劇場公開日 1940年2月1日

「ハワード・ホークス監督の懐の深さを代表する名作」コンドル(1939) shawさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ハワード・ホークス監督の懐の深さを代表する名作

2010年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

幸せ

いろんな要素が盛り込まれたストーリーにもかかわらず、消化不良になることなく、極めて高いレベルで完成されてることに驚き!70年前でもこういう映画が撮れたんだなぁと、観る度に思う。そして、後世に名を残しているとは言い難いのがもったいないと、心から思う。

飛行機乗りの男たちの友情、過去を引きずる男、そして死。こんな男たちに惹かれる二人の女。緊張感を高める飛行シーン。これらの要素を余すとこなく、魅力的な作品に仕上げたハワード・ホークスに脱帽です。

ハワード・ホークスって、コメディ、ハードボイルド、西部劇など、芸風の広い監督ですけど、個人的にはこの作品が一番好きかも(大ファンであるジーン・アーサー出演による加点もあるけど)。どこのレンタル屋にも置いてなかったので、DVDで購入しての鑑賞でしたが、その甲斐があって本当に良かった!!

shaw