劇場公開日 2007年6月30日

シュレック3 : インタビュー

2007年6月26日更新

「シュレック」シリーズの人気キャラクターで、スピンオフ企画の噂もある“長ぐつをはいた猫”。声優を務めるのはアントニオ・バンデラスだが、怪傑ゾロを思わせる風体で、スペイン語なまりの英語を話す“長ぐつをはいた猫”はまさにハマリ役。「シュレック3」の6月30日の日本公開が迫る中、いまや自身の代表作にもなったこの役どころについて語るアントニオ・バンデラスのインタビューをお届けする。(編集部)

アントニオ・バンデラス インタビュー
「みんなこの猫が好きで、ゾロが好きというのは聞かなくなったね(笑)」

もはや互いになくてはならない 猫とバンデラス
もはや互いになくてはならない 猫とバンデラス

1作目からシュレックの相棒役を務めるドンキーに並び、いまやシュレックにとっても欠かせない存在の長ぐつをはいた猫。しかし、その能天気でおしゃべりなドンキーに対して、常にクール(に装っているが、たまに……)な猫は正反対の性格。でも、いまやどちらも作品に欠かせない存在。むしろ2人1組で魅力を発揮しているように思う。

「シュレックとの友好的な仲と比べて、(猫とドンキーは)常にライバル的な関係で、2人ともうるさい(笑)。そこがいいところなんだけど。2人でものすごくたくさんの笑いを生み出すしね。そして今回は、好きでもないのに猫がドンキーの体に乗り移って、ドンキーが猫の体に乗り移るんだ。僕は猫の体の方が好きだよ(笑)」

シリーズ3作目となる本作は、おとぎの国がかつてない大騒動に見舞われる。

「シュレックは、話を説明していくと終わりが別の作品みたいに複雑なんだよね。とりあえず、フィオナ姫の故郷である“遠い遠い国”にクーデターが起きて(笑)、制圧される。物語のはじめで、カエルになった王様が死んでしまう。後継者となったシュレックが王位を継ぐことを拒否したため、のちのもうひとりの王位継承者であるアーサーを捜して王国に連れ戻すことになる。そうしているうちに、王国がチャーミング王子に乗っ取られてしまうんだ」

2作目からの登場となる猫だから、バンデラスが演じるのも当然まだ2回目だが、彼自身、最初にキャラクターに出会ったときから一目惚れしてしまったそうだ。

長ぐつをはいた猫は、女性にモテモテなのだ
長ぐつをはいた猫は、女性にモテモテなのだ

「(キャラが)よくできていたんだ。僕の仕事は彼に声を与えてあげるだけで、上手にできたよ。でも、キャラの存在感が勝っていたね。覚えているのは、初めて僕が呼び出された日に大きな部屋に案内されて、壁に貼られた映画の絵を見せられたんだ。そのときに猫を見て、すぐに恋におちたね。猫に声をつける全然前の話だけど」

では、この役を演じるようになって自身に変化は?

「この役を演じてから、どの女性も『長ぐつをはいた猫が好きだ』と言うようになった。ゾロが好きというのは聞かなくなったね(笑)」

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