劇場公開日 2006年2月4日

ミュンヘンのレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

4.0ラストの最後の一言が重くのしかかる名作

2023年12月24日
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血濡られた国家のために、己の全てを犠牲にしていく男たちの話。
実話が基になっているだけに内容は辛くあまりに現実的。
スピルバーグは大人から子供まで楽しめる大ヒット大作を作れるのに、こういう興行収入よりメッセージ性を重視した作品も繰り出してくるので大好きです。

ラストに主人公に向けられたたった一言のセリフが重くのしかかります。

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みる

5.0ミュンヘンでの出来事を知っている人

Mさん
2023年11月16日
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は、もう案外少ないのかもしれない。
ミュンヘンオリンピックでイスラエルの選手、関係者11名が殺された事件だ。世界に衝撃を与えた。
この映画は事件そのものの話ではなく、その復讐の話である。
テロの犯人も、復讐する人たちも、普通の人であることに驚く。
先日のフェスティバルで殺されたシャニ・ニコル・ルークさんの写真を見たばかりだったので、今、起こっている出来事とも重なって見えた。
ダニエル・クレイグが若いのにビックリした。

追記
血塗られた手で子を抱く者は、いつか誰かに殺される。そして、その子はまた復讐者となるのだろう。憎しみの連鎖は永遠に終わらない。どちらかが死に絶えるまで。
ということですね。

スピルバーグ凄いです。

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M

3.5聖戦という名の狂気

2023年9月6日
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鑑賞方法:VOD

2023年9月6日
映画 #ミュンヘン (2005年)鑑賞

1972年に起きたイスラエルのアスリート11人が殺されたミュンヘンオリンピック事件と、その後のイスラエル諜報特務庁(モサッド)によるパレスチナ武装組織(黒い九月)に対する報復作戦を描く

負の連鎖は今も止まっていないのが悲しい

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とし

4.5嗚呼

2023年8月22日
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鑑賞方法:VOD

憎しみの連鎖 自己に増殖する猜疑 妄信された「正義」。ラストシーンの画面中央に国際貿易センタービル…。嗚呼

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哲也

3.0実話とは思いたくないほど重すぎる

2023年8月11日
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鑑賞方法:VOD

題材が題材だけに覚悟して鑑賞したが、それでも観終えてかなり落ち込んだ。まさに「こんなことの先に平和はない それが真実だ」だ。
とても創り込んだ作品だというのは随所随所で感じるのだが、なにしろグロテスクなシーンが多くてげんなりしてしまう。終始かすれた感じの暗めの映像も本作にはバッチリはまっているのだが、やはり観ていてどんどん気が滅入ってくる。
個人的には2度は観れない。
映画を評価するって本当に難しいと感じさせる1本だ。

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いけい

4.5難しい問題

2023年8月5日
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鑑賞方法:VOD

祖国の存続など、多くの人には思いもよらない事態であり、複数の国レベルの思想や思惑が交錯する凄まじい話だった。多分、どちらが悪いのか?などは個人レベルでは語れないし、実話として、当時巻き込まれていった若者の描写はショッキングだった。
個人的には未だ解決を見ない国際問題を扱う非常に良い作品だった。

この作品はイスラエル/パレスチナ問題の概要を調べてから観る事を強くお勧めします。

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Iwarenkon

3.5事実とはいつも残酷なものばかり

2023年7月26日
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鑑賞方法:VOD

難しい

日本は平和で住みやすく安心して暮らせる国だと思う
何故かなんて詳しく考えたこともない

しかし何故なんだろう
ミッション:インポッシブルように水際ギリギリのところで誰かが防いでくれているのだろうか
そうでもなきゃこの日本は直ぐにテロにあってもよさそうなものなのだから

テロの被害にあったとしたらやはり報復するのだろうか
何をどう言い訳したら合法的に人を殺す事ができるのだろう
そこらへんはとても曖昧で子供に「なんで?」と聞かれても正しく答えてあげられない気がする

とても難しい映画を見てしまった
スピルバーグさんも大変だったでしょうね

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カルヴェロ

3.0逆にパレスチナの工作員たちが

2023年7月22日
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イスラエルのやばい人たちを暗殺する話をかっこよく描いた映画は作っちゃいけないの?

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タンバラライ

3.5復讐者

2023年6月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

因果

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いのしし

4.0若者の義憤を利用して暗殺者に仕立て上げ、金以外は全く援助しない「無かった者」

2023年1月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

今なお際限なく続くテロの残虐。生きて来た者が一瞬にして死体となる空しさ。報復が報復を呼び殺戮の成果を誇示するテロ。空爆だって同じだ。

 目線を下げたカメラ、モノトーンのドキュメンタリータッチで鮮やかに描いたサスペンス・アクション。陰鬱な暗殺者を好演するエリック・バナに感情移入するほど気分が滅入ってくる。
親の功労をヨイショし、若者の義憤を利用して暗殺者に仕立て上げ、金以外は全く援助しない「無かった者」にされたあげく切り捨てられるのは国家優先のスパイと同じ。親の敵を求めて全国行脚、死んでいった武家時代もあった。

 そして家族を持つテロリストはいつ襲ってくるか分からない恐怖に心を病んでゆく。第一次大戦のガスと塹壕、ベトナムのジャングル、アフガン・イラクの近代兵器と自爆テロ。劣化ウラン。ロシアの侵攻。戦場から帰った兵士に平穏な日常はおとずれない。

 とはいえ平和であるべきミュンヘンオリンピックの選手村で、11人もの自国の若者の命が無惨に奪われて「ああそうですか」ではすまないだろう。だからこんな長くて短い映画ができた。

 今回のワンシーンは、小部隊でテロ3人が女としけ込むアパートに踏み込み、撤退時に相手ガード部隊ともみくちゃになるまでの、夜の市街戦だろう。
ハッと顔が合い「パン!」と短銃の乾いた音がする絶妙な間と、空気を切り裂く鉛の滑空音。スピルバーグならではの熟練した手腕が緊張した場面の臨場感を盛り上げるベストシーンだった。

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ezu

4.5007を見てもわからないこと

2022年11月22日
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後半、暗殺はゲームではないってことに気付かされます。

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takantino

3.5憎しみの連鎖

2022年11月6日
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テロの報復を行うことで、自らもテロリストとして命を狙われるという報復の無限ループ。こうした憎しみの連鎖がパレスチナ問題の解決を難しくしている。
報復行為は憎しみの連鎖を生むだけであるというのは今のアメリカに対してのメッセージでもあるように感じた。

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ぽんどら

4.5国民の存在を抹消して殺人者に仕立てあげる国家

2022年10月16日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

西ドイツオリンピックでイスラエル選手団がテロによって殺害されたことは当時はあまりに子どもで全くわかっていなかった。その後パレスチナとイスラエル問題であることは知ったが報復が続いたことはこの映画で初めて知った。「シンドラーのリスト」は見ていないがこの映画ではどちらかに肩入れするということもなく、CIAやKGBも絡んでいるとかモサドは絶対入っているのに実働構成員は存在のない立場にさせられる。諜報機関の冷酷さと胡散臭さにぞっとした。

ドイツはイスラエルに優しすぎる、という言葉があったけれど、それは本当に仕方ないと思う。70年代頃だろうか、ドイツの若者(高校生?大学生?)が数週間か数カ月イスラエルのキブツに滞在して、という話はよく聞いた。農家に滞在して農作業をしたりなど。それがドイツのalternativeな生活様式にも影響与えたと思う。その「キブツ」もセリフの中にあってリアルさを感じた。

一方でヨーロッパ各地の多様な個性が映像によく出ていた。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、アラビア語、ヘブライ語(もあったかな?)、そして国や街の特性。フランス郊外は太陽光が柔らかく穏やかな自然、一方街ではジャン=ポール・ベルモンドの顔のポスターが円柱広告塔(リットファス・ゾイレ)に貼ってあった。オランダでは運河、移動は自転車。ロンドンでは雨降る夜の街。人を殺す男達は特に子どもや女性には注意するが、だんだん鈍感にならざるを得なくなる。そんな自分に絶望して自死を選ぶ仲間達を見て苦しむ。

バナが適役でとても良かった。静かで冷静な彼がだんだんと大胆に冷徹になり更に疑心暗鬼になり自分自身がベッドでなくクローゼットの中に寝るようになる。料理が上手でテーブルいっぱいの食事場面、自分の子どもが話せるようになってその声を電話で聞いて泣くバナ。若くて声も若々しい金髪ダニエル・クレイグ、青い瞳の美しいこと!そしてほんの少しだけれどブライプトロイ、テデスキとドイツ、イタリアの俳優も出ていて嬉しかった。ジョン・ウィリアムスの音楽に派手さはなくエンドロールに流れる音楽は悩みと苦しみと辛さと優しさが溢れていた。

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talisman

5.0プライベート・ライアンとは違い過ぎる

2021年11月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

映像に迫力が全くない。本当にプライベート・ライアンのスピルバーグが監督なのだろうか?正直言ってつまらなかったです。マジでつまらなかったからスピルバーグのイントロダクションとかがあったのかもしれない。二度見たいとは全く思わない。あまりにもつまらないので5点にしておきました。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

3.5驚愕の実話

2021年10月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

凄い闘いだ。ただただ驚くのみです。

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tuna

3.0報復

2021年9月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

オリンピックでこんな悲惨なテロがおきていたなんて、恥ずかしながら全く知りませんでした。
人質にとられて結果、全員殺されてしまうなんて。
そんなことをして一体何になるというのか。
やられたらやり返す。それをいつまで繰り返す?
考えさせられました。

エリックバナの演技が素晴らしかった。

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moonmoon

4.0イスラエル

2021年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1972年、ミュンヘンオリンピックにて発生した、パレスチナゲリラによるイスラエル選手の人質事件を描くと同時に、その後イスラエルが行った報復事件が怖いくらい淡々と描いていく。
この事件は人質が殺されるという悲惨な結末だった。
イスラエルは事件の首謀者11人を絞り込み、次々と殺していく。
イスラエルとパレスチナ、和平の道は遠い。

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いやよセブン

3.0実話だから恐ろしい。

2021年8月9日
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 1972年、ミュンヘンオリンピック開催中に実際に起きたイスラエル選手襲撃事件、その後の犯人であるパレスチナ人11人の暗殺命令、いちれんの実話の映画化。
一年の延期はあったが、オリンピック開催中の今、観るべきかと思い観賞。
 イスラエルの選手団には何の罪もないわけで、襲撃事件を命令されて、実行犯たちは抵抗はなかったのだろうか?犯人のパレスチナ11人の暗殺を引き受けた主人公たちでさえ、躊躇していたようなのに。
 平和の祭典、二度とこんな事が起こりませんように❗️

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アンディぴっと

4.0そっちの話?

2021年6月15日
PCから投稿

ミュンヘンの話かと思ったら、その後のモサドの報復作戦の話でした。
こっちの話は日本ではあまり知られていないですね。
知らないだけにスピル君お得意のサスペンスフル満載の映画です。
映画とは無関係ですが、この問題は日本人にはピンときませんが、永久に解説しないという意味では日韓問題と同じですね。
スピル君は、確かにどっちがいいとか悪いとかの視点を持たずに淡々と物語を進めたようですが、故にユダヤ・パレ双方から文句言われちゃったみたいです。当事者としては味方してくれないと面白くないですからね。

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越後屋

4.0映画的に愉しませてしまうスピルバーグの撮り癖

2021年2月7日
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何度見たろう。911をも画で言及する切実なテロ論にして、暗殺シーンの暴力描写とエンタメ性で見る側をどうしても映画的に愉しませてしまうスピルバーグの撮り癖。
それを知る最良の資料だ。
また見る。

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きねまっきい