ニュー・シネマ・パラダイス 3時間完全オリジナル版のレビュー・感想・評価

アルフレードが切り捨てた映画のフィルムをとっておいてたなんて素敵すぎて涙が出た！レンタル屋のどこ行ってもオススメとしておいてあるだけの事はある

久しぶりに感動の涙にくれました。
たくさんの愛が溢れている
父と息子（のような）愛は 人生の楽しみ、何が大切なのか道標を指してくれた。
母の愛は ランプの灯り、心のまなこで見つめ続けていてくれる、いつでも帰る場所があることを照らしてくれた。
男と女のその愛は 苦境に立ち向かうばかりではなく、受け入れ待つことの意義、流れる時の中の不変を信じさせてくれた。

それから
映画という愛してやまないたくさんの作品はそれを作る人、見せる人、観客のハートが木霊し合い様々な感情を享受できる尽きることのない愛が詰まっているのだということを再認識させてくれた。

大好きなシーンは数え切れない程に。
映画館を締め出された人達に外壁をスクリーン代わりに映像を映し出した見事な場面。
トトが生まれた街を出て行く時のアルフレードのかけた言葉。
トトとエレナの30年以上の想いが一夜の夢の中で確認されたシーン。
そして、最後のあの繋ぎ合わせたフィルム、粋な贈り物（アルフレードは幼少のトトとの約束を守ってくれていた笑）言葉を失う程の感動に。

アルフレードとトト
トトとエレナ のストーリー軸の太い柱の周り、多くの人を交えた細やかな人達とその演出はこの先観るたびに発見できるという楽しみが待っていそうだ。

ありがとう。今、出会ってくれて。。
と言いたくなる珠玉の作品です。

追伸 忘れてならないのはモリコーネの美しい音楽♫ 作品に寄り添って涙をそそります。

ラストシーンは何とも言えない切なさやら何やら、訳が分からない感情に溢れんばかり。
でも人生っていいなーと思わせてくれる爽やかさもあるという唯一無二の映画。
生きていると、神様のイタズラのような落とし穴に陥ることもあるけれど、それでもやっぱり、歳を重ねるって捨てたもんじゃないなーと思えます。

本作を見終わったあと、映画館に行きたくなりました。日本人は遠慮しがちなので、あそこまでワイワイ騒げないでしょうが…
「映画がもつ力」をテーマに展開する感動のストーリーです。時には人生まで変えてしまう映画を、よく映像作品に仕上げたと思います。
いずれにせよ、映画って本当にいいものですよね^^

89年の公開時から何度観たかわかりません。通常版も含め、DVDも持っているんですが、劇場でリバイバル上映される度に観てしまいます。
個人的には、主人公の実らぬ片想いが描かれた3時間版の方が好きです。この映画を観て例え実らぬ恋だとしても、自分の想いを伝えた方が人生に悔いなし、とずっと好きだった人に告白する勇気を与えてくれました。
そして、何と言ってもラストシーン。そのシーンが近づいて来てあの音楽が流れてくるだけで自然と涙が溢れてしまいます。

いろいろなレビューをみていると、劇場版を観ればよかったと後悔…
しかし、３時間を感じさせない作品だった。何人もの人の人生を見せられたようで、人生について考えさせられた。
少年時代のトトがとてもかわいくて和やかになる作品だった

学生の頃からずっと観たいと思っていた映画。
ついに観ました。

初めはちょっと退屈ちっく。でも音楽がとてもきれいなの。
昔のイタリア人がちょっと日本人と共通する部分があるなと感じたり。

主人公トトが、映画師のアルフレードを父のように慕い、成長していく。。。

長かったけど、後からじわじわ感動が押し寄せてきます。
人の一生をみました。
アルフレードの予言。奥さんが言うように、
トトを本当の息子のように愛していたから辛いことだけどアドバイスし、
背中を押したのだと思う。

とてもあたたかで、控えめで、哀しい。だけどきらきらしてるそんな映画。

また近々観る！

前半は、主人公である映画好きの少年トトと映写技師のアルバトーレとの
友情であり親子愛のような深い絆をもつまでが描かれてます。
中盤は、青年になったトトの悲恋物語で相思相愛ながら
家庭階級の違いから親に認めてもらえないでいるうち出兵。
後半は、トトが大人になってアルバトーレの訃報を聞き、変わり果てた町に
帰ってきて過去を回想し、想い出を辿って行く。
音信不通のままだった恋人と連絡がとれて
すれ違いの原因も明らかになり・・・。
悔やんでも悔やみきれない気持ちでした。
アルバトーレの大切にしていた物（前半に伏線）がラストシーンに
流れた瞬間ウルウルきました。