「MX4Dにて鑑賞」ハリー・ポッターと賢者の石 日高雄介さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5MX4Dにて鑑賞

2018年10月28日
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鑑賞方法:映画館

単純

まず最初に、現在上映中のMX4D版は、大して揺れたり吹いたり光ったりしません。そういった演出目当てなら、ファン以外は見なくてもいいと思います。
ところで、恥ずかしながら私、真面目にハリー・ポッター見るの今回が初めてです。で、さぁ…

…つまんなくねえかコレ?

1.物語がつまらない
この主人公は、お前は伝説の勇者の子だ!→貴方には素晴らしい才能がある。→世界を救うのは君だ!→貴様はいったい…うごごご!→君に60点あげよう(^ ^)
状況に流される主人公が、無条件でチヤホヤされる物語。昨今のハーレムアニメみたいだね。

2.夢がない
この主人公は、伝説のポッター家に生まれたが故に周囲に人が集まり、魔法の才能に溢れ、闇の力から世界を救っている。ようにしか見えない。
しかも、よく考えたらそれはホグワーツの連中全員に言える事でね…血統や運命で全てが決まるってのも、ある意味現実的とも言えるかも。
夢みたいな世界の、夢など全く無い映画。親の七光り万歳。

3.キャラが勃ってない
いい歳こいて御子様映画にイチャモン付けるアホクサ加減は私も分かっちゃいますけどね。
この主人公は、とにかくキャラがつまらない。この点だけは大人も子供も関係ないはず。
優等生で性格と顔と家柄が良くて、それ以外に一切の魅力がない。思想がない。弱点がない。歪みがない。
引き立て役の友人Rとカワイイ役の友人H、校長、魔王、お前らも同罪だぞ。ヒゲモジャ、マルフォイ、スネイプ先生以外は全員赤点だ。

あ〜あ俺も嫌な大人になったもんだよ…

日高雄介
日高雄介さんのコメント
2018年11月6日

レスありがとうございます。

> ポッター家は伝説の良い家柄では有りません。
恵まれておらず、酷い親戚の家で育っています。

仰る通りです。そして、残念ながらその良設定は作中で全く活かされていないのです。
ホグワーツにおいて、ハリーは無条件で愛される才能豊かな「エリート」です。
育ちの悪さが魅力に結び付かないキャラであれば、そのキャラはすなわち育ちが良いのです。
ハリー自身がエンディングで宣言しています。「俺の実家はホグワーツだ」と。

> 児童書ですので物足りない部分等も有るかと思いますが、正しい内容把握で書いていただきたいと思いました。

私の言葉足らずが失礼となり、申し訳ありませんでした。
いい歳こいて御子様映画にイチャモン付けるアホクサ加減は、私自身充分承知しています。

しかし、だ。
私が言いたかったのは、このハリポタ・サーガ序章における「キャラの魅力のなさ」なのです。
ハリーはやはり魅力のミの字もないエリート野郎であり、ロンはその付録です。
例えばハンソロとチューイ、マーティとドク、ルパンと次元、ドラとノビ、
彼らの様なバディ感は、ハリーとロンには全くありません。少なくとも今作の時点では。
ハーマイオニー?あぁ^~かわいいんじゃぁ^~、それだけです。

シリーズに愛着のないイチ観客である私は、そう感じてしまったのです。ごめんね。

日高雄介
**さんのコメント
2018年11月5日

映画に関しては人それぞれ好みが有りますし、ハリーポッターが合わない方もいらっしゃるとは思います。
ですが、ファンとして気になってしまったので、少しだけ。

ポッター家は伝説の一家でも、良い家柄でも有りません。
恵まれた主人公の様に言われていますが、幼い頃に両親を殺され酷い親戚の家で育っています。

児童書ですので色々細かい事を言い出したら、大人向けの作品の様にはいかない、物足りない部分等も有るかと思いますが、一ファンとしては今後見る方の為にも、否定的なレビューなら尚更正しい内容把握で書いていただけたら嬉しいな、と思いました。

**