てるが
丁寧な演出はポールニューマンが体現してる
今回の気づき、は
音楽がまるでないこと。
淡々と静かにことは流れる、
そのことで彼らの演技のポイントが見えてくる。
ポールニューマンが言葉を発さないシーンがとても多いこと、
それに寄り添うスパイのシャーロットランプリングの妖しい美しさ。
トム・クルーズもこう年をとれるか。
傑作。
徐々に仕事の核心に迫り手応えを得る程「神妙」に成る男の物語。
人を大人を仕事を法を社会を命を一秒も舐めない名匠シドニー・ルメットの当り前の誠意に改めて恐れ入った。
この一本が誰にも撮れない不思議。
トム・クルーズ もこう年をとれるか。
ポール・ニューマンのいぶし銀の演技を見る映画
シドニー・ルメット監督本来の正義感を真正面から主張した社会派ドラマ。ポール・ニューマンの考え尽くされた演技がいぶし銀の如く光り、一人芝居のドラマツルギー。シャーロット・ランプリングの存在感もいい。前半の地味な色彩設定が少し退屈ながら、後半はルメット演出が冴えてスリリングな法廷劇が繰り広げられる。ニューマンは、この演技で6度目のアカデミー主演男優賞にノミネートされる。ここまでくると虐めに近い。62年の「ハスラー」と68年の「暴力脱獄」のどちらかで受賞していればと思ってしまう。
正統派法廷もの作品
死亡欄ばかりチェックして弁護士の仕事を乞食のように漁っていた。楽勝だと思われていた裁判に、強力な証人が長期旅行に出かけてしまったというアクシデント。被告人サイドも判事もまともな手を使ってこない。かなりの社会派法廷モノの映画だ。
結局は病院を辞めてしまった受付をしていた看護助手がキーになる展開。どちらかというと日本の法廷ものにありがちなストーリーだった。途中で召還された黒人医師の証人やシャーロット・ランプリングの役柄がイマイチ生きてこないのが残念だ。
シャーロットランプリングがきれい
舞台はボストン
酒場でピンボールとブッカーズに溺れるワケあり弁護士
無精ひげとげっそりしたポールニューマン
最後は陪審員の正義に訴えかける最終弁論
ラストシーンがバッサリ
黒字に赤のクレジットといい音楽といいホラーの終わりかたみたいで意外
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