劇場公開日 2004年7月24日

「エクスカリバー」キング・アーサー(2004) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エクスカリバー

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 自由を求めて戦うアーサーと騎士たち!彼らはとても強いのだ。そして、ローマ人がどちらかというと嫌いなのだ。やっと自由を手に入れたと歓ぶのも束の間、好きでもないローマ人を救出せねばならなかった。

 アーサーは自由博愛主義。キリスト教なんて信じないのさ!衰退の一途をたどるローマ帝国のお偉いさんはキリスト教なんて政治の道具としか思っちゃいない。ローマのために戦うなんて馬鹿らしくてしょうがないのさ。こうなりゃ現地人ウォード族と仲良くして、このイギリスの地に自分たちの王国を作っちゃえ!てな感じでサクソン人とだって戦っちゃうのだ。

 しかし、ランスロットと下ネタボーズ(レイ・ウィンストン)以外はその他の騎士たちという描き方に不満。伝説の聖剣エクスカリバーだって描ききれていない。伝説というより史実という内容になっていた。ランスロットだって二刀流で活躍するのは最後の戦いだけだし、トリスタンの鷹も活躍しない。だけど、騎士たちの篤い友情・忠誠心の表現は泣けた。歴史好きにはたまらない映画なのだ。笑える下ネタも多いし、サクソン軍の行進の掛け声が「サクソン!サクソン!」てのも面白かった。

見所は、陰の主役下ネタ・ボーズ!子どもには名前を付けましょうね・・・

kossy