劇場公開日 2005年12月17日

「戦意高揚映画ではない。」男たちの大和 YAMATO うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0戦意高揚映画ではない。

2016年8月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

悲しい

興奮

が、やはり戦争物を見に来るのは圧倒的に高齢者。出兵時に島の陰から大和が出てきた時には「大和が島に見えるくらい大きかった」と話される年配のお客さまもいた。
当時は食い物も無く仕事も無く、農家の次男、三男となると分けてもらえる農地も無く兵隊になれば白い米が食べられる……とそれだけで徴兵に応じる人も少なくなかったらしい。

映画では人力で砲弾運んでるのを見たら、無理な戦闘で命を消費しながら根性だけで戦争しているのがよくわかる。
あの異様な空気を持つ社会を現在で見直すと異常であると思うがあの時代は逆らえば、親族にも影響があり選択の自由など無い。そうやって戦後生き残った人々は心に罪を持ち、亡くなった方たちを英霊と持ち上げて誤魔化しているように思ってしまった。死んでから褒めようが彼等は帰ってこない。
空の箱を渡された家族はどう思っただろうか?
私には自分達の身代わりに死んでくれたとしか思えない。
戦後70年経ち、守られた筈の遺族と遺族会への参加者が激減している。
命を盾に家族を守ろうとした英霊が守ったのは何だったのか?考えてしまった。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)