劇場公開日 1989年12月16日

「恐るべき才能、他に類の無い独創性ある作品」セックスと嘘とビデオテープ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0恐るべき才能、他に類の無い独創性ある作品

2018年12月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

セックス
それは真実、身体と心は嘘をつけない
もちろん姉妹のこと


それは理屈、在りもしない愛を理屈で在ることにできる
故にアンの夫は弁護士

ビデオテープ
この二つをショートさせる媒体
故に彼は黒いシャツを着て存在を極力消そうとするのだ
真実を知りたいがためにこの行為を続ける男

グレアムに逆尋問を行うアンのシーンの圧倒的な迫力
セックスと嘘がビデオテープで短絡した時、新しいマインドセットが生まれる瞬間だ

真実を知り、肉体と精神の分離から逃れた男女の晴れ晴れしいラストシーンにはほのかにカタルシスを感じた

この過程をこのような斬新な切り口と映像で映画として成立されているのだから恐るべき才能だ
カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞グランプリ)に輝くのは当然だろう

あき240