劇場公開日 1949年3月13日

「タイトル負け」静かなる決闘 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0タイトル負け

2017年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

寝られる

タイトルとプロットに惹かれ鑑賞しましたが、当時の流行りなのか典型的な口数が少ないぶっきらぼうが主人公で、少ない感情を吐露する場面でも棒読みです。進行は主人公が考えて行動していくのではなく、会話劇で主人公以外の人のリアクションに頼り切っています。結局は普通の往年の悲劇的ロマンスだったという印象です。主人公は医者ですが、ペニシリンは江戸時代で既に入手できたようなので、別に梅毒でなくても良いような内容で残念です。というか梅毒というのは設定だけで、「震える舌」のような凄まじい展開になるとか特にテーマになっていないです。敗戦直後なので高揚感のある娯楽は作れなかったかも知れませんが、制限された中で昇華された内容のものもあると思うのですが、大変失礼ですが本作はつまらない方ではないでしょうか。

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