ロッキー・ザ・ファイナルのレビュー・感想・評価
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ロッキーバルボア〜
リアルタイムロッキー世代にも関わらず、むかしは興味なかった。
戦争映画オタクだったのでランボーが好きだった。
今みてみてもロッキー一作目はいまいち良さがわからないんだが、というかさすがに古い、いろいろと。
二作目以降もなんとなくみてないが、このファイナルは思わず涙した快作ですね
ふむ。でも、若い人とあまり若くない人、だいぶ若くない人で感想が違うかなあ。
シルベスタ・スタローンという人は筋肉バカみたいなイメージを持たれがちだが、すごくくせのあるただのヒーローじゃない、何かを抱えているヒーローを描く。たしかうたまるさんがそんなこと言ってたかな。
これもそうで、もはやロッキー・バルボアは過去の人奥さんは亡くなり、ひとり息子ともギクシャクだ。
エイドリアンの兄貴は相変わらず飲んだくれのダメオヤジでロッキーのイタリア料理の店にも迷惑な客としてきたりとか。
そういう、もうなんかあとは朽ちていくだけという環境に現チャンピオンからの挑戦が舞い込む。
はっきり言って青臭いというか、きれいごとかもしれない。世の中はもう過去の人に再び栄光をくれるほどやさしくない。
ロッキーと息子が何度もケンカになる。そこでの会話も青臭いとも言えるかもしれないが、それでも負けたと思った時が負けなのだと感じさせてくれる。
それはいくつになってもそうなんだと。青臭さ万歳だって。中二病と言われようが、信じた道を進めと
そういうメッセージが伝わってくる。
やはり若い人でも感動できるかな、うん。
久しぶりに放映でみて、やはり心揺さぶられた。
ロッキーは、地に足がついた生き方をしてる。
前作の5は無かったことにしているので、このファイナルはどうなるんだろうと、期待と不安で一杯でした。そして、最高でした。まさに有終の美で、人気シリーズをこのように終了させることができるスターロンは、やっぱり頭いい!
ロッキーと一緒に年取った観客を励ましてくれる映画でもあるし、人生は大切な人をひとりひとり失っていくもんだよ、というメッセージをもらった気がした。レストラン経営して、昔話(これは結構辛かった)してるロッキーは本当にえらいです。
264-56
映像、綺麗になっていて良かったがカメラワークが激しくなりすぎていて見づらかった。従来のロッキーらしいカメラワークの方が好きでした。
ストーリーや音楽、原点回帰で素晴らしい。体は衰えても何かを証明しようというハングリーさと意思は衰えず。
エイドリアンを失い、ボクシングを失いかけていた彼は自分のやりたいことをやり通し自分の人生を生きた結果、人々の心を動かした。誰もロッキーを昔みたいなゴロツキと言わないだろうし、忘れないだろう。
ロッキーがライセンス協会に、息子に、それぞれ訴えかけるシーンは名シーンですね。
(映像4 脚本5 演出5 音楽5 配役5)×4=96
ロッキーシリーズ完結編。 5の仕上がりが納得いかなかったからか、パ...
ロッキーシリーズ完結編。
5の仕上がりが納得いかなかったからか、パンチドランカーになった設定が無くなっていた。
年月が経っていることもあり、最後にふさわしい集大成作品だった。
バルボア
前に進み続ける。結果を求めることではなく、生きている限り自分の定めた道を前に進むしかない。進むことが生きていることであり、進まないことは生きていないことになってしまうから。だから進まない選択は受け入れられない。今回は他者からの影響よりもとことんバルボア固有の動機にフォーカスする。削ぎ落とされた人生観は第1作目のロッキーと対になる。老いに対しても同じ。老害と言われようが、進むしかない。
ステップやジュニアは若くして進まない人。他人を論じて下らない優越感に浸って、自分の人生を止めている人達も出てくる。そういった輩はバルボアの姿で鼓舞される。誰かのためにバルボアが意図したところではない。バルボアは前にしか進まない。
大好きなロッキーが原点回帰した。 ちょっと無理があるなあと見てまし...
大好きなロッキーが原点回帰した。
ちょっと無理があるなあと見てました。やや老いたスタローンが痛々しく、どこか哀しさを感じていました。
ただ、闘いが始まるとなぜか引き込まれ、興奮最高潮になります。我らロッキー世代の現実(笑)
映画史に残るビルコンティの音楽、これが流れると思わずシャドーボクシングです。
つまらぬ場面を見せず、さっと幕を引くエンディング、最高!
マイクタイソンがただただ余計でした。
ラストにして原点回帰
間違いなく不完全燃焼であったであろう5からおよそ16年ぶりの続編、当時のスタローンはほぼ60歳(!)なのにあの体!そんで朝から懸垂!笑
体はバッキバキのままだがロッキーはボクサーを引退していて、最愛のエイドリアンも亡くし、息子のロバートとも疎遠に。レストランを経営し、客に過去の試合の話をしながらどこか寂しげに暮らしていた。
しかしやはり自分にはボクシングしかないと消えかかっていた情熱に火がつき、再びボクサーとして再起しようとした矢先、現役ヘビー級チャンプであるディクソンからエキシビションマッチを挑まれる。
まさにザ・ファイナルとあってか過去作のオマージュ(生卵飲みと冷凍庫牛肉パンチ!)やエンタメ要素を抑えたロッキーの真骨頂である「人生」に重きを置いたメッセージ性の強い作品に仕上がっている。
息子のロバートに言った
「人生ほど重いパンチはない。」
ここのセリフは全部コピーして部屋に飾りたいクラスに名言。それをロッキーが言うから説得力がある。
そしてやはり試合のシーンがすごくいい。ラストにして原点回帰とも言うべきか、1とほぼ同じ展開なのである。
あの試合でロッキーはアポロに判定負けした。しかし最後まで諦めずに戦い、やり切ったことに彼は達成感を持ち、結果発表の前にリングから姿を消したのである。
今回の作品もそれと全く同じで、諦めずに最後まで戦い、ロッキーコールの大歓声に包まれながら彼は帰っていた。
最終ラウンドでクリーンヒットを受け、片膝立ちになりながらもロバートに伝えた言葉を思い出し、再び立ち上がったシーンが最高によかった。諦めないを体現した人だった。
これにてロッキーシリーズ終了。どれもワンパターンに見えがちなシリーズだが、どの作品にもそれぞれ明確なテーマがあってどのシリーズもそれぞれ違った良さがあった(内容の良し悪しはアレとして笑)
またシリーズ通して亡くなった人、消えてしまった人も多くいる中、終始ロッキーを困らせてばかりだったポーリーが曲がりなりにも最後までロッキーに寄り添い、良き理解者として、兄として、親友として一緒に居続けてくれた意味はかなり大きい。
当たり前のことだがスタローンもバードヤングも作品同様に歳を重ねている。
そこがまたとても良く、ラストにふさわしいと感じた。
2016年02月06日(土)1回目
2019年02月02日(土)2回目
最後の10分観ればこの映画が大好きになる
カメラワークが陳腐で、うーん。と思っても、そんなのありえないよ、うーん。と思っても、最後にあのテーマが流れたら心から感動してこの映画が大好きになってしまう。これはほんとに凄いことだと思う
良い台詞はたくさんあった。それらをメモして日記に書いておけば、座右の銘にも出来そうなほど
あとエンディングでたくさんの人がフィラデルフィア美術館の階段を登ってる映像があって、今度行ったら絶対真似しようと思った。
スタローンに拍手 ロッキーシリーズはスタローンの人生を大きく反映さ...
スタローンに拍手
ロッキーシリーズはスタローンの人生を大きく反映させて続いてきたが、今回ほど明確にロッキーとスタローンが重なったのは初めてに思う。
ラストのロッキーは、スタローンにしか見えなかった!
お疲れ様!
オープニングから斬新な展開だったので良かった! ロッキーはプライド...
オープニングから斬新な展開だったので良かった!
ロッキーはプライド高くないから、店のフロアに出て客寄せパンダになるのは大事だね。
最後の試合はスローにして、上手くやってた。ちょっと天龍と被って見えて泣ける。
レジェンドの生き様
ロッキー5があまりにも酷かったので、最後の作品はどう終わらせるのだろうかと思ってましたが、ただのボクシング映画以上の感動がありました。過去の栄光と今の生活とのギャップに苦しみ、古き良き時代を懐かしみ、どうしても好きな物への情熱を失うことができないロッキー。これは年齢を重ねているいない関わらず、誰もが経験をすることで、自然に感情移入してしまいました。また脇役の存在もこのシリーズの魅力です。対戦相手も頑張っても頑張っても報われない苦しみと戦っています。息子は自分に自信がもてず、不甲斐ない自分と決別をしようとしています。ロッキーの知り合いだったシングルマザーも、厳しい生活の中必死に子供を育てようとしています。これらの人物達がロッキーと触れ合う中でそれぞれの道を見つけていくところがストーリーに深みをもたらしていて、作品を魅力的にしています。
おっさんが頑張る激熱ドラマ
かつての世界的ボクサーが現役復帰して、現チャンピオンと
白熱の殴り合いをする映画です。
ストーリーは単純明快で超簡単ですが、試合内容が熱いです。
おっさんになったスタローンが、必死に戦っているシーンを見ると
目頭が熱くなります。
そしてロッキーと言えばトレーニングシーン。
おっさんになってしまったスタローンはスピードがないので、
筋トレをして一発が重いパンチを手に入れるのですが、凄いです。
俳優がここまでやるか・・・って感じです。
ロッキーシリーズの中で私は1が一番好きで、次点で4なんです
が、今作は1に並ぶぐらい好きです。
初老の奮起に感動!
ロッキーはね、もう50代なんです。初老ですよ、初老! なのに、またボクシングをやろうっていう気になるのが、スゴイじゃないですか。
しかも、ボクシングに復帰する理由は、TVの企画くで馬鹿にされたからではない。ロッキーの存在が大きいすぎて、心に影をもつようになった、息子のため。 自分の過去を恨んでいる、義兄のため。人生に生き甲斐を見失いかけている、親子のため。そして、エイドリアンという過去にとらわれて、想いから抜け出せないでいる、自分のため。
様々な人の、全ての思いを背負って、ロッキーは再びリングに立つ! もう、最高としか言いようがないくらいに、感動的!!
内容がストレートなので楽しめた。
ボクシングってよりはセリフのセンスが良かった。最後相手のセコンドの「本当のボクシングを知ったな」のセリフは試合結果より大事な物を伝えたかったか分かる。その後の映画リベンジマッチとかぶる所があるけど
あの歳であの肉体美は大したものだ。
試合中泣けた。
この作品は10年前に見た事がある。しかし今回、まとめて一作目から見てみた。今回の作品はなぜか前見ているのに泣けてしまった。
この作品はロッキーが歩いてきた道が集約している。それがまとめて見たことで心に響いたのだろう。
第一作目の頃と違って人間的にもしっかりしており、話す事に筋が通っており、特に息子に対して話す内容はたいへんりっぱだった。
年齢を重ねた哀愁の漂うロッキーの姿
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
ロッキー連作の最後と一応言われている今作は、前作同様に第1作の流れを組む不器用なロッキーが登場する。あちらこちらで第1作を連想させる場面が登場して、演出も第1作に依存しているのは古き良きあの時を感じさせるが、過去の名作の遺産にすがっているという失望感も同時に多少は湧き上がる。やはり第1作には遠く及ばないのだ。
劇中のロッキーは家族にも金銭的にも特別恵まれているとは言えない様子で、年齢を重ねて孤独と哀愁が漂っていた。そんな暗い雰囲気だったのだが、だんだんと話が大きくなって無謀ともいえる挑戦をしてしまうのがロッキー。30代も半ばになれば老齢と思われてしまうボクシングの世界で、これは流石にやりすぎで駄目だろうと物語の成り行きには見ていて違和感というか不自然さは感じてしまう。
だがあの年齢でまだあれだけ鍛えられたスタローンの肉体を見ていて、若いころのような栄光にはたどり着けないと知っていても、とりあえずいつまでも前に進もうと動いているスタローンとロッキーの姿はやはり嫌いではない。ロッキーも作品も無理しているし、同じように試合を見て同じような音楽を流されてもロッキーの若いころのような感動や素晴らしさはもうなかったのだが、これはこれで懐かしさと年齢を重ねた男としての生き様が見られた。
夢のオヤジファイト
ちょっと前、テレビのニュースで、オヤジファイトの特集番組を見ました。
オヤジと言われる年齢なのに、ある意味人生をかけて、ボクシングで一生懸命戦っている人々の特集です。
もちろんけっこう年をとっているので、正式な試合には出られません。
目標はなんですか?と聞かれると、「若くて、早くて、強いやつに一泡ふかせることです。」と答えていました。
なんだかそれを見ていたら、男として、とても共感でき、ホロリときました。
オヤジファイト最高です。
そんなのでホロリときているのに、この映画では正式な試合どころか、現役のヘビー級世界チャンピオンと戦ってしまってます。
まさしく映画ならでは、夢の世界。
私の好みの映画、直球、ど真ん中です。
だいたいズルイですよ、続きものの映画、5本もみてしまったら、6本目も見ざるをえないでしょう。
なんだか前作も、最後、最後って言ってたような気がしてきました。
貧乏な日本人(私)から、いくらお金とればきがすむんでしょう?
英語の題名にはファイナルってついてなかったので、続きがありそうです。
こういうのって最初にかえるのが最近のパターンなので、「ロッキービギニング」なんていうのが、数年後にできるのでは?
できたらやっぱり見るけど・・・・
楽しくなければエンタテイメントじゃない
最近、歯を磨いたあとのうがいで、水が歯茎に染みて痛さを感じるたびに、クリント・イーストウッドの「スペース・カウボーイズ」の最初の部分で、歳よりも若いことを強調するかのように、固い氷をボリボリ食べるイーストウッドの姿を思い浮かべて、「俺のほうが歳とるのが速いみたいだなあ」なんてつぶやいしてしまう、のですが、
この「ロッキー・ザ・ファイナル」は、その固い氷を食べるようなことを、後半の大部分に費やした、ある意味、贅沢なエンタテイメントです。
もう50を越えた往年のヘビー級王者ロッキーバルボアが、夢を求めてもう一度リングへとあがる物語。いかにもアメリカ映画らしいトゥルー・オブ・ドリーム話で、
ノスタルジー丸出し、しかも落としどころが死んだ妻などに捧げる家族愛など、いい加減、使い古されたストーリーと鼻白むような演出の数々なのに、ボクシングのためのトレーニングや試合になると、観客は客席から身をのりだし、最後には感動の渦に巻き込まれるのは、まさに生粋のエンタテイナーであるスタローンの魅力とそんな映画が撮れる腕によるところが大きいのですよ。
以前からそうですが、スタローンが製作する映画には、難しいことなど言わせない、映画本来の魅力に満ち溢れているのが素晴らしいところ。それは昔のクロスビーやアステアのミュージカルのように、定番の内容なれどついつい映画館に足を運ばせる、エンタテイメントを常にスタローンは提供し続けているからなのです。
そういう映画というのは、評論家連中や芸術家肌の映画鑑賞眼をもった人には、バカにされやすいものです。でも、思い出してみてください。日本でも映画が娯楽の中心だったころ、毎度おなじみの筋立ての「若大将シリーズ」や「無責任シリーズ」に多くの人たちが熱狂していたではないですか!!。
この作品でも、今までのロッキーシリーズと同じようなのですが、それでもさわやかに、そして楽しい気分で見終わることができる。このせちがらい世の中で、そんな体験ができたのは貴重だったなあ、と私は感慨深いものがありました。
ですから、とやかく言うのはヤボというもの。エンタテイメントを素直に認めない者は映画を見る資格はない、との個人的な意見もあってなのですけど、この作品に出会ったことへの喜びが今も心に染み渡っています。
ロッキーのような映画を見たあとに、興奮した心を落ち着かせるのは、お香が一番、なんてね。年寄りかなあ。
全49件中、21~40件目を表示