リンダ リンダ リンダのレビュー・感想・評価
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映画の真髄!!
この作品はごくごく普通の日本の高校の文化祭の物語。しかしこの作品はその格別何か大きな出来事が起きるわけでもない物語を約2時間も映像のみで惹きつける。自分は完全に惹き込まれました。
自分自身も高校時代に文化祭でバンドをやった経験から、限られた時間での練習風景、徐々にメンバーとの演奏が上達していく高揚感、そして本番時のオーディエンスが盛り上がったときの多幸感。加えてメンバー宅での中学校の卒アルや校舎屋上での雑談、緊張しながらの家電話、、どれもこれもどうってことのない青春時代の光景ですが、まあ〜自身の記憶に突き刺さるシーンでした!
あと、どしゃ降りの雨の演出は抜群!!
私が中2の時の体育祭での経験。校長先生の閉会宣言のタイミングで雨がどしゃ降りになった。生徒たちは全員びしょ濡れ。それが皆ハイテンションにさせて、まるでライブコンサートのような閉会式になった!
なので、この作品の生徒達がぞろぞろと体育館に集まりはじめて彼女達のライブで一気に盛り上がるというクライマックスのシーンはたまらないぐらい共感出来ました!!
それら学生時代の日常や感情を観客を惹き込む映像に作り上げた山下監督は本当に上手いよな〜〜思いました。
やっぱり主人公のぺ•ドゥナの演技力は素晴らしいと思いました。彼女をヴォーカルに設定したことも大正解!
正直10代の時は好きではなかったブルーハーツですが、彼女達がブルーハーツのコピーを選択したことも大正解!!
映像だけで物語る、これぞ映画。
個人的な邦画のベスト作品の一つです!!
香椎由宇が美しい
地方都市の高校で文化祭を目前にしたある日、軽音楽部の5人組ガールズバンドのギタリストが指を骨折したのと、内輪揉めによってボーカルも脱退してしまった。残された3人のメンバーは文化祭に出るかどうか決めかねてたが、成り行きから韓国人留学生ソンを新しいボーカルとし、4人でブルーハーツのコピーバンドを結成した。文化祭最終日の本番に向けて日々練習を重ねていき・・・さてどうなる、という話。
公開20年記念の劇場再公開を鑑賞。
若い時の香椎由宇がめっちゃ綺麗。水着姿でプールに浮かんでる時から観入ってしまった。
前田亜希は可愛いんだろうけど、この中じゃ普通。面白系で良かったけど。関根史織のベースは上手いなぁ、と思ってたら、本物のベーシストだった。節約術に長けたお姉ちゃん、という感じで存在感あった。
ペ・ドゥナは最初歌下手、って思ってたが、あれわざとだったんだろう。ラストの歌唱は良かった。
あと、松山ケンイチも若い!
4人の内3人は恋バナが有ってそれもよかった。
20年前の作品で、映像に荒さは有ったが、ストーリーも良かったし、高校生役の俳優たち、みんな良かった。
面白かった。劇場での再上映に感謝です。
青春を詰め込んだ映画
ブルーハーツが心にしみる
ペ・ドゥナを観に行った
20年ぶりのリバイバル4K公開。
あーいい映画だな。
20年前の演出とは思えないノリとリズム感。
ブルー・ハーツはもちろん良いのだけれど、今日はペ・ドゥナを絶対スクリーンで観たくて観に行った。
ペ・ドゥナは、今や韓国では大女優らしい。最初に観たのは是枝裕和の『ベイビー・ブローカー』(2022)の刑事役で、クールな雰囲気と佇まいがあの国の映画俳優にしては?珍しかった。
そこで、同じ是枝の『空気人形』(2009)をアマプラで視聴し、なるほど、これは是枝監督が使いたがるわけだ、と納得。
『リンダリンダリンダ』でもコメディエンヌ的な側面とともに独特の空気感があって、他のメンバーたちとの関係性を際立たせていた。エンドロールのキャストでもトップに登場しているから、じゅうぶん主役級である。
恐らく日本映画での出演実績ではシム・ウンギョンが最多だろうけれど、ペ・ドゥナにももっと出演して欲しい。
しかし、この映画は韓国でも公開されたことはあるのだろうか。あるとすれば、あの松山ケンイチの告白シーンは場内大爆笑に包まれただろうことは想像に難くない。
20年経っても色褪せない青春バンドストーリー
とてもシンプルなストーリー。 いつまでも色褪せない青春映画。 「ソ...
とてもシンプルなストーリー。
いつまでも色褪せない青春映画。
「ソンさん! バンドやんない?」
「ボーカルでいいよね?」
「やるのブルーハーツたから」
「嫌じゃないよねー」
邦画の女子青春映画の名シーンだ。
4人がなんか不器用でカッコいい。
映画『リンダ リンダ リンダ』は2005年7月23日の公開。
2005年は、YouTube設立、教皇ヨハネ・パウロ2世が死去、イスラエルがガザ地区から撤退、島根県議会で「竹島の日」条例が成立し、韓国の反日感情が高まった年でもある。
3月17日、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が「対日4大基調」(新韓日ドクトリン)を発表し「対日外交戦争」政策始まり、5月は、日本韓国両国の歴史研究の合同会議が開かれて歴史認識の違いが明らかになった。
6月1日には対馬沖の日本の排他的経済水域内で違法操業をしていたと思われる韓国の漁船を海上保安庁の巡視船が拿捕したり日韓が多少なりともピリパリしてた年。
また、日韓国交正常化40周年でもあり「日韓友情年2005」として両国で盛大に様々な交流事業を行おうとした文化面もあった。
そんな年に韓国の人気女優ペ・ドゥナを呼んで、前田亜季、香椎由宇、ロックバンド「Base Ball Bear」の関根史織が共演する作品が作られた。アメリカのロックバンド「スマッシング・パンプキンズ」のギタリストとして知られるジェームズ・イハが音楽を担当し 見てても 聴いてても心地よい作品。大きな事件なんて起こらない。
ちなみに日韓と言えば、東方神起の日本デビューが2005年4月27日、BoAは2001年に既に日本デビュー、KARAや少女時代の日本デビューは2010年だ。
後の2012年の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸で日本デビューが高まっていたAFTERSCHOOLが被害を受けた印象が多々ある。
ソンが考えたバンド名 Paranmaum(パーランマウムは、韓国語で「青い心」を意味する。(파란 마음 青い心 = BLUE HEARTS)は、ペ・ドゥナ、香椎由宇、関根史織、前田亜季がメンバーを演じ、劇中で演奏する楽曲もリリースされた。
CDリリース:映画公開に合わせて、メンバーが実際に演奏したCD「we are PARANMAUM」が発売。
ブルーハーツのカバー曲に加え、オリジナル曲も収録されて、松本隆が作詞、白井良明(ムーンライダース)、和田唱(トライセラトップス)、Theイナズマ戦隊が作曲を担当。
ボーカル::ペ・ドゥナ(1979年生まれ)
ギター::香椎由宇(1987年生まれ)
ベース: 関根史織(1985年生まれ)
ドラム::前田亜季(1985年生まれ)
あまり寄り添えなかった
良い噂をよく聞く青春映画で、ずっと観るつもりはなかったのだけれど、いい加減観といたほうがいいかと挑んだ。
というのも、年をとって青春映画が面白く感じるようになったからだ。
若いときは、自分は青春映画を観ないけれど、どこかの若者が観ているのだと思っていた。しかし気付いた。青春映画はもう青春ではなくなった人が観るジャンルなのだと。
何か似たような青春を過ごした(ような)気になる、ノスタルジックなジャンルなのだと。
逆に言えば、青春映画は苦手だという人は、どんなに体が大きくなっていても、まだ心のどこかで青春中なんだな。
そんなわけで、近年は普通に青春映画を観るし、むしろ好きなジャンルになったわけだが、評判のいいこの作品はあまりハマれなかった。
特にここがダメとかいうところはなかったのだけれど、どこを観ればいいのか焦点が定まらなかったのかもしれない。
キャラクターの心境にイマイチ寄り添えなかったような感覚だ。
青春映画の醍醐味は、若さゆえの過剰な熱量からくる頑張り、もしくは暴走だと思う。
本作にも物語的にその熱量は確かにあったのだが、肝心の描写が薄かった。
自分の中で、頑張る若者を応援する親の目線も、当時の自分に重なる目線も生まれなかったのだ。
少々酷い言い方をするならば、動物園の動物を見ているような気持ち?。
もしかすると自分が「音楽好きじゃねえ」からかもしれないなとは思う。
青春映画の大傑作!
高校生活で何かに打ち込んだとか楽しいと思ったことはほぼないので、青春学園物は基本的にあまり好きではないのだが、私の娘が高校生の時、軽音部で一生懸命取り組んでたのを見てたこともあり、この映画はなんかスーッと心に気持ちが入り込み穏やかに映画を楽しめた。
ブルーハーツは有名アーティストの中で珍しく音楽配信を許可してないので今の時代は簡単にアクセスできないが「リンダ リンダ」も「終わらない歌」も久々に聴くとノレるし沁みてくる。
ブルーハーツを演奏することもソンをヴォーカルにしたことも偶然だったが、4人の練習に取り組む姿とさりげない友情がいい。又取り巻く他の生徒たちも先生も皆、何も飾らないところがいい。学園祭のさなかにありがちな交際申込みの告白をする松山ケンイチも初々しい。ペ・ドゥナは今や世界的な大女優になったがしっかり日本の高校生を演じた。夜、誰もいない講堂のステージでメンバー紹介をするシーンとラストの歌声は感動ものです。香椎由宇もほぼデビュー当初だったのだろうが等身大の高校生として美しく存在していた。今後も役に恵まれればまだまだ大成するチャンスはあるのではないかと思う。
とっても記憶に残る映画として私のライブラリーに入りました、。
いつかの懐かしい風景
やっぱりブルーハーツは熱い
青春の海鮮丼やな。全部乗せや。
恋あり友情ありそして学園祭。もう最高や!
せっかくスクリーンで4Kでやるので観とくか。
ん?2Kなの?まぁしかたない。映画館の事情があるし……でも音はいい。うん。スクリーンで観ていなかったんだからそれで良し。
個人的なポイントではお盆休みにメガネを買ったので4K超えて8K通り越して月にあるアメリカ国旗が見える勢いでクリアになったので良しですわ。
改めて見直すといいね。すばらしいね。
当事者の高校生あたりだとダルかったりてんてこ舞いで上手く行かなかったりとかで後々なってから笑い話のネタのひとつにでもなったりで青春の1ページに思えるし、いい想い出のない人にしたら共感出来ないしそんなん無い無いって視野の狭い感じに観えるんやろな。
当時はTHE BLUE HEARTSを踏まないで過ごしました。TVでそう、夜ヒットかな?パフォーマンスが受け容れられなかったのでパスをしました。
時を経て歳を取ってから改めてしっかりと聴きました。
こんなにもいい歌をスルーしていた自分を情けなく思い後悔を感じましたね。
ソンちゃんがいいね。主役だからあたり前なんだけど、たたずまいもいいし表情も間も良い。
それ以外のキャラもまさに青春の1ページやね。
本番のステージもいいけど練習中の歌唱演奏も良い。
青春は学生のものではありません。幾つになっても味わう事が出来ます。
プチでいいので味わってみては?プチ青春を。
早く歌を歌うべきだ。
『スウィングガールズ』をリスペクトして、『けいおん』にリスペクトされている(?)。
従って、
演出家はどこにでもいる『ジャパニーズDNA満載の人』。
インスタントけいおんバンド♥️は良いが
僕は『放課後ティータイム』の方が良かったなぁ。
元々、みんな楽器は出来るし、歌もうまいのに下手くそにわざとミスる。
また、
どこかの国の演出家を真似てオフ・ビートを装うのは良いが、シャレが利いていない。また、登場人物が多くて相関関係を理解するのが物凄く難関。
四人の話なんだから、『けいおん』みたく親すら出てこない設定にすべきだと思った。
だって、付け焼き刃の泥縄式の文化祭のバンドの話なんでしょ。こんなうまいわけないし、早い話がいつまで文化祭やってんだ。って事かなぁ。
結局、14分くらいの映画。
まぁ、僕の高校時代って50年も前だ。
前田さんのドラムはうまいと思うが。我が『血のつながった知り合い』と我が『尊敬する司書さん』がこのグループを好きなので(?確か)評価する。
最後のオリジナル『終わらない歌を歌おう』っていい曲だ。
みんな若くてまぶしい。
留学生って「あしたの少女」や「私の少女」のぺ・ドゥナだったのかと気がついてビックリ。香椎由宇もめっちゃ若い。松山ケンイチも小出恵介も、出てくる役者たちみんなが、若くてまぶしい。
そうした、彼女たち彼らたちを、宿直室で漏れ聞こえてくる彼女たちの演奏を聞く、顧問の甲本雅裕のような眼差しで観てしまう映画だった。
自分にも軽音に入っていた時代がある。集まっても何となく気持ちが揃うまで、バラバラに好きなことやってたり、休憩からおしゃべりタイムになってそのまま寝てしまったり…。これってあるあるだよなぁと思いながら、蘇ってきたのは、スタジオ代わりに使っていた友人宅のプレハブの2階の風景だった。
途中で、ベースの彼女が、ライブは夢中でやってるから覚えてないけど、こういう瞬間は忘れないみたいなセリフをいうところがあるけれど、とても納得。
文化祭の準備から本番の数日に絞った展開も、よかった。
そういえば、題名はよく聞くけど、どんな映画かな?と思って、気楽に見始めたのだが、文句なく好きなタイプの映画。
ブルーハーツはやっぱりいいね。
高校生活!!!!
青春やん
あの頃ブルー・ハーツを・・・‼️
最近、多作な印象のある山下敦弘監督のキャリアの中で一番好きな作品ですね‼️女子高生たちが即席でバンドを組み、3日間猛練習して、文化祭の最終日に演奏する。ケンカしてボーカルがバンドを離れ、急遽、韓国からの留学生をボーカルとしてスカウト‼️ただそれだけのストーリーなのに、この作品には不登校だった人以外のすべての人が "あの頃" に感じた空気感というモノが満ち溢れてる‼️みんなが一生懸命準備してた喧騒感や、前日の夜に学校に寝泊まりしたときのあのドキドキ感、そしていざ出番を目前に控えたときの緊張感‼️そして文化祭が終了した後の誰もいない教室や下駄箱、雨上がりのプールサイドや校庭を映し出すエンディングもノスタルジックの極致ともいえる素晴らしさ‼️ ''終わらない歌" や "リンダリンダリンダ " といった選曲のセンスもホント神がかってます‼️いつ観ても変わらぬ、このノスタルジック感が大好きなんですよねぇ‼️
今観て古臭い感じ等無いイイ映画です!
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