劇場公開日 2009年6月20日

「映像は綺麗」劔岳 点の記 flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映像は綺麗

2014年6月14日
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幸せ

萌える

映像はとにかく綺麗。
ただ、登山道などの当時にはあるはずがなかったモノが映りこんでいるのは、このくらいはCGで処理してよ、と思った。
見てる人には判らない、と思ったのだろうけど、そして事実99%の人には判らないだろうけど、剱岳を知っている人には判ってしまう。

それと明治期と今では山の植生なんかも少しは変化しているのだけど、撮ったままの映像なので、山が「明治の立山・剱」に見えず、現代の山に見えてしまう。

話は原作を「適当に改変した」って感じ。
地図作製のための測量は、あくまで軍の職務だったのに、いかにも現代の甘ったれたサラリーマンの苦悩を持ち込まれても・・・
長治郎と息子の関係、生田のエピソードなど、原作になく映画独自に挿入した要素は全て現代的な甘ったれたものなので、映画全体に明治を感じない。明治の衣装を着たコスプレに見えてしまう。

逆になぜ測量隊が登頂に成功し、山岳会は登頂できなかったのか、というエピソードはばっさり削られてしまった。
なので、測量隊を見送る山岳会がアホに見えてしまう。

木村大作はカメラマンとしては素晴らしい腕を持ってるけど、監督は無理かな、というところかな。
映像だけで鑑賞の価値はあると思うけど・・・

flying frog