ハイ・フィデリティ
劇場公開日 2001年3月3日
解説
シカゴで中古レコード店を経営するロブは、アルバイトの音楽ジャンキー2人と音楽談義に花を咲かせる毎日。音楽に関しては人並み以上の愛情を自負する彼だが、こと恋愛に関しては失敗ばかり。最近も恋人ローラにフラれたばかりだ。強がってみても、日増しに強まっていく彼女への想い。そこで彼は“これまで辛かった失恋体験トップ5”をリストアップ、自分を捨てた女性たちを訪ね“自分の何がいけなかったのか”を問いただそうとする。
2000年製作/114分/アメリカ
原題:High Fidelity
配給:ブエナビスタ
スタッフ・キャスト
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2020年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
主人公が第4の壁を超えて、これほど観る者に向かって自分語りを繰り広げる作品も珍しい。身の回りにこんな鬱陶しい奴がいたらぶん殴ってやりたいところだが、しかしフリアーズ監督の采配の巧さというべきか、ジョン・キューザックのどこか大人になりきれないベイビーフェイスのなせる技というべきか、本作ではついつい黙って聞き入ってしまうのだから、これは相手の術数に完全にはまり込んでいると言わざるをえない。
ところで、本作は英国作家ニック・ホーンビィの原作ではロンドンが舞台だった。それを完全にアメリカ映画、それもシカゴを舞台にしたローカル映画へと置き換えてしまっているあたりが興味深い。それでも脚色チームは迷った時には原作の魂を忠実にたどることを心がけたとか。同様の流れは『2番目のキス』でも見られる。表層的には英米で大きく異なれども、核にあるものは変わらない。そこがホーンビィ作品が愛される理由なのかもしれない。
2018年11月25日
iPhoneアプリから投稿
主人公の本能のままで生きて、全部自分に跳ね返ってくる感じわかるな
馬鹿最高だけど、もっと音楽馬鹿でよかったかも
もっと音楽でテンション上がりたかった
2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
基本的にはボヤキ風に進むストーリーで、失恋トップ5を筆頭に何でもトップ5を作っちゃうところが最高!夢の職業トップ5が良かったな。音楽では、かなりオタクなミュージシャンの名前も出てくるので楽しい。本筋の恋愛に関するロブの行動は異常とも思えるくらい未練がましいもので、付き合うこと=セックスと思い込んでるようでもあり、同情もできないのだがストーカーっぽくもないし、不思議と可愛く見えるのだ。
キューザック4兄弟やB・スプリングスティーン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ティム・ロビンスなど、出演者も豪華で面白い。ジャック・ブラックの音楽オタクの原点なのかな。ラストのボーカルは最高!!
2018年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
突然観たくなって、再見。
都市部を除き、実用レベルのレコ屋がほぼ消滅した今、完全にノスタルジックな気分で観てしまいます。
レコ屋でのやり取りや、ジャケットの数々を眺めているだけで、ほとんど満足。
妙な安心感があります。
女性遍歴については、音楽遍歴と重ねるとちょっと考えさせられますね。
点数については、どうしても小ネタ漁りをしながら観ちゃうので、落ち着いて観賞できなかったから。
でも当然面白く楽しみました。
エサ箱漁りの心理と似ているのかも…
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