劇場公開日 2005年2月11日

「単純そうだが、謎が多く、意外な行動をとるボーン。娘に会いに行く理由が面白い」ボーン・スプレマシー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0単純そうだが、謎が多く、意外な行動をとるボーン。娘に会いに行く理由が面白い

2018年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 さすがにスーパーレイトショーでの鑑賞は眠かった。それでも眠らずに本編を見終えて、映画館から帰ってきたら、いきなり右足のふくらはぎがつりそうになった。カーチェイス・シーンでよほどブレーキを踏みたくなったのであろうと自己分析した。とにかく映画史に残りそうなくらい迫力のカーチェイス。追う者と追われる者の視点を絶妙なタイミングで切り替えて、ハンディカメラによる運転席映像によってブレーキを踏みたくなるような気にさせるテクニックだった。

 ボーン(マット・デイモン)がパメラ(ジョーン・アレン)と電話するシーンが何度か出てくるが、このやりとりが面白かった。クールな殺し屋には、このストーカーもどきの行動がよく似合うのかもしれないですね。

 監督は『ヴァージン・フライト』を撮った人で、障害者と飛行機野郎が大空を飛ぶ浮遊感を見事に演出していましたが、この映画でも爆発シーンや追突シーンで臨場感を醸し出していました。未見の『ブラディ・サンデー』も見たくなってきました。『モナリザ・スマイル』でいい演技をしていたジュリア・スタイルズの登場シーンが少なかったのが残念。新しい恋人になるものだと思っていたのに・・・

 デヴィッド・ウェッブ。それがボーンの本名。マリーを殺された原因を追求するうちに、自分が金とファイルを奪った犯人とされてしまったが、自らそれを解決。殺し屋とのカーチェイスも凄いし、政治家ネスキーの娘に「自分が殺した」と謝る意外性も面白い。しかし、プロットを改めて思い起こすと、分けわかんない・・・

kossy