劇場公開日 2005年2月11日

「猟奇系なのにあっさり風味」サスペクト・ゼロ tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0猟奇系なのにあっさり風味

2013年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

単純

猟奇系映画だと犯人の思想が見え隠れしたりわけの分からない心象描写やグロテスクな死体なんかが出てくるのがセオリーだがこの作品はその手の描写は控えめで、結構あっさり見れる。
追う追われるの関係が逆転して犯罪者に怯えさせられるというサイコスリラーのお約束も外していない、終始緊張感は感じられるし、こいつは何がしたいんだ?という異常者への興味も尽きない
映画後半になると「おお!こういう展開になるのか」という驚きもあるし、オチも納得の行くものだが終幕はもう少し頑張ったほうが良かったかもしれない、良くも悪くもシンプル過ぎる。
個人的にはサイコスリラーとして若干物足りなさは感じたものの、ストーリーの分かりやすさ、とかく濃くなりがちな猟奇物をあっさり描いている点で面白いと思った。

tabletap