劇場公開日 2001年6月9日

「The king firm for cherry boys」マレーナ 天々(てんてん)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0The king firm for cherry boys

2015年6月11日
iPhoneアプリから投稿

少年目線で物語が進行していくため、吸い込まれる。大人ぶるレナートが良い。
戦時中、美しいというだけで転落人生を進んでいくマレーナ。どうすることも出来ず、傍観することしか出来ない少年。しかし、片想いこそが真実の愛だということを少年は知っている。そして、物語のラスト、少年がマレーナの人生に一筋の光を与えることになる。
最後のシーンで、少年が切ない思い出と決別するように自転車のペダルを漕ぐ。「マレーナさん、お幸せに。」この一言に、真実の愛が詰まっているように感じた。
また、自転車が男の象徴として描かれていることがとても、嬉しい笑

天々(てんてん)