劇場公開日 2007年6月22日

「映画ファンにはたまらない作品」マジェスティック kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画ファンにはたまらない作品

2020年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 赤狩りのためにハリウッドの有能なスター、スタッフが次々と職場を追われた事実が真に伝わってくる。ストーリーの中心は映画と音楽、赤狩りと自由についてと基本の筋が有機的に繋がっていく。映画で言えば『ゾラの生涯』『巴里のアメリカ人』『欲望という名の電車』等など、名作を次々と織り交ぜていきます。

 音楽ではベニー・グッドマン中心だったような気がする。スペンサーが良かった。最後のナットキングコールも気持ち良かった。

 自由について考えれば、今のアメリカの風刺とも取れますね。合衆国憲法に明記されてる「自由」とは?と考えさせられます。とにかく、泣けるシーンが3箇所!全てはまってしまいました。もうジム・キャリーがコメディアンじゃなくても成功できる!とかの意見はどうでもいいくらい感動できました。

 見所は、声だけのカメオ出演マット・デイモン!(見所じゃなくて、聞き所か・・・)

kossy