劇場公開日 2003年11月22日

「おうち-155」フォーン・ブース かいりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おうち-155

2019年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

萌える

ずっとジャック・バウアーは吹替で楽しんでたので知らなかった、キーファーさんの声の魅力。

危険な色気だだもれのコリン兄さんに目は釘付け、
さらにお耳の恋人(?)ジャック・バウアー!ならば吹替にチェーンジ!したら、スネークだったぁ(笑)これもこれでいいのですが。
キーファーさんの声が今回、「くそーーーぅ」的なジャックボイスではなく、ソフトボイスで相手を翻弄してるスマートな語り口が良すぎたので、結局は字幕で見ました。
声の演技、素晴らしい。

最近のコリン兄さんは年齢を重ねた魅力が出てきましたが(今でも色気だだもれですけど。『ビガイルド』然り)、この頃のコリンさんの危なっかしい色気はなんなの。
この頃、多分、色気だけで出来てる(そんなはずはない)。
そしてコリンさんの代名詞(?)、下がり眉がいいですね。
『ダンボ』のような役柄では人情味が出るし、こういったサスペンスものでは困り眉発動。
制作費はそこまでかかってなさそうだし、短時間ですが、ずっと緊迫感が持続するし、豪華すぎるキャスト&監督、掘り出し物でした。

公衆電話。私ですら、確か小学校で公衆電話の使い方の授業で使った以来、使ったことない。
そんな忘れ去られた存在(当時はまだ少し存在感あったのかな)に、閉じ込められる兄さん。
公衆電話の中に入ってしまえばスナイパーは狙いやすいし、電話を切ってはいけないのに次の客は来るし、でも街ゆく人は公衆電話の中の人のことなんて気に留めない(今は逆に、使う人いんねやーってなりますけどね)。
こんなサスペンス向きな存在だったとは。
誰でも他人には話したくない部分ってありますからね。そこを突いてくる嫌らしさが憎い。
ラストもいい。こんなラストのをたまに見たくなるもん。

かいり