劇場公開日 2004年2月7日

「それぞれの場所での戦い…感謝の気持ちを忘れないために」ラブ・アクチュアリー 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0それぞれの場所での戦い…感謝の気持ちを忘れないために

2020年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

イギリスのジョンソン首相がコロナ🦠に冒され入院中とのニュースに接し、EU離脱問題とはまったく無関係に心配です。
見かけの雰囲気からすると、スリザリン系の人なのですが、ウィルスとの戦いにおいては、グリフィンドールもスリザリンも関係なく応援します。

そう思ったら突然ヒュー・グラントの顔を思い出しました。この映画、個人的な群像劇ジャンルのベスト5に間違いなく入ります。パルプフィクションやマグノリアとは路線が違いますが、最近感動した『ライフ・イットセルフ』もとても良かったのですが、この作品には及びません。〝群像劇永世名人〟の称号を授与したいほど素敵なシーンに溢れた映画です。

コロナ禍の収束は今のところ、誰にも見通せませんが、世界各地でまさに群像劇のように、それぞれの人がそれぞれの場所で頑張っているのは間違いのない事実です。
行政のトップや感染者把握に努める公的機関の方々はもちろん、一番過酷な現場の医療従事者、生活必需品の流通・販売に関わっておられる方々、外出自粛の副作用として懸念されるDVその他の問題にいつも以上に張り詰めて取り組んでいらっしゃる方々……。報道では見えないところで様々な人間ドラマがリアルタイムで進行中であることを想像しながら噛み締めています。
自宅待機で何もしていない身でこんなことを言うのは現場の人たちに申し訳ないのですが、いつか何かの形で感謝の気持ちが伝えられるように記録しておこうと思います。10年も経っていない東日本大震災のことですら『Fukushima 50』を観なければ、忘れていたであろうことがたくさんあったので。

コロナが終息を迎え、日常が戻った後、クリント・イーストウッド監督や是枝監督、今泉監督あたりが、事実を冷徹に切り取りながら、情に任せるでもなく、でも暖かい視線で、市井の人々の苦闘、奮闘ぶりを映画化してくれないかな、と素朴に思っています。

グレシャムの法則
グレシャムの法則さんのコメント
2020年4月14日

かいりさん、さすがなツッコミ🤗ありがとうございます。
ジョンソン首相、我が家では、(実際のところの人柄は知らないくせに)ハッフルパフ生のようないいヤツ認定がまだされてません。暫定スリザリンといったところです😅
私はあの年頃だったら、強そうだし意外な結束力のスリザリンに憧れてたと思いますが、そもそも電車に乗り遅れてたと思います。

グレシャムの法則
かいりさんのコメント
2020年4月14日

ジョンソン首相、回復されたみたいでよかったです。私はハッフルパフ生だと思ってました。柔和な感じ?ちなみに私自身はレイブンクローのフリしたハッフルパフ生です。組分け帽子が触れる前に叫ばれそうです。

かいり