劇場公開日 2006年12月9日

「この世界観が好き」スキャナー・ダークリー 恵さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0この世界観が好き

2019年9月12日
PCから投稿

フィリップ・K・ディック自身のドラッグ体験を元にした小説が原作の作品。

フィリップ・K・ディックのSF世界にドラッグの組合せ、そこにアニメ調の映像が加わるので、苦手な人もかなり多いのではないかと思います。

私はこの時点ですでに期待しかない心境で鑑賞したのですが、あれ、画面壊れた?と思わんばかりの斬新な映像表現方法もツボにはまりお気に入りの作品です。トリップ感、勘繰ってしまう感じ、禁断症状などのドラッグ描写は秀逸。
小難しさは薄めなのに独特の世界観は十分に描かれているので、全体的なバランスがよく感じました。

ちなまにこの映画は23日で撮影が完了し、アニメーション処理に18ヶ月かかったそうです。

恵