劇場公開日 1974年6月22日

「今なお色褪せない面白さ」突破口! みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今なお色褪せない面白さ

2013年3月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

原題の『チャーリー・ヴァリック』とは本作の主人公を演じるウォルター・マッソーの役名です。
それを『突破口!』とはほんまうまい邦題を付けたもんだ。
この邦題だけでも見る前からワクワク感が高まる。
しかも監督と音楽が『ダーティハリー』のドン・シーゲルとラロ・シフリンの最強コンビ。
もうこれだけで、この作品の面白さは保証されたようなもの。
マッソー演じるしがない中年男チャーリーは、町の田舎銀行ばかりを狙っては小金を稼いでいる小悪党。もうどこか憎めない表情が身上の彼には、ぴったりのハマり役ではないか。
これがデ・ニーロなら大都市の銀行を襲撃しちゃうだろうね。『ヒート』参照。
ところがある日、いつものように小さな銀行を襲い奪った金が法外な金額だったことから、えらい災難に見舞われることに。
普通は嬉しい誤算なんだけど、チャーリーの流儀には反する事だし、彼は何か裏があると冷静に考えるわけである。
このオヤジ、只者じゃなかったね。

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みつまる。