劇場公開日 2023年6月24日

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「ジーナ・ローランズが最高」こわれゆく女 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ジーナ・ローランズが最高

2020年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1人で過ごすわびしさを紛らわすため街に出て、酔ったいきおいで見知らぬ男を家に連れ込んでしまった。しかし、その男をニックと勘違いしてしまうほど精神状態があやふやだ。

 メイビルのこわれていう過程をジーナ・ローランズが見事に演じていた。『きみに読む物語』でも老人になってからのアルツハイマーによって記憶力はなくなっていたが、この映画では軽度の記憶障害と強迫観念とそううつ症。精神病の患者を持った家族の辛さも胸が苦しくなってくるほど。

 白目を剥いたり、医者に対して「悪魔よ去れ!」と叫んだり、徐々に病状が悪化する。悪魔が取り憑いているのは本人であるかのように二重人格ぶりも発揮する。。

 インディペンデント系の名監督カサヴェデスらしい、ある意味ドキュメンタリータッチのような撮影法で、リアリティは十分すぎるほど。しかし、この調子で145分という長さになるのは、正直言って集中できなくなります。冗長部分が多く、うまく編集できるのになぁと残念でならない。

kossy
トミーさんのコメント
2023年11月24日

共感&コメントありがとうございます。
この内容だとあまりテンポとか考えられない所もありますが・・顔を歪めて十字を作るメイベルはちょっと笑える位、真に迫ってました。

トミー
トミーさんのコメント
2023年11月19日

撮った素材を全て活かそうとした感じがしました。

トミー