劇場公開日 2007年6月22日

マジェスティックのレビュー・感想・評価

全41件中、1~20件目を表示

4.0マイケル・スローン脚本のヒューマン・ファンタジー

2026年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

【概要】戦争で多くの若者を失った町の失望と希望を映画へのオマージュを絡めて描く
【感想】社会に流されてきた男がアイデンティティに芽生える物語で真の自由と自分を問う
【哲学】人は自信を得て本来の自分を見つける

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@SAY

4.0良かった〜

2026年5月6日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

ずっと観たいと思って、やっと本日視聴。
さすがのフランク・ダラボン監督。
気持ちが温かくなる作品でした。
ローソンの町の住人が良い人ばかり。

ラスト、写真で幸せそうな感じがとても良かった

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インド映画にハマっているseiyo

4.5【90.1】マジェスティック 映画レビュー

2026年3月1日
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鑑賞方法:VOD

フランク・ダラボンという作家は、常に「失われたアメリカ」の断片を拾い集め、そこに宿る高潔な魂をスクリーンに投影し続けてきた。ショーン・シャンクの空を見上げ、グリーンマイルの奇跡を信じた彼が、三度目の正直として挑んだ本作「マジェスティック」は、ハリウッドがかつて持ち合わせていた古典的叙事詩への回帰であり、同時にマッカシズムという負の歴史に対する痛烈な反論でもある。映画全史において本作を位置づけるならば、フランク・キャプラが築き上げた「正義と良心」の系譜を継承し、それを二十一世紀の技術と感性で再構築しようとした、極めて野心的でノスタルジックな人間賛歌といえる。
作品の完成度という点において、本作は極めて高い水準にある。上映時間百五十二分という長尺は、現代の娯楽映画としては冗長に感じられるかもしれないが、ダラボンは一分一秒を惜しむことなく、主人公ピーターが記憶を失い、見知らぬ町ローソンで新たなアイデンティティを形成していく過程を丁寧に描き出した。そこには、忘れ去られた映画館の再建という物理的な再生と、戦争で傷ついた人々の心の再生が美しくシンクロしている。脚本を担当したマイケル・スローンは、記憶喪失という古典的なモチーフを使いながらも、それが単なる舞台装置に終わらないよう、アイデンティティの不確かさと、真実を語ることの重みを物語の核に据えた。中盤、ピーターが戦没英雄ルークとして生きる喜びを見出す場面の多幸感と、終盤、公聴会で彼が迫られる道徳的選択の緊迫感の対比は、脚本構成として非常に緻密である。
監督のダラボンによる演出は、あえて「古臭さ」を恐れずに正攻法を貫いている。黄金期のハリウッド映画を彷彿とさせる流麗なカメラワーク、そして感情を増幅させるライティングは、観客を千九百五十年代の静かな田舎町へと誘う。編集の面でも、スローテンポながらも確実に感情を積み上げていく手法が取られており、物語の終盤に訪れるカタルシスに向けて観る者の心をじわじわと温めていく。
キャスティングにおける最大の勝因は、主演のジム・キャリーにピーター・アプルトン(ルーク・トリンブル)役を託したことだろう。ジム・キャリーは、それまでのコメディの帝王としての仮面を脱ぎ捨て、内省的で繊細な演技を披露している。彼は、赤狩りの標的となった若き脚本家としての野心と、記憶を失い戦没英雄として迎え入れられた男の当惑、誠実な青年ルークとして町の人々に愛されることへの戸惑いを見事に演じ分けた。特に、公聴会の場で見せる、自らの誇りと憲法を守るための静かなる決意の表情は、彼のキャリアにおける最高到達点の一つと言っても過言ではない。その一挙手一投足に宿る悲哀と誠実さは、単なる主役を超え、この映画の道徳的背骨として作品全体に深い説得力を与えている。
助演陣もまた、この重厚な物語を支える不可欠なピースである。まず、ルークの父親ハリー・トリンブルを演じたマーティン・ランドーは、息子を失った深い悲しみと、奇跡の再会を信じようとする盲目的な愛を、年輪を感じさせる佇まいで体現した。彼の温かくも切ない眼差しは、観客がこの町を愛さずにはいられない動機を生み出している。次に、ルークの恋人アデル・スタントンを演じたローリー・ホールデンは、理知的な弁護士という役どころを通じ、盲目的な熱狂に流されない凛とした美しさを見せた。彼女の存在は、ピーターが自分自身を取り戻すための道標として機能している。ローソンの町長アーニー・コールを演じたジェームズ・ウィットモアは、重厚な演技で町の歴史と権威を象徴し、彼の言葉一つひとつが物語に深みを与えている。そして、クレジットの最後に名を連ねるエドワード・コンクリンを演じたボブ・バラバンは、公聴会の諮問委員として冷徹な役回りを演じ、作品に社会的な緊張感をもたらした。
映像面では、美術と衣装が特筆に値する。舞台となるローソンの町並みは、架空の場所でありながらも、観る者に郷愁を抱かせるリアリティを持っている。特に、映画館「マジェスティック」が修復されていく過程は、映像の質感そのものが輝きを増していくようで圧巻である。一方、音楽のマーク・アイシャムは、オーケストラを中心としたクラシックな旋律で、物語の叙情性を最大限に引き出した。劇中で重要な役割を果たす曲、あるいは主題歌という特定の定義を超えて、全編に流れるノスタルジックな調べが、失われた時代への追悼歌として機能している。
本作は、受賞歴という数字上の記録においては、フランク・ダラボンの前二作に比べると控えめである。アカデミー賞や主要な映画祭での大きな受賞こそ逃したものの、時代に翻弄される個人の尊厳を描いたその精神性は、批評家の間で高く評価された。マッカシズムというアメリカの恥部を背景にしながら、憲法修正第一条を引用して良心を守り抜く姿を描いた本作は、単なる懐古趣味の映画ではない。それは、現代においても形を変えて存在する集団心理による弾圧に対する、静かなる抗議声明なのである。映画とは、暗闇の中で光を見つめる体験であることを、本作「マジェスティック」は自らの存在を以て証明している。
作品[The Majestic]
主演
評価対象: ジム・キャリー(ピーター・アプルトン/ルーク・トリンブル)
適用評価点: A9
(評価点 9 \bm{\times} 乗数 3 = 27)
助演
評価対象: マーティン・ランドー、ローリー・ホールデン、ジェームズ・ウィットモア、ボブ・バラバン
適用評価点: A9
(評価点 9 \bm{\times} 乗数 1 = 9)
脚本・ストーリー
評価対象: マイケル・スローン
適用評価点: A9
(評価点 9 \bm{\times} 乗数 7 = 63)
撮影・映像
評価対象: デヴィッド・タッターサル
適用評価点: A9
(評価点 9 \bm{\times} 乗数 1 = 9)
美術・衣装
評価対象: グレゴリー・メルトン
適用評価点: A9
(評価点 9 \bm{\times} 乗数 1 = 9)
音楽
評価対象: マーク・アイシャム
適用評価点: A9
(評価点 9 \bm{\times} 乗数 1 = 9)
編集(加点減点)
評価対象: ジム・ペイジ
適用評価点: 0
(加算点小計から 0 を減算)
監督(最終評価)
評価対象: フランク・ダラボン
調整前合計点: 126
(27 + 9 + 63 + 9 + 9 + 9 - 0 = 126)
総合スコア:[ 90.1 ]

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honey

4.0見終わった後に「いい映画みたな」という気持ちにさせてくれる作品

2026年1月31日
PCから投稿

ジムキャリーは素晴らしい映画俳優です。
彼が出演するだけでも映画がワンランクアップします。
ただしジムキャリーは顔芸が非常に優れているのですが、この映画では真面目な顔が多く顔芸が少ないのがちょっとだけ残念です。

映画のストーリーは「冴えないB級映画の脚本家が記憶喪失になり、ひょんなことから死んだはずの田舎町の英雄に間違えられる」というもの。
笑いあり、ドタバタありで最後はちょっぴりしんみりさせられていい映画です。

おススメ。

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みる

3.5期待値が高すぎて普通に感じてしまう

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

間の取り方やBGNのタイミングはショーシャンクそのもの
内容はショーシャンクの下位互換に感じてしまう悲しい作品

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高い坂

3.0評価高いな

2024年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

他で観たような、まぁまぁありがちな話で今ひとつだった。こういう法廷シーンがある映画は評価高い気がする。
ジムキャリーがあまり好きじゃないことも相まって、入り込めなかった。
大勢の人が集まる場面、離れる場面が鼻についた。
評価:3.2

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bigsuke

5.0名優ジム・キャリーと映画の魅力

2023年1月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

なぜ家に閉じこもってTVを見るのか?
便利だから?
気軽に見られるから?
他の観客はどこにいる?
そんな物が娯楽と言えるのか?

映画館という夢の魔法は…?

勇気、感動、ドラマ、そして恋。
映画の魅力を再認識させられる感動作品。

真っ先に言いたいのはジム・キャリーが紛れもなく一流の役者であるという事。

この作品に彼の持ち味でもある笑いのシーンはほとんどありません。
しかし彼は決して“コメディ俳優”なんかではなく、こんなにも人の心を動かす事のできる役者だという事を痛感します。

本当に素晴らしい作品です!

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びぃあぃじぃ

3.0フランクダラボン

2022年9月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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れお

3.0物語がつながらない

2022年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1950年代。赤狩りにより映画界を追われた脚本家。記憶喪失になり辿り着いた村で大戦の未帰還兵に間違えられ、騒動の中心となってしまうお話。

物語は二つのテーマが描かれます。
一つは、記憶喪失の主人公が辿り着いた街。多くの若者を大戦で亡くし悲嘆に浸り、寂れ、活気を失った街が、主人公の『帰還』で笑顔と活気を取り戻す様が描かれます。レッドパージが吹き荒れるアメリカ社会から隔離された、御伽の国のような街で繰り広げられるファンタジー。
終盤からはリアル。レッドパージに対するハリウッドの、そして監督フランク・ダラボンの怒りを、主人公を通して訴えます。

ただ、私的評価は3。

どうしても、上記二つの主題が私にはつなぎ合わせることが出来なかったのが理由です。極端に言えば、まったく別のお話のように感じられます。
結果、クライマックスのカタルシスを感じることが出来ませんでした。
例えば、記憶喪失が中盤で治り、主人公のレッドパージへの恐怖と諦めを描けていれば、物語をつなげることが出来たかもしれませんが・・・

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よし

3.0赤狩り

2022年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ハリウッドで赤狩りの標的になった主人公(ジム・キャリー)は、自動車事故で川に転落、目覚めると記憶を失っていた。
そこで戦死者とされていた男に間違えられ、街の人気者になる。
父親は映画館を再開。
映画館の郷愁がメインのような展開だが、FBIは優秀だった。

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いやよセブン

4.5時代背景は分からないけど…

2021年10月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

とても良い作品だと思いました。

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kana

4.5グレースケリー似の女優を使った効果

2021年8月18日
PCから投稿

ゆっくりとしたストーリー展開でじっくりと話が進んでいく。そのような雰囲気が全体を貫く演出としてぴったりいっていて絶大な効果を出しつつラストに至った。
とくに最初に出てくる女優と、その次に出てくる女優が同じ(そっくりな?)女優を起用してるところが非常に効果が高かった。それによって別世界できたんだという感覚が固定化されたように思う。そしてその女優は元から顔がグレースケリーに似ているだけでなくメイク、髪型、写し方がそのようになっており、見るものを古き良き時代へ誘い込んだ。
それで結局ことの真相がアレしたらどうするんだろうと言うサスペンスが非常に効いていて途中のロマンスのシーンが結構長すぎるのだが見るものを虜にし続けたと思う。
最初のシーン、その次のシーン、クライマックスに向かってくるシーンの数々、そしてクライマックスと主人公の心境の変化とかその時その時の心境とかがめっちゃ良く描けている。脚本家とお手本とすべき素晴らしい脚本だ。
主人公が脚本家なのでこの素晴らしいオリジナル脚本を誰が書いたのか調べてみた。マイケル・スローン・・・全然知らないし過去に大した映画脚本も書いていないようだ。一体何者だろう ・・・
この作品は日本の映画.comでは4.1スコアー。どうしてLetterboxdでは3.3と低いのか良くわからない。監督に対する期待が大きすぎたのかな?
カメラはとっても上手い人でフィルムで撮った写真がことごとく美しい。
フィルムカメラで撮った映像には独特の色調とボケの味わいがありデジタルで撮ったものより遥かに心に響くものがある。映画監督よ、映画はフイルムで撮れ。

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KIDOLOHKEN

4.0ミストと同じ監督とは思えない

2021年6月27日
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ジョニーデブ

5.0映画ファンにはたまらない作品

2020年9月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 赤狩りのためにハリウッドの有能なスター、スタッフが次々と職場を追われた事実が真に伝わってくる。ストーリーの中心は映画と音楽、赤狩りと自由についてと基本の筋が有機的に繋がっていく。映画で言えば『ゾラの生涯』『巴里のアメリカ人』『欲望という名の電車』等など、名作を次々と織り交ぜていきます。

 音楽ではベニー・グッドマン中心だったような気がする。スペンサーが良かった。最後のナットキングコールも気持ち良かった。

 自由について考えれば、今のアメリカの風刺とも取れますね。合衆国憲法に明記されてる「自由」とは?と考えさせられます。とにかく、泣けるシーンが3箇所!全てはまってしまいました。もうジム・キャリーがコメディアンじゃなくても成功できる!とかの意見はどうでもいいくらい感動できました。

 見所は、声だけのカメオ出演マット・デイモン!(見所じゃなくて、聞き所か・・・)

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kossy

4.5In a place like this, the magic is all around you. 映画館って良いよね。

2020年9月20日
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アキ爺

5.0久々の五つ星

2020年7月4日
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見聞

5.0これは名作

2020年4月18日
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Bluetom2020

5.0大人のファンタジー

2020年2月12日
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odeonza

5.0寸分の隙も無いリアリズムでファンタジー

2019年10月23日
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あり得なさそうで、あり得ると思わせるシナリオの完成度は映画史上最高の出来映えです。
シンクロする人生が、とにかくミステリーでもありラブストーリーとしても素晴らしい。
なおかつ、米国の光と影、ハリウッドの赤狩り、議会や裁判の司法取引、それらの大きな渦が、収束していく結末は見事です。
最後かハッピーエンドなのも、良かった、感動した、生きてて、映画観て、これだけ感動するとは思わなかった、勇気と希望をもらえました。
こんな映画に出会えて良かった、そんな映画なので、万人にお勧めしたいです。

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アサシンⅡ

4.5名匠フランク・ダラボンが、映画に向けて送った熱いラブレター

2019年9月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

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たなかなかなか