ハート・オブ・ビーストのレビュー・感想・評価
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ピットと犬だけで十分です。
ブラッド・ピット
1992年の「リバー・ランズ・スルー・イット」で注目されて、おおよそ30年強。数多くの作品に出演しているが、出演作で、「これぞ」と印象に残っているのは意外と少ない。
以前、クルーズでやったように、
■ピットがイイBEST5
1位:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(’19)
2位:ファイト・クラブ('99)
3位:エフワン('25)
4位:ワールド・ウォーZ('13)
5位:ジョー・ブラックをよろしく('98)
いつだって、なんだって、何演ってもブラッド・ピットなのだが、それが悪いということではなく、それこそスターの証、ということなのだが、基本「ええかっこしい」が歳を重ね、憧れる「『ア』ニキ」感が強くなっているところが素晴らしい。クルーズと違って「スター」感はオレの中では薄い。
この「ええかっこしい」は彼の唯一無比の、絶対的なスタンス。
■ピット出演作のBEST5
1位:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド('19)
2位:インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア('94)
3位:悪の法則('13)
4位:ファイト・クラブ('99)
5位:12モンキーズ('95)
オレ的BESTで共通して言えるのは、「二番手以下」で作品に貢献しているほうが好きな作品が多いということ。
ともに1位の「ワンハリ」だけは別格だが、「ええかっこしい」が全面に出すぎると、ピットのみで作品を「成立させてしまう」ため、作品自体が霞む、ということかも。
乱暴に言うと、クルーズは「作品」と「ファン」と「自分」のため、が画面からひしひしと感じるが、ピットは「自分」、「作品」。「ファン」はあんまり考えてないかな、という感じ。だからこそ、大いに憧れる。クルーズは「尊敬」はすれど、「憧れ」を感じない。
作品の性質上仕方ないことだが、実際「エフワン」などは、ピットがいてちょっとしゃべっくれて、ちょこっとだけ車に乗ってくれれば、でいいのにと思ったものだ。
そんなピットの
「ハート・オブ・ビースト」
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実際の出演理由は知らないが、「ワンハリ」でのピットブルとの共演にピット自身も大いにクるものがあったのでは、と思われる。今回は「主役」であって、「二番手」でもある。オレ的にはピットにとって、非常にハマる設定。
しかも「主役」を立てての「二番手」であっても、しっかり自分の仕事(ええかっこしい感を出すこと)は遂行している。
しかも相手は「動物」。なるほど確かに、プリ夫に迫る「主役」といったら、それしかない。
つまり、オレ的にはBESTに入ってきてもおかしくはないバランス。
■なんだけども。
本作はピットと犬の「ラブストーリー」。
ピットはあらゆる作品で、自身を犠牲にし、ボロボロになっていくのが定番のスタイル。
だから、うってつけと思われる本作のサバイバル設定。
しかし実は本テーマにおいては不要。
熊も丸太も激流も狼という(ここはセットやCGの文句ではない)、ベタな窮地が、ピットにとって、「その先にある結末」へむけての「都合のいい」展開に見えてしまう。その「見せ場」が、監督デヴィッド・エアー色であり、(自分を痛めつける)ピット味であるのだけれど、ここはエアーの色が出すぎたか、という印象。
とはいったものの、ピットの純然たる「ラブストーリー」って全く思い出せない。(「マリアンヌ?」覚えてないし、「ジョー・ブラック」はラブストーリーなのか?)。
戦争という地獄に付き合わせた人間側の贖罪、反戦ものとしての側面もあるにはあるが、ピットがかっこよすぎるため、霞んでしまってるのは惜しい。
■JKシモンズ
「死神」のごとく登場するシモンズ。テーマ自体に貢献度は少なく、バッサリ切ってもいい。
■いちゃいちゃ
本作、結局のところ、ピットとワンちゃんのいちゃいちゃで十分成り立って、それだけでいい。ただ好みとして、犬との共演だと、やっぱり「ワンハリ」のほうが、かっこいいんだよな。
■1役4匹なら
ジェームズの方は何人なんだろうかと、逆に気になった。どうせなら。
■オープニングにラスト
「カリートの道」(’93)がオレの中で最も印象に残ってるんだけど、この手法ってあんまり好きじゃない。「なぜ」を頭っから入れると、本作もそうだけど、途中の展開を冷めて観ちゃうんだよね。
いや「ガンジー」(’82)や「アマデウス」(’84)とかはいいんだけど。
まあ、ある意味ピットはそれ位の人物ではある。
あの子のぬくもりを、思い出した
シンプルだからこそ無駄がなく、真っ直ぐに心に届く作品だった。
クライマックスでは涙が止まらず、嗚咽を堪えるのが大変なくらい泣いてしまった。
普段あまり泣かない旦那まで泣いていた。
ストーリーは至ってシンプル。
ブラッド・ピット演じる退役軍人ジェームズと、元軍用犬の相棒オーディンが、アラスカの地から生きて帰るための道中を描いた物語。
正直、この手の物語で起こりそうなベタ中のベタな展開は、予想通り起こる。
なんなら、王道すぎるくらい起こる。
野生動物に襲われるベタ展開も、本物のオーディン(犬)がそこにいるからこそCG感が目立ってしまい、恐怖感をそこまで感じないという残念な部分もある。
でも、そんな細かいことはどうでもいい!
そんなことは全部吹っ飛ばしてしまうくらい、ジェームズとオーディンの絆が尊くて、美しかった。
これは、ただの「ペットと飼い主」という関係ではない。
お互いに戦争という過酷な状況を経験し、命をかけて戦い、傷ついたからこそ生まれた絆。
きっとお互いがお互いの生きる意味になっていただろうし、お互いがいたからこそ、PTSDの苦しみを抱えながらも生きてこられたのだと思う。
言葉は通じなくても、瞳で会話ができている。
オーディンとジェームズの、言葉のない会話があまりにも素晴らしくて、何度も胸を打たれた。
予告にもある通り、冒頭にはオーディンがPTSDの発作を起こすシーンがある。
動物だって、人間と同じように怖いものは怖い。
身体だけではなく、心だって傷つく。
それなのに、人間が起こした戦争に巻き込み、兵力として利用する。
その非道さを考えると、「人間って……」と思わずにはいられなかった。
どうか戦地から戻った軍用犬たちが、その後の人生で、戦場で感じた恐怖以上の愛情と安心を知ることができますように。
そして、たくさんの幸せを感じながら生きていけますように。
映画を観ながら、今年の3月に亡くなった愛犬のことを何度も思い出した。
あの無垢な瞳。
鳴き声。
すっとそばに寄り添って、私を舐めてくれた姿。
犬種も違うし、オーディンのように賢い犬ではなかったけれど、あの子も私たち家族に、言葉では表せないほどの無償の愛と信頼を注いでくれた。
私たちはたくさんの幸せをもらった。
でも、あの子はどうだったんだろう。
あの子も、私たちと過ごした時間を幸せな人生だったと感じてくれていただろうか。
そんなことを考えたら、
あの子のぬくもりが、無性に恋しくなった。
深みを増したブラッド・ピットの境地を浴びる
どんな名優も子供と動物には勝てないと言われるが、本作は主演の二者が見事な化学反応を見せる。いやむしろオーディンの助けを借りてブラピの演技が別次元に達していると言うべきか。思えば、同世代のトム・クルーズがどんな役でも自分に引き寄せて体現するのに比べ、ブラピはどんな役でも自分の間合いで飄々と入り込んでいくタイプ。ならば今回の大自然に身を晒す映画はうってつけに思えるが、本作は単なるサバイバル映画の範疇にとどまらない。戦場の地獄を味わったバディが回復の途上でさらなる試練に晒されるのと同時に、これは一人の男の生き様を一週間に集約させた作品。その意味では、ブラピの師ともいうべきロバート・レッドフォードが過酷な状況と相まみえた『オール・イズ・ロスト』をも彷彿とさせる。レッドフォードが亡くなって丸一年。ブラピがこれほど雑味を削ぎ落とし、魂をむき出しにした映画を世に放つことそのものが興味深く思えてならない。
人間と犬が同等なサバイバル・バディムービー
かつて戦場で運命を共有し、共に心と体に傷を負った退役軍人と軍用犬が、おそらく、トラウマを払拭するためにアラスカの奥地(ロケ地は主にニュージーランド)でサバイバル生活に挑む。ブラッド・ピットの最新作は、今も戦場での悪夢に苛まれる元軍人が、唯一の相棒である犬を伴い、結局、戦争と同等に過酷だった原野をロードする物語。だから今回、ピットはいつも以上に言葉ではなく、今そこにある肉体と表情で物語を引っ張っていく。目尻に刻まれた深い皺も、演じるキャラクターと彼の実年齢を自然に表現していて、無理している感があまりないのがいい。スターというのはこうでなくちゃ。
対する愛犬のオーディンは、演技力でスターに対抗している。そのために合計4匹のシェパード犬が分担で演じていて、そこに何の違和感もない。ドッグトレイナーを担当しているのは、『ジョン・ウィック: パラベラム』('19年)に登場するシェパード犬を調教したこの分野の第一人者、エッシャー・マーフィ。こうして、本作は人間と動物が同等なバディムービーとして強い印象を残している。
物語が終わった後には、なぜ、オーディンにそれなりの演技力が必要だったかがクレジットによって明かされる。なるほどと思う。でも正直に言って、最終的にはこれ、ブラッド・ピットが製作、主演した、ブラッド・ピットのための映画という感じ。そういう意味で期待は裏切らないので、安心してオススメできる。
泣くよと聞かされ観た
ラッシー、カール、スパンク……そしてオーディン。私の中にまた名犬が刻まれました。
観始めるとブラピもキャンプ系YouTuberに転身したのかと思うほど見事なアラスカ旅に癒されました。
余計な台詞や人物は入れずフラッシュバックを挟むことによって2人の心身のダメージを印象づけます。
相棒に戦友にパートナー、親友にかけがえのない友……ん〜やはりそんな言葉では表せない関係。
私自身は飼った事がなく憧れているのもあるのでグッと息が詰まるシーンが多々あります。
ブラピは水没攻めで身体を張っており私もまだまだ頑張らねばと妙に励まされました。
人と犬との信頼をサバイバル映画に乗せて
ブラピとワンコと雄大で美しい自然を堪能する映画
大まかなあらすじは、
退役軍人のブラピと相棒の退役軍用犬オーディンはアラスカの大自然のなかでキャンプを楽しみ、穏やかな時間を過ごしていた。
自家用飛行機で帰路につこうとしていた途中でブラピは心臓発作に襲われ、コントロールを失った飛行機が険しい山岳地帯へと墜落してしまう。奇跡的に一命を取り留めたものの、そこは人間を寄せ付けない過酷な未開の地。満身創痍の1人と1匹が生還をかけた壮絶なサバイバルへと挑む
という感じです。
犬好きにとって気になるのは「オーディンは死ぬのか?生きてるのか?」ということだと思いますが、そこだけネタバレすると、オーディンはケガを負いますが最後まで死にません。
とりあえずブラピは自然がよく似合ういい男でした。
相棒のオーディンも従順でカワイイです。
ブラピとオーディン以外はほぼ誰も登場しません。
セリフのある俳優は他に2人くらいしか出ないです。軍人時代の辛い経験がフラッシュバックとして夢で何度も出てきますが、そこで仲間だった軍人は沢山登場します。
ですが顔もほぼ分かりませんしセリフは作戦に関するものばかりなので、印象に残るような人物はいませんでした。
アラスカの大自然ということでクマ(グリズリーかな)とか狼とかヘラジカとかが出てきますが、動物がちょっとCGぽい感じが強めだったように思う。
ブラピ+オーディンがクマと対峙した時に思ったのですが、生々しい獣っぽさがちょっと薄かったように思う。映像として迫力はあったのですが、CG感があって怖さはあまりありませんでした。
あとはブラピとオーディンに次から次へと試練が降り注ぐので、鑑賞後は感動よりも疲労感のほうを強く感じました。「もうそろそろ2人をラクにしてやってくれよ…ゴールはまだか?」と、途中で何度も口から出そうになりましたw
大けがを負った筈のオーディンが一晩経過した時に元気になってたり、ちょっとご都合主義も感じました。ですが、そういう細かい粗に目くじらを立てずブラピの演技とワンコを堪能すればいい映画かなぁと思います。
元兵士と軍用犬の魂の絆
アラスカの過酷な大自然での退役した兵士と軍用犬のサバイバル冒険譚で、いまどき珍しいド直球でシンプルな作りがよかったです。まず何よりも、雄大で美しいアラスカの山や湖の風景をとらえたカメラが素晴らしく、これだけでも観る価値があります。この大自然をバックに、戦場で心身ともに深い傷を負った主人公と相棒の犬との深い絆がとても丁寧に描かれていて、どっぷり感情移入できました。壮絶な戦闘体験は人間だけでなく犬にもPTSDを起こす事を初めて知りましたが、夜中に悪夢を見て吠える相棒を主人公が抱きしめるシーンには思わずもらい泣きしそうでした。この主人公達がお互いに寄り添いながら、灰色熊や狼、激流の川や泥沼などの自然の脅威に立ち向かう姿に、分かっていてもジーンときました。所々で過去の戦闘シーンが入るけど、反戦または帰還兵の悲劇を声高に訴えるのではなく、主人公達の絆にフォーカスしている点も好感が持てます。役者では、ブラッド・ピットの退役して平穏を求める兵士役が素晴らしいです。特殊部隊の経験を危機を回避しながら生き残る事に活かしていく、淡々とした演技がリアルでした。ワンコのオーディンは四匹が演じているようだけど、あのもの悲しげな瞳にはやられたって感じです。
彼らがまた再会できるのを祈る
こんなに苦しくなるなんて聞いてない…とラストですすり泣いたのは私だけじゃないはず。最初から最後まで、ふたりの絆の強さを見せつけられてこのままハッピーに終わるかと思いきや…
犬がかわいそうな映画が続いたので、オーディンが助かってよかったとは思うが2人で笑って遊ぶ姿をまた見たかったと言うのが本音。
元軍人なだけあって不測の事態に備えまくっており、嵐がきたり獣が襲ってきたりと次々に起こるハプニングにも対応して乗り越えてきたのに「もうやめてよう…」と願うくらい自然が許してくれないのがつらい。
主人のために道路を探しに行くオーディンも、相棒のためにオーディンの状況を全て書き記して自分の貯金まで託すジェームズも、常にお互いのことを1番に考えているからこそこれまでどんな戦況でも乗り越えてこれたんだと思う。手紙を読むブラッドピットの声がとても優しく穏やかで、どれだけ愛情をかけていたのかが伝わる。
オーディンがまた主人と再会し、思う存分遊んでもらえるのを祈りたくなる作品。
人間のDNAに訴えかける感動作
人間が太古の時代より共に生きるパートナーとし選んだ異種存在の一つが犬。今では品種改良により愛玩動物としての特徴が強化されているが、もともとは生きていくため、狩猟するために共に助け合う存在だった。
この作品は、大げさかもしれませんが、人間にとって最も身近な異種存在の一つである犬が、数万年に及ぶ歴史の中で果してきた役割をあらためて感じさせてくれるような、そんな作品でした。
大自然の中で、登場人物はほぼ1人の人間と犬だけという、ともすればあくびでも出てきそうなつまらないシチュエーションで、何の捻りもないサバイバル劇が淡々と続く。
それなのに私は、なぜか劇中でもなく、エンドロールに至って不思議と涙があふれ出てきたのです。
どんなサプライズよりも、テクニックを駆使した演出よりも、心に響くものってあるんだなって感じさせてくれる映画でした。
きっとこれは、人間がかつて犬と共に生きるために協力しあった太古の記憶がDNAに刻まれているからなのだろうと、勝手に思った次第です。
犬は美しい
犬のオーディンは最初に描かれたとおり…なので、ある意味安心して観てられる。
じゃあ飛行機墜落のサバイバルで何かが起こるのかというとそれなりに想定内のことしか起こってないのに、観終わって何も言うことがなく、でもずっと考え続けてる。
美しい自然の中でサバイバル中の1人と一匹。自然が美しいだけに、ジェームスの最後のメッセージが染みる。
プラピは渋くていい。プラピじゃなくてもたぶん成立する映画だとは思うけど(試しに他の俳優で想像してみるといい、違和感ないと思う)、それでもプラピでなければ、ブラビだからこそという重みを感じる。プラピはいい。
観終わってポスターを見るとそのキャッチコピーは反則では!?と思いつつ、また泣けてきてしまうんだ…
中盤めっちゃ退屈 ラスト10分は神
ペット飼ってる身としては最後の手紙のくだりは流石に泣く
すぐに会いたくなったし、いたずらされてももっと優しくしようって気持ちになった、飼ってるの猫だけど
けど、、、
戦争で病んで人に絶望したおっさんと犬が大自然でのびのび余生を楽しむってのはまぁ理解出来るけどさぁ、
心臓疾患?があって単独で飛行機で遠出は流石にリスク高すぎるんじゃない?自業自得じゃない?
普通に嵐とかに巻き込まれて不時着って話だと思ってたからえ?ってなったんだけど
それで生きて2人で帰る!は何かさぁ、犬が被害者すぎない?
中盤の山彷徨う時も川渡るのに木の上歩く必要あった?
落ちて流れ着いた先普通に歩いて渡れそうだったけど?
あの時の怪我なかったら狼に襲われる前に先に進むか襲われても致命傷までは行かずに最後まで辿り着けたのでは?
犬とブラピの演技は素晴らしい
始まりの犬とイチャイチャスローライフする所
陽キャおじいちゃんと語り合う所
最期の別れが名残惜しいけど命じられたラストミッションを守る犬とかいい所はいっぱいあったから星4だけど中盤は普通にちょっとイライラした
見るべきほどのことは見つ
けなげな犬が出るなら、絶対泣くだろうと思い、泣くつもりで観に行った。で、泣いた。そして、自分でも想定外なのだが、3日たっても思い出して涙が出るのだ。なんでそこまで刺さった? 設定としてはとてもシンプルだし、犬が死んじゃうわけではない。クマを威圧したり、ご主人ジェームズを川から引き上げたり、狼と闘ったり、犬のオーディンが活躍するシーンはある。一方で、夢にうなされたり、無邪気に遊ぶところもあり、決して特別な犬に描いてはいない。北欧神話の神の名を付けられ、高度な訓練は施されているが、普通の犬である。どうも、オーディンに泣かされたというより、オーディンを守ろうとするジェームズに泣かされたみたいだ。
ジェームズとオーディンがどこに住んでいたかわからないが、小型飛行機でアラスカのどこかに到着する。狭い日本では想像できないが、広大な土地では飛行機移動は特別なことではない。アラスカの動物を撮影し、優れた作品を遺した写真家の故星野道夫は、飛行機で目的地まで乗せてもらい、帰りは日時を決めて迎えに来てもらう、と本に書いていた。車移動は非効率な土地らしい。ジェームズは土地勘があり、水びたしの場所が以前は野原だったと知っていたので、たぶん何度も来たことがある、近所の公園くらいの感覚だったかもしれない。誤算だったのは、天候が急変したのと、心臓発作が重なったことだ。彼は自分の判断ミスや、重なるアクシデントで、どういう状況になったか、十分理解していたと思う。自分だけならここで死んでも良かった。しかし、オーディンを残していくわけにはいかない。大事なオーディンに不幸な死に方はさせたくない。なので、なんとかふたりで帰らねばならない。
心臓発作のすぐ後に、本来は安静にしていなければならないのに、濡れたままオーディンを探し、火を起こし、再び潜水して荷物を持ってくる。なんというタフさ。オーディンも高いところから落ちて、よく復活した。ほんと強いわ、このふたり。その後も、どうしてもここ通らないといけないのかなー、迂回した方がいいんじゃない?と思ったりしたが、きっとすごい遠回りになって、オーディンの体力を慮った故の判断かもと考え直した。だって、地図とにらめっこしながらルート計算してたし。でも、ジェームズは怪我が増え、狼にも噛まれ、とうとう動けなくなってしまった。
死を悟り、ジェームズは遺書をしたためる。彼の唯一の気懸かりは、オーディンのこと。涙ながらに精一杯、書き残す。そして、横たわり静かに死を待つ。オーディンはぴったりと彼に寄り添う。夜になり、空にはオーロラがまたたく。美しい光の競演を見上げ、横を見ると、オーディンの目にオーロラの光が映っている。愛犬の瞳の光を見て、ジェームズは満足気に目を閉じる…。はたから見たら、ジェームズは哀れかもしれないが、オーディンに守られ、ぬくもりを感じながら死ぬことができた。このシーンがあまりにも崇高で、ここを思い出してはほろほろと涙が落ちてしまう。あー、書いてると泣けてくるー。
オーディンは動かないジェームズに、どれほどの時間寄り添っていただろうか。オーディンは冷たくなったジェームズをあたためようとしていたかもしれない。起き上がり撫でてくれるのを、期待して待っていたかもしれない。彼には待つことしかできないから…。犬に死の概念はないと思うが、ジェームズが戻って来ないことはわかったのだろう。ラストミッションのために、オーディンは走り出すのであった。命には限りがあり、別れるのは必然。でも、虹の橋を渡ったら、きっとまた会えるよ。
映画の宣伝映像で、ラブストーリーと言っていたが、本当に純度の高い愛が描かれていた。今まで、ブラピはいい男くらいの印象で、演技力について注目したことがなかったが、真に迫る演技だった。次々と繰り出されるサバイバルスキルも、見ごたえがあった。脚本のキャメロン・アレクサンダー、この作品で初めて知ったが、こんな心が震える話が書けるなんて、次にどんな仕事をするかとても楽しみ。なんだったら、これをノベライズしてくれてもいいんだけどな。ジェームズとオーディンの物語、もっと知りたい。撮影隊も、雄大な風景を活写して、いい画を見せてくれた。あと、エンドロールに流れる「スタンド・バイ・ミー」が、骨太で男臭くて、この映画にとても合っていた。
シェパードが可愛い
定年まで勤務した自衛官だったので
特殊部隊に所属し上級曹長で退役したとはいえ、気を失って墜落した地点(湖だとしても)から現地と地図を照らし合わせて地形を読み、自分の位置を標定しコンパスを使い行先の方向を決める
これだけでも凄いなぁ(他にも沢山有る)と思いながら視聴
犬とプラピだけの芝居なので正直2時間保つのだろうか?と思ったけど意外に時間は気にならなかった
色々な困難を乗り越え終劇に向かうのだけど最後の手紙に「ポロリ」としてしまいました
ポロリしたので加点0.5です(笑)
他のレビューでは隣の人の啜る音が気になったという人もいた様ですが、そこまで泣ける事は無いけどなぁという感想でした
シェパードは劇中では勇ましいですが実際は意外に臆病だったりして可愛い犬種ですよね
最良の友
刺さらなかったです⭐︎
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