劇場公開日 1996年9月14日

「20年以上経って観るとね」スワロウテイル 十ロ九さんの映画レビュー(感想・評価)

5.020年以上経って観るとね

2020年1月31日
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映画が好きです。

スワロウテイルを初めて観た時から約20年。

十代の頃。

初めての感想は、とにかく衝撃。

日本映画っておじさん臭いが当時の印象。

それを覆された。

カッコいい。

ビルと原っぱとスラムとマオフウ。

スワロウテイル以前の岩井作品を漁る。

初見から5〜6年後の感想。

リリィシュシュの頃かな。

篠田昇の映像と独特の編集テンポが

魅了の大きなウェイトだと気づく。

逆光の美しさと手ブレの妙。

右に揺れてると思いきや、

カット変わって下からパンみたいな、

画面がウニウニ動く編集テンポ。

私は好き。

近年の作品にあまり観られないのが淋しい。

そして20年後、鑑賞。

その間、たくさんの素晴らしい作品を観てきました。

見方の幅も広がったと思います。

ストーリー?

気になったよ?

感情の流れ?

気になったよ?

アクションご都合主義?

気になったってば。

でもね、

歪な作品でもね、

誰かの青春になり得るのよ。

でね。

きっとこの作品はね。

当時の少年少女に大きな影響を与えた映画だと思うよ。

今読んでくださっている方。

若い方で、影響受けた作品あるでしょう?

君の名はとか?

そんな感じさ。

90年代の子供はスワロウテイルにやられたのさ。

愛してやってくださいな。

今デジカメでしょ?

撮影。

これフィルムよ?

今、中々出来ないんじゃない?

観てご覧?

光と影の粒子を。

あの光に

憧れたのよ。

今でもスマホの画面越しにね、

探す癖があるよ。

あの光の美しさ。

十ロ九
ミスターさんのコメント
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宮沢賢治

ミスター