劇場公開日 1989年11月25日

「相変わらずのお気楽バスターズ」ゴーストバスターズ2 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0相変わらずのお気楽バスターズ

2015年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

良い意味でも悪い意味でも前作からほぼ変化なし、しかも展開もまるで同じとは!
前作のヒットでもう少しスケールアップしても良さそうなものでしたが、全く背伸びすることなくお気楽に展開するこの感じ、まあ嫌いではないのですが、やっぱりもう少し変化は欲しかったかな・・・。
前作は単純に楽しかったけど、今回は正直途中でちょっと飽きがきましたから(苦笑)
あくまでファン向け、同窓会的なノリで作られた続編なようなので、これはこれで良いとは思いますが、もう少しインパクトのある何かが欲しかったですね。

何せ前作はラスボスのマシュマロ・マンが、今見てもインパクト大なキャラで、おいしいところを最後に全部持って行きましたからね。
それに比べると今回はラスボスが普通の悪役でインパクト無し、売りはあのアメリカの象徴と言えるアレが動くことだったらしいですが、てっきり敵キャラだと思っていたので、何となく肩透かし気味で・・・。
ゴーストバスターズなのに、ゴーストにまるでインパクトがなければ、それは前作は越えられませんよね。

まあでも、前作でおなじみのキャラ達が5年後に一体どんな生活をしてたのか、相変わらずのバカさ加減が微妙にツボを刺激して、まずまずは楽しめました。
特にビル・マーレイの軽口は、リアルにいたら嫌ですが、映画で見てる分には本当に癖になるキャラで、このシリーズには欠かせませんね。
勿論癒し系ダン・エイクロイドのボケっぷりもたまりません!

ところで前回途中加入した4人目の男は、相変わらずキャラが薄いのは狙いなの?
まあその分、前回もいい味出してたギャグ担当リック・モラニス演じる弁護士(会計士)が今回もおいしいところを持っていって楽しませてはくれましたけどね。
しかしシガニー・ウィーバーがヒロインなのはどうしても違和感、いい女キャラと言うよりは、一人エイリアンバスターズですから(笑)

スペランカー