劇場公開日 2000年5月27日

「宇宙船と重力の描写が上手い」ミッション・トゥ・マーズ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5宇宙船と重力の描写が上手い

2017年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )

 宇宙船の考証と描写が良く出来ていた。回転する重力発生装置があってその中心から人が対角線上に外側に向かって足をつけていて、液体が宙に丸い粒となって舞う。空気漏れへの対応や船外活動も緊迫感があった。この部分の出来が良かったので、むしろこういう現実的な火星への救出作戦を描くだけでも良かったのではないか。まだ観ていないがそのような作品がもしかすると『オデッセイ』なのかな。
 後半からは一転して冒頭の話を引き継ぎ神秘的な話へと変貌する。これはこれで悪くはないのだが、冒頭で人が死に救出作戦でも危険だらけだったことからのこの変化には多少の戸惑いもあった。

 物語にも宇宙でのことについても色々と突っ込みどころはあるのだが、全体としては映像と撮影を含めてまずまず楽しめた。

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Cape God