劇場公開日 2006年5月27日

「軽快な演出だが悲惨すぎる」嫌われ松子の一生 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0軽快な演出だが悲惨すぎる

2014年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )

 「下妻物語」に似ていると思ったら、同じ監督だった。音楽劇も交えた明るく軽快な演出だが、本当はとても厳しい話であり、それを娯楽として豪快に無理矢理吹き飛ばすように描く。
 根が悪い人ではないのに、ちょっと不器用で不運で男を見る目がなかったばかりにとことん最低の人生を歩むことになった一人の女の姿に心が痛む。男に暴力を振るわれても別れて孤独よりはましなんだという彼女が、裏切られ続けて結局は孤独になるのはきついし、どう頑張っても幸せになれないこんな人って物語の中だけではないだろう。ずっと出所を待って待って待って迎えに行ったのに、理由もわからないままにただ殴り倒されただけなんて悲しすぎる。滑稽な演出が賑やかで音楽も華やかで深刻すぎる雰囲気にならなくて済んでいるが、松子の辛酸だらけの人生にはおおいに同情した。

コメントする
Cape God