「少しのファンタジーと優しさと切なさ。」アヒルと鴨のコインロッカー エンドウアイミ®︎さんの映画レビュー(感想・評価)

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アヒルと鴨のコインロッカー

劇場公開日 2007年6月23日
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少しのファンタジーと優しさと切なさ。

最初はボブディランの「風の吹かれて」が、ただただ映画をより効果的に見せるためだけのものだと思っていたが、それは全くの間違いだった。
ドルジの過去がわかり、部屋で河崎との会話を聞いて微笑んでいると聞こえてく「風に吹かれて」。
過去の思い出を懐かしむ事がこんなにも暖かくて切ないものだと初めて知った。
この曲がこんなにも人の涙を誘えるとは、歌が映画にもたらす恩恵は計り知れないと思った。

映画の冒頭で誰もが抱くであろう河崎(瑛太)の不自然さ。
この理由がわかった時のあの感情は、どんな映画でもよくある事なのに、その都度、期待を裏切らた喜びが沸々と湧き上がってくる。

知らない人、知らない街、知らない過去。
自分の住んでいる地域から少し足を出したら、そこのは全くの異世界で、いろんな人の思い出が混ざり合っている。
一期一会なんて使い古されてありきたりな言葉だけど、人との出会いは、この言葉に尽きる。
その人は自分に喜びを教えてくれるかもしれない、愛を教えてくれるかもしれない、悲しみや絶望をもたらすことだってあるかもしれない。でも最後にいい人生だったと思うことは、自分次第。行動する事で案外あっさりと変えられることもある。
たまに例外もあるけれども。
今まさにこの時も、誰かと誰かが出会い、映画のような物語を紡いでいるのだと思うと、とてもワクワクするし、誰かと出会う事にトキメキを感じる。

少しのファンタジーと優しさと切なさでできているこの映画は、私に切なく寂しい人と人のつながりの中にも、ほんの少しの希望と愛に似た優しさがあることを教えてくれた。

エンドウアイミ®︎
さん / 2018年11月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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