V フォー・ヴェンデッタのレビュー・感想・評価
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一風変わったダークヒーロー。勿体無い。
Vのキャラは非常に上手く、一気に引き込まれる。表情は一切見えない為、声と身振りでの演技、一瞬の”間”の取り方が絶妙で心情を上手く表現。魅力的な言葉遣いと台詞回しも秀逸で、仮面姿なのに妙な愛着というか親近感を覚える。
イヴィー役ナタリー・ポートマンをメインに、ストーリーはどんどん展開していくのだが、、、Vとの関係性を物語内で理解しきれないまま、結局最後まで物語に置いて行かれてしまった。
Vが一人で”事を起こす”には若干無理がある設定。鑑賞者に納得させる、あと30分が欲しかった。全てにおいて、切っ掛け、動機付けが足りなく、ただただ勿体ない。
映画を通して、伝えたい要素は、何となく分かる。伝えたい、観せたい事が多過ぎて散らかった印象。独裁、復讐、革命、ダークヒーロー、希望、、、内容は良いだけにもっと絞って魅せて欲しかった。
なんだかスッキリしないなー
DCコミックが原作と言うことらしい。
ヒーローものらしいがスパイダーマンとかアイアンマンの様な
派手な立ち回りなどもあまりない全体的に地味な話だった。
Ꮩが主人公なのだろうがスポットはナタリー・ポートマンの方に
より多く当たっていた。ナタリー・ポートマン演じるイヴィーは
特に自分から行動に出るわけではないので物語を進行させることはない。
なので、Vがどの様に誕生し、どのように今までを過ごしてきたのかが
漠然としか描かれていない。想像しろということなのだろうか?
それゆえ暗殺した施設の者たちや議長への恨みが今ひとつ伝わってこない。
ラストに向かって市民が仮面を被って議事堂に集まるシーンは物語で一番
盛り上がるはずのシーンだ。しかし、市民が集まってこれから新しい時代が
始まると言うには少々押さえ過ぎではないだろうか?カタルシスを感じることは
殆どなかった。
別世界のイギリスの設定をもう少し活かせたら良かったと思う。
でもそれなりに面白かったとは思うけど。
謎の英雄V
ナタリー・ポートマンの演技に惹き付けられ、最後まで見ました。
V役の俳優さんも、一応、名の通った実力派らしいですけど、最後までマスクを取らないので、表情や、痛みは想像で伝わってくるものをくみ取るしかない。
それにしては、ずいぶんと熱のある言葉が、マスク越しに伝わりましたね。
ストーリーは難解で、近未来のディストピアを題材にしたもののようですが、正直着いて行けませんでした。
2017.5.7
Vはカッコいい
原作は知らずに見てみた。
Vがかっこいいのはわかる。
厨二心くすぐられるし。
アクションがイマイチ。
アクションがスローに頼らず、もう少しスタイリッシュにするなど力を入れて欲しかった。
あと、尺が長い。
収容所の幹部を殺すのをサクサク進めるか、警察の捜査をサクサク進めるなどしてもう少し圧縮した方が見やすい。
どうしてもリベリオンと比べてしまうなぁ
ナタリー・ポートマンの演技
個人評価:3.8
革命が起きるとはこういう事か。
革命までの軌跡を、あの姉妹が近未来を舞台に映画らしい脚本に仕上げている。
ナタリー・ポートマンの体をはった名演には頭がさがる。宮廷画家ゴヤは見たでも、凄まじい演技を見せたが、それに匹敵する演技だ。
こんなもんだっけ
10年以上前に見た時は楽しかった記憶があるんだけど
見直してみたらそうでもなかったっていう。
コミック原作(未読)のせいなのか、設定にちょっと粗が目立つというか
あれだけ大きな列車を10年以上隠しとくってどうなの?っていうか。
理念とか概念とかのお話なわけなので、
とりあえず『議長』は実在しない人にした方が面白かったかも。
ともかく、ナタリー・ポートマンが美しくて見てられたって部分も。
面白いし一つ一つは凄く良いのに全体的にしまりがないような印象。視点...
面白いし一つ一つは凄く良いのに全体的にしまりがないような印象。視点が変わるタイミングが良くないのか、あちこちに気持ちがいってしまう。こういうのは大好きなのだけど。
内なる怒りを解き放て
DCコミック・アランムーア原作、ウォシャウスキー兄弟製作、2006年。
これはまさに今(2020年)日本で観るべき内容だと感じたよ。
全体主義国家、ウイルス災禍、様々に抑圧された国民。そこでひとり復讐に生きる男の物語。平静な世ではここまで響かなかったかもしれない。
ナタリー・ポートマンは序盤は花添える感じかな?と思ったが、どっこい後半の半端ない役者魂に驚き、そして燃えたわ。
ストーンズの「ストリート・ファイティング・マン」に心を動かされたことのある人なら観るべき映画。
Remember, remember the 5th of November. 分かりやすく映画化。
原作は魔術師アラン・ムーア。DCコミックの大人向けレーベルのヴァーティゴから出ていたコミックなのですが、まー難解過ぎて読みにくいし分かりにくい。アラン・ムーアって有名なコミック・ライターでも、だいたい難しくって単純に楽しめる作品を作る作家ではないんですよね~。基本的にエンターテイメント性は低いです。なんて言ってるのが本人にバレたら魔術で呪われそうですが💦
でも、映画化は随分スマートになっていて楽しめました。これは制作脚本を務めたウォシャウスキー兄弟(現在は姉妹)の功績が大きいのではないでしょうか?やたらと同性愛にフォーカスされているのは当時の監督の趣味っぽいです。
ナタリー・ポートマンが相変わらず美しいですね。ロリータ・ファッションになったり、丸坊主になったり、美人でも色々と挑戦する姿勢は素晴らしいと思います。なんだかんだで大作からミニシアター系まで幅広いですよね。ヒューゴ・ウィーヴィング、一度も顔出なくっても特徴的な声で分かってしまうのがスゴい所。エキセントリックなVに見事になりきってる感じです。
Vがイヴィーを拷問した後に色々と目的を話していたのはDV男の言い訳に見えてちょっと気持ち悪かったです。イヴィーがその後VにハマってしまうのはDV男から抜けられなくなる心理を見ているようでした。怖い怖い。
でも本作の主題を「革命」と見るのなら、投げっぱなしで終わるので危険だと思います。政府潰すだけ潰してその後の国の舵を取る人間が生まれずに終わるんで、結果的に言うなれば無政府状態になってしまうんですよね。で、人間の歴史を省みると、そういう状況では力を持つ軍部が権力を握る事が多いんですよ。武力政権が生まれる訳です。それって結局権力の集中になってしまうのではないかなと。1つを潰してもその先の道筋を立てなければ別の似たような政権が生まれて終わるんじゃないのかなっと思ってしまう訳です。
鬱屈してた民衆を動かしていたので勘違いされそうですが、本作でVがやった事はあくまでも個人的な「復讐」であって「革命」ではないんですよね。逆にこの後の英国がどうなるのかが気になってしまいました。
むしろ今の方がしっくりくる。
イギリスの出版者からスタートし、後にDCコミックで完結した原作コミックを実写化した2006年の作品。
原作脚本は「ダークナイト」以降のジョーカー像を作り上げたイギリス人クリエイターのアラン・ムーアで、制作・脚色を「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が担当している。
印象を一言で言うなら「古くて新しい物語」で、多分、公開当時よりも今観た方がしっくり来るんじゃないかな。
アランムーアの原作が読みたい…
この間観たジョーカーの、オリジナル版「キリングジョーク」の原作者アランムーアの原作ということで、この映画を観た。
うーむ。
Vの存在感が魅力的なのは凄くわかる。
が、イヴィーがあそこまで惚れる理由は彼にあったか?
彼ではなく、どちらかというと、あの同性愛者の手紙とかに突き動かされてないか?
Vの存在意義が途中から分からなくなってきてました
というより何だろうそりゃ格好いいけどさ…みたいな。
民衆が誰一人として全く同じ動きしていたのも少し気持ち悪いしね。リアリティがない
映画としての面白みがないっていうのが正しいかな。
いまいち世界観がつかめなかった。
刑事が意味深な感じで、真相つかんだみたいなこというけど、
それが明言されるわけではないし、オープンエンドなわけでもなかったのが、気持ち悪い。
伏線回収してない感が強い。
スミスが現れた。スミスが現れた。スミスが現れた・・・
イギリスの近未来は独裁国家となっていた。ナチスのハーケンクロイツをイギリス国旗の中に埋め込んだような国旗によって、おどろおどろしいまでの威圧感をもった独裁者サトラー議長。夜間外出禁止、徹底した情報操作、コーランを持っていたらその場で処刑。テロによって崩壊したアメリカは、もはや“アメリカガス臭国”でしかない。そんな腐りきった政治のイギリスに、1605年に実在したアナーキスト、ガイ・フォークスを模倣した“V”(ヒューゴ・ウィーヴィング)という仮面の男が現れる。11月5日は彼が処刑された日。その記念すべき日に権力の象徴である建物を爆破することが究極の狙いだ。
果たして“V”は単なるテロリストなのか?それとも世直し必殺仕事人か?などと興味津々で彼を見つめ、彼と関わってしまった女性イヴィー(ナタリー・ポートマン)の目線でファシズムの非道さを思い知ることになる。ところが最初は“V”の個人的な復讐劇。何やらガス室ならぬウィルス室で人体実験されていた過去と、生物化学兵器などの事件が絡んできて、近現代における風刺にもなっている。
イヴィーが捕まって拷問を受けるが、“V”の居所については黙秘を続け、肉体的にも精神的にも成長を遂げ、同性愛のため迫害を受けた女性の手記を読んでさらに世の中への不満を募らせる。『レオン』以来、鍛えることが彼女を美しく見せてくれるし、頭を刈られても美しさに変わりはないポートマン。仮面の男に恋心を抱く心情は『オペラ座の怪人』に負けないくらいなのです。
圧巻は、増殖した仮面と爆破とV花火のシークエンス。そして、「ダンスのない革命なんて、クリー○を入れないコーヒーと同じだ!」と言ったかどうかは知らないですけど、仮面をつけているのに心理描写が見事なエージェント・スミスに拍手喝采です。欲を言えば、全体的に民衆が苦しめられてる様子をもっと描いてもらいたかったところでしょうか・・・
結局、テロとは?ファシズムとは?革命とは?といった答えは明確にされませんが、レバーをイヴィーに托したことが、映画を観る次世代の人へのメッセージだったのかもしれません。
イチヴァン好き
そもそも万人ウケせん作風やけども、
それが故、ハマる人にはハマるのかと
それがしも
学生時代に観た際は
Vのメッセージを理解できずにいたが
その残像は色濃く残っており
社会人そこそこになり再鑑賞し
Vの"理念"に胸を打たれたっきり
それから年一くらいのペースで観てしまうま
字幕と吹替えそれぞれ味があって良いんだが、
菅生隆之(Vの吹替え)の声が好き
あの声とヒューゴ(V役)の立ち振舞いの融合がタマラン
また観たくなる。
(吹替5回、字幕1回、字幕あり吹替1回)
もしハロウィンで仮装するなら
私は迷いなくAmazonで衣装一式揃え、
Vになりきるだろう。
ただし、
人ごみ嫌いの私が、
自己顕示欲に翻弄された
ミイハア日本人の年に一夜の祭典に
赴くことがあれば、の話だが…
さっぱり分からなかった
どこが面白いのか全く分からなかった。
この世界がどういう状況なのかもよく分からなかったし、Vも決してカッコよくもなく、アクションでもなく、近未来なのかと思えば服装や機器も新しいものではなく、風刺が効いてるかと思えば、そんなでもなく、台詞も
何言ってるか訳わからないし、これの良さがさっぱり分からなかった。
無念。
おうち-36
DCだと知らずに見たら、最初にDCテロップが出て、アメコミのノリでいけばいーのねーと思ったら、結構ダーク。
華麗なはずのアクションシーンはなぜかスローモーションだったりと、
ウォシャウスキー兄弟は、アクションよりもドラマとして取りたかったのかな?って感じ。
ナタリーが坊主になるまでちょっと時間があるので、ロリファッションのナタリーなど綺麗なナタリーが拝めます。
かわいすぎるわ。
てか坊主でも反則なくらい綺麗なんだけどね。
ほんとに綺麗な人って額縁いらないんだ!っていう。
綺麗すぎて目立つから、すぐ捕まると思うんだけど笑
逆にヒューゴ・ウィーヴィングの顔は最後まで出てこないのですが、もうアノニマスとヒューゴがもともと似てるので、顔見えなくてもいっか←
ストーリーは難しすぎることもなく、だれることなく見れますが、ウォシャウスキー兄弟監督だからこそのアクションシーンがもうちょいあってもよかったかなぁ。
近未来的社会派アクション!!
アメコミでかつ、
ナタリーポートマンが坊主になるんだよ〜
という情報のみで鑑賞。
意外や意外。
近未来的で社会風刺も込めたダークヒーローものだったとは!!
1600年代に起きたガイ・フォークス事件をネタにとりいれてるんですね〜
面白かったです…
ブイの存在は一体誰なの!?ってすごく気になるんですが見終わった後はブイの顔や素性は気になりませんでした。
イヴァが言ったように彼は「皆」だった
イギリス国民の希望だったんだなと
人体実験の被験者であり自分だけが無敵の体になり次々と復讐を果たすVは恐ろしくかつ運命を呪う事を超え、立ち向かう姿勢にも見え何とも言い難い気持ちになりました。
人は何をもって生きるのか問われてる気分でした。
冒頭のメッセージ性が後になってじわじわくる。
正義とは?
国を相手にしてでも真実を知れるか、または立ち向かえるのか。ブイもイヴァも最終的に命を投げても真実に向き合おうとしましたね。
まああとはオペラ座の怪人的なロマンス要素をあって良かったです笑
自由と正義は言葉ではない、それは生き方だ
100年前も100年後も必要とされる映画
きっと時代が変わってもこの映画は廃れることはない。どの時代でもどの人がみても、きっと心突き動かされる何かがあるはず。
真のヒーローとはこういうことなのかも知れない。
全57件中、21~40件目を表示