パリから来た殺し屋のレビュー・感想・評価
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アメリカの巴里人
ジャン=クロード・カリエールと言うと、ルイス・ブニュエル作品における共同脚本の印象が強いが、フィルモグラフィーを見るとジャック・ドレーとも何本も組んでいる。本作が制作された1972年には、ブニュエルの傑作「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」にも参加していて、両作はまるで趣きを異にする。監督によって硬軟いかようにも応じられる職人気質なのかもしれない。
全体としては随分荒っぽい筋書きで、主人公による最初の暗殺も緻密な計画を練った風でもなくいきなり訪ねて行くし、その後自らが狙われてからの攻防にしても雑な展開で、結構行き当たりばったりだ。ラストの葬儀場の顛末に至っては何かしら間が抜けている。
ミシェル・ルグランの劇伴は、まるでらしくないし、映像ともミスマッチ。
そう言えばジャン=ピエール・メルヴィルもアメリカに乗り込んで「マンハッタンの二人の男」を撮っているが、メルヴィル独自の文体は維持していたように思う。
『ブリット』『ワイルドバンチ』後の時代に
パリからビバリーヒルズに来て依頼された殺人を終えて国に戻ろうとしたところ、正体不明の別のスナイパーから命を狙われ始めるというお話。
う~ん、設定としてはドキドキハラハラ・ストーリーを想像させるのに、何だか緊張感のない作品でした。冒頭の殺しのシーンから「えっ?こんなにあっさりした展開?」と思わせ、終盤の謎解きも「それだけのこと?」と拍子抜けでした。50年前の作品とはいえ、この時代には既に、スリリングな展開の『007』も、迫力ある銃撃シーンの『ワイルドバンチ』も、カーチェイスで見せる『ブリット』も世に出ていたのに、このモッサリした映像。
それより、なぜ今これをリバイバル上映しようと思ったのかなぁ。
期待して観たのだけれど
70年代アクションが好きであれば、そこそこ楽しめると思います
フランスが仕掛けたパルプ・フィクション
フランスの「サムライ(1967年)」のようなクライムサスペンスがフィルムノワールの本場、米国でどのように展開されるのか楽しみにして出かけた。製作は1972年。しかし、舞台はNYやシカゴではなくLA、あの街にはダウンタウンこそあるが、パリのようなヨーロッパの城壁都市とは違い、広い平原に幾つもの衛星都市がばら撒かれていて、それらをハイウエーが縦横に結び、スケールが全く異なる。従って、フランス映画のような緊密な展開は望めない。そこで、カーアクションも、廃墟のような海辺のリゾートでの派手な撃ち合いも出てくる。ヨーロッパだけでなく、米国での上映も考えた配役への配慮もあった。
ただ、緻密なフランスチームがダイナミックな展開を目指した脚本に問題があったのだろう。私が観ると、少なくとも、大小三つの欠陥がある。おそらく日本の配給会社はそれを心配したのではないか。日本の映画ファンは厳しいからね。当時の日本での公開は見送られてしまった。案の定、後になって、米国では暗黒街を舞台にしたフィルムノワールから、明るい空の下、派手でクールなクライムサスペンスを展開するきっかけを、この映画が与えたと評価されているようだ。パルプ・フィクションと割り切って楽しむことができればそれで良いのだと思う。
パリから来た異邦人ジャン=ルイが、70年代初頭の迷宮都市ロサンゼルスを疾駆する。
主役はジャン・トランティニャン、
と見せかけて、
実はロサンゼルスの街が真の主役。
そういう映画だ。
たしかに、殺し屋さんは
パリから来たんだけど、
パリから来たのは「監督」も一緒。
これは、パリから来た異邦人監督が、当時のロサンゼルスの放つ圧倒的な熱気とエナジーをひしひしと感じとって、それをフィルムに刻印すべく奮闘した記録である。
ちょうど、『パリ、テキサス』『バグダッド・カフェ』『赤い砂漠』あたりと同様に、「異国人の目に移ったロサンゼルス」を活写するのが本作における監督の主眼であり、そこは「東京」という街が実は主役であった『Perfect Days』や『レンタル・ファミリー』とも変わらない。
ノワールとしての枠組み自体は、きわめてオーソドックスだ。
頼まれ仕事の暗殺任務を無事やり遂げたものの、なぜか自分のほうが命を狙われてるっぽいなんちゃって殺し屋さんが、ロス中を逃げ回るというだけのストーリー。
まあ、誰が2人の殺し屋を雇っているのかは丸わかりだし、基本なりゆきで話は進行していくので、余り観るのに頭を使う要素はない。
というか、久しぶりに頭を空っぽにして気楽に観られたというか(笑)、ああ「映画」ってこういうふうに受動的にのほほんと観てるだけでも、許されるメディアだったよなあ、と。
内容の薄さが、娯楽としての品の良さにつながっているというか(笑)。
二人の殺し屋さんが無能すぎて、どちらかというと、彼らのとぼけっぷりをのんびり愛でる映画になってるというか。
自動的にさくさく進むプロットに身を任せてだらっと観ていたら、うまい具合にお話は進んで、結局のところ悪いことをした人たちはみんな因果応報の報いを受ける。ノワールらしい幕締めを見届けて、そこはかとない満足を胸に帰路につくけど、得られたものとかは大してない……そういう、いい意味での娯楽映画だった。
一方で「ロス」を楽しむ映画としては、おのぼりさん視点ここに極まれり、といった感じで全編にわたってハッピーな街の点景が映り込んでいて、70年代アメリカの風俗史としても大変興味深かった。
てか、コイン式の電気ひげ剃り機ってマジ? 人の使った洗ってないシェーバーとか使うのチョーイヤなんだけど(笑)。そんなことしたら、悪い病気もらっちゃうんじゃないの??
あと、ローラーゲームも、動画で実際にやっているところを見たのは実のところ初めてだったので、ちょっとカルチャーショックを受けた。なんか、サーカスまがいのかなりヘンテコなアトラクションだったんだね!
冒頭から、イエローキャブ、ビバリーヒルトンホテル、ビバリーヒルズのプールのある大邸宅、ダウンタウン、モーターサイクルギャング、トップレスバー、マブい娼婦、タワレコ、ヴェニス桟橋、ぼろモーテル、葬儀場と豪勢きわまるエンバーミング(『ゴッドファーザー』のイメージww)などなど、ジャック・ドレー監督の目に写った「おもしろUSA」がてんこ盛りだ。
トロフィーワイフがアンジー・ディキンソンで、ヌードダンサーのお助けガールがアン=マーグレットってのも、なんていうかヨーロッパから観たときの「アメリカ女優」の類型みたいなキャラを思い切りあてがっていて、ちょっとひどいというか、偏見が過ぎるというか(笑)。こういうただれたグラマラスボディで頭の弱そうな(ふうに見える)女優がわんさかいるハリウッド、という幻想もひっくるめての、「おもしろUSA」なんだろうな、と思う。
パンフのプロダクションノートを読んでみると、面白いことが書いてあった。
《こうした都市の悪夢的な側面こそが、ジャック・ドレーを強く惹きつけた部分でもある。彼にとってロサンゼルスとは、「決して抜け出すことのできない街」だった。巨大な地理的迷宮のような構造を持つこの都市は、やがて人を飲み込み、最終的にはジャン=ルイ・トランティニャン演じる主人公をも呑み込んでいく。》
まあ、実際のドラマとしては、いやいやジャン=ルイは100%パリに帰れたのにわざわざ自分で残ったんじゃねーか、とも思うわけだが(笑)、少なくとも物語構造としてはとても得心が行く説明だ。
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僕にとってジャン=ルイ・トランティニャンは、永遠の傑作『狼は天使の匂い』の主演俳優として決して忘れられない存在だ。あれの真の主役はもちろんながらロバート・ライアンなわけだが、常に居心地の悪そうな無表情のエトランジェをやらせて、ジャン=ルイの右に出るものはいない。
最近観た映画では、クロード・シャブロルの『女鹿』で、三角関係を形成する建築家を好演していたのが印象的だった。グラスを上から鷲掴みにして、そのままドバドバ酒を注ぐシーンがやけにかっこいいんだよね。
何を考えているのかよくわからなくて、無骨で不器用な印象ではあるんだけど、意外に洒落ていなせな雰囲気もあるという、不思議な役者さんだ。
姿勢の良さと動きのスムースさが、なんとなく漂う気品みたいなものにつながっているのかもしれない。顔立ちだけでいうと互換性のありそうなジュリアーノ・ジェンマが、どこか薄っすらとした痴呆性をまとっているのに対して(失礼)、ジャン=ルイは凛としてるんだよね、いつも。
本作でのジャン=ルイ演じるルシアンは、ピッチピチの三つ揃えの背広に身を固めて、いかり肩とぷりっケツでロスの街をきびきびと動き回る。
とにかく、観終わって残っているのはなぜか「ぴちぴちスーツ」の印象ばかりだ(笑)。
ご本人はいたって真面目そうなのだが、どこか滑稽味が常に漂っているのは、おそらくわざと狙っての演出効果なのだろう。
頭の弱そうな母子とテレビを観るシーンや、アン・マーグレットとのとぼけた掛け合いを観ていると、基本的には「笑ってもらう」ことが前提の堅物キャラなんだろうな、と。
対するロイ・シャイダーの演じる殺し屋レニーはもっとダメダメさんで、よくぞこんな無能雇ったな!!クラスのポンコツ(笑)。
なにせ、至近距離から遮蔽物もない標的に向かって、ふた桁回数くらい発砲して一発も当たらないうえに、エンカウンターした標的に3回も逃げられた挙句、最後は逆に敵に拘束されるという究極の使えないやつ。だいたい一般人に顔をさらして調査しすぎだし、街中でぶっ放しまくるし、要らない殺しまで腹立ちまぎれにやっちゃうし。
物語の終盤で実はルシアンがプロフェッショナルのアサシンではないことが判明するが、レニーたんも実はプロじゃないのかも?
ていうか、無能オブ無能なわりに、やたら「凄腕の大物」みたいに振る舞ってるのが小悪党じみていて、とても良い。ロイ・シャイダーからは、まだ若くてジェームズ・ウッズみたいだった頃の、ワルの魅力があふれている。ロイ・シャイダーは、この直前に『フレンチ・コネクション』の刑事役で好演して頭角を現してきた時期だった(これもNYに来ているフランスの闇商人を追う話だよね)。このあと彼は『ジョーズ』で主演して、まさにスターダムを駆けあがることになる。
まあ、そもそもレニーを雇ってルシアンを殺させようって計画自体が、よくわからないんだけどね。そこまでルシアンが信用できないと判断する根拠が希薄だし、じゃあレニーはそこまで信用できる殺し屋なのかというと、自分の利得やプライドのためならむしろ雇い主を裏切りかねないタイプの人間じゃないかと思うんだが。
秘密の計画には、巻き込む人数は少なければ少ないほどいいし、いったんアントワーヌに汚れ仕事を依頼したのなら、おとなしく全部まかせて、彼の派遣した殺し屋に標的を殺してもらって、そのままフランスに帰らせたほうが、わざわざレニーを雇うより何倍も安全だし、要らない手間もかからないはず。だいたい実行犯の殺し屋を消しても、元の仲介者であるアントワーヌが健在なんだから、あのカップルはちっとも安全にはならないんじゃないのかな……?
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●アントワーヌ役のミシェル・コンスタンタンの眉毛!! あれ、どーいう構造になってんの?? 俺、眼前にあの眉毛の人が来たら、まじまじと凝視する自信があるわ。
●あの時代の映画はのべつまくなしにタバコ喫うシーンが出てくるけど、エレベーターの中でも喫ってよかったんだな(笑)。元愛煙家だった俺ですら、ちょっと引く。
●アン=マーグレットとアンジー・ディキンソンが魅力的なのは言うまでもないのだが、ルシアンをナンシーのところまでいざなう役割を果たす娼婦が超美人さん! あの女優さん誰なん? パンフにも紹介出てこないし、登場人物表にも載ってないんだけど。
●この映画、あんまり夜のシーンがないんだよね。暗殺も、銃撃戦も、追跡劇も、すべて白昼堂々行われる。たぶんジャック・ドレーは、陽光ふりそそぐロサンゼルスの「昼」を舞台にして、すべてのアクションを収めたかったんだろうな。きっと彼にとって、ロスはあくまで「昼の街」だったのだ。
ジャック・ドレーには、同じような「都市×ノワール」というアプローチで「東京」を舞台に撮った映画があるらしい。長篇第2作で出世作ともなった『Rififi in Tokyo』というのがそれで、岸恵子や岡田英次も出ているそうだ。タイトルが原題扱いってことは、日本未公開ってことだよね? なんで?? 岸恵子と岡田英次が出てたらふつうは日本でも公開しないもんか?? ぜひ観てみたいなあ。
●神保町に最近出来たっぽいミニシアターの「シネマリス」で鑑賞したのだが、椅子の座り心地が良すぎてびっくりした。半リクライニングだし、実際横のオヤジはずっとぐーぐー寝てたけど、想像以上にいい映画館だった。これはおすすめ。
なんでも、コロナ禍を機に、相次ぐミニシアターの閉館に胸を痛めた個人の支配人が、一念発起して家族経営で一から立ち上げた小屋らしい。そういうところはぜひ応援してあげたいところ。皆さんもぜひ行ってあげてくださいね。
’70年代アクション映画の雰囲気がたまらない。「ボルサリーノ」のジャック・ドレ監督、「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャン主演、「シェルブールの雨傘」のミシェル・ルグラン音楽!豪華共演陣も魅力。
ロサンゼルスでマフィアのボスが殺される。
犯人のフランス人は、正体不明の殺し屋からも追われ、ロスの街を逃走する。
1970年代アクション映画の雰囲気がたまらない。
高層ビルにハイウェイ、乾いた空気、荒涼な砂地、かすんだ青空。
夜は、バー・カウンターのトップレス嬢、裸で踊る女たち、道に立つ女…。
舞台となったロサンゼルスがもう一つの舞台。
懐かしいローラーゲーム!!カーチェイスまである!!
主演はクールなジャン=ルイ・トランティニャン。
てっきりプロの殺し屋かと思ったら実はギャンブルの借金のための素人だったとは。
不測の事態の対応や行動がいちいちてきぱきと堂々としてるからてっきりそう思い込んでた。
追う「フレンチ・コネクション」のロイ・シャイダーが、狡猾でしつこい。
巻き込まれ行動を共にするアン=マーグレットもイイ。(名前の・と=の違いは何だろう)
訳ありげな未亡人を演じる、「女刑事ペパー」でブレイク前のアンジーディキンソンも美しい。
葬儀屋の女は、「ゴッドファーザー」「ロッキー」のタリア・シャイアだったのか!
他にも顔なじみの俳優たちが出ていて、本当に豪華。
それでも製作当時、日本では未公開。
数十年前にテレビ初公開依頼、円盤リリース無しだったというから、タイミングが悪かったのですね。
殺し屋が殺し屋に狙われるーアメリカに迷い込んフレンチマン
フランス最大手のゴーモン製作でスタッフ、キャストからして日本未公開という珍品。オールロスアンゼルスロケ。殺し屋としてやってきたジャン・ルイ・トランティニアンが大富豪らしき屋敷に入り込んで、ターゲットを殺す。この殺し方があまりにもストレートな行動。大屋敷の住人にも顔見られ、殺したあとも見られて、とくとく車に乗ってホテルに帰る。ところがそのホテルはチェックアウト済みで帰るためのパスポートがない!そこへロイ・シャイダー扮する殺し屋に付け狙われることになる。
依頼主にどうにかこうにか連絡して助けを求める。その助っ人がいかがわしいトップレスバーで働く妖艶なアン・マーグレット。この二人の逃走劇が展開。時代を感じる微妙な緊張感ですすんでいく。ジャン・ルイ・トランティニアンの殺し屋、どうも不器用でどこかおどおどしているー後半でその理由がわかってくる。そしてこの殺しの背後にある罠を知ったトランティニアンはフランスにもどるのやめて、その黒幕に戦い挑んでいく・・・
とストーリーなんだけど、前述のように歯切れいいテンポではなく、ややダレダレしながら進んでいく。その時代感があって悪くはない。アメリカ製ではなくフランス製なんで、その味わいは評価したい。逃走するアン・マーグレットと愛まみえることもなく淡々と進んでいく。この抑揚のなさ、アクションに悪くないと思う。
地方から来た公務員。
やべえ。クライムアクションのリマスター。5分に一回眠くなる。でかい音で起こされるを繰り返す。
パリからビバリーヒルズにやってくる殺し屋がサクッと仕事を終わらせたあと、自身の命を狙われる。
助けてくれるヒロインが、ボインのセクシーねえちゃん。トップレスバーのママだから、バーで働く女たちがポロンポロンしてる。でも、サービスカットはここだけなんだな。ヒロインとのラブはありません。脱ぎそうで脱がねえ。
冒頭から鳴り響く、オーバードライブのかかったオルガンやファズギターが鳴るファンキーな劇伴はカッコいいぞ。
なんかおもしろい感じに思えるのに、何寝てんのかと怒らないでほしい。
主人公が地味すぎるんよ。パリからきた殺し屋じゃなくて、地方からきた公務員にしか見えない。これ、あとで納得の背景もヒロインに語るシーンもあるのでガチの設定だってわかるんだけど、そこにこだわる?見事に回収!じゃねえわ!
脇をかためる、ロイ・シャイダー。どこかでみた、ギラギラして悪役には最高の役者。あとで調べたらフリードキンの「恐怖の報酬」に出てる。これか。彼を主役にした方がよかったですぜ。
とにかくカッコいい
てっきり、主人公はプロの殺し屋…だと思ってたが、違った。
パリ、殺し屋、70年代のパルプ・フィクション…と聞いて興味を持ち鑑賞。
1972年の仏、米、伊合作。
ストーリーはとても単純。
複雑な設定が多い昨今、新鮮でした。
ロスの街並み、車、部屋の中、ファッションもレトロで思わず見入ります。
脅して押し入った家のテレビの映像は、「スター・トレック」。
音楽は…ミシェル・ルグランですか?
この雰囲気、ドラマの「探偵物語」を思い出しました。
かっこいい人たちがかっこいい音楽に乗ってストーリーは進んでいくのですが、所々笑えます。
その笑いもクドくなく、絶妙。
そして、豪華キャスト。
ジャン=ルイ・トランティニャンとロイ・シャイダーが始終スーツ姿で、無表情に「追いかけっこ」するのが印象的でした。
女優2人の真っすぐで綺麗な足も印象的。
エンドロールでは曲も流れず無音で、しかも短すぎて驚きました。
この作品が「70年代のパルプ・フィクション」であるかどうかは……
微妙ですが、わからなくもないです。
白黒でもよいけど、あの時代のアメリカはやっぱカラーだな。
トランティニャンが静かにやって来る
最近シアターで観たJ=L・トランティニャン出演の映画の中では一番良かったのではないでしょうか。彼の持ち味がよく出ていたような気がします。
しかし殺し屋役多いね〜ホテルで待機して思案しながらも銃を用意する。ある意味型ができあがってるような。
走るルシアン(トランティニャン)。
籠城した家族とTVディナーをとるルシアン。
子供にも容赦しないルシアン(今ならパワハラ)
空港の照明写真でニッコリするルシアン。
ロイ・シャイダーは、それを追う刑事かと思いや・・・えっ、同じく殺し屋!?この役者さんは若い時から容貌変わりませんね。温厚そうなイメージで、まぁ日本でいえば田中邦衛みたいな(ラ〜ラ〜ラ・ラララ〜♪鮫の国から)
純です・・・ロイ父さんは2010年に宇宙へ行ったとですか?
「パリから来た殺し屋」の原典は「スーパーマン」を作ったフライシャー兄弟のアニメーション「バッタくん町に行く」だそうです。(←違うって!💦)まぁフランスの名優トランティニャンが、お家で「スタートレック」を観て子供にケチャップを勧められる映画があった事自体驚きです。この作品てTV放映やソフト化もされてなかったのでしょうかね🤔
音楽がミッシェル・ルグラン。「シェルブールの雨傘」「おもいでの夏」「華麗なる賭け」などの甘い音楽を期待してたら、OPは、えっ無音!?しばらくしてファンキーな音楽・・・!
せめてスキャットぐらい出して〜!
ダバダバダ〜ダバダバダ〜♪(←それフランシス・レイでしょ💦)
まぁピアノの低音と映像のシンクロが「ダーティーハリー」のラロ・シフリンみたいですね。
オルガンを使ったフレンチ・ファンクは時代を感じさせます。一説によると主題歌があったそうなんですが今回の公開では版権降りなかったためカット(←えっ〜!😱)
宣材チラシにはQ・タランティーノ「パルプフィクション」と、あおっていたが私は「レザボア・ドッグス」に近いなぁと思いました。
「さらば友よ」シーンは意外と早く来ましたね。ロイ・シャイダーが拳銃を出そうと思いきや・・・結構いいシーンでしたね。
葬儀場の祭壇はギョッとしました。そこで納棺師役がG・アドレセン「ロッキー」のエイドリアン(タリア・シャイア)でした。全然分からなかった。
葬儀に出てる手下はF・F・コッポラ「ゴッドファーザー」のラスベガスを取り仕切っていたモー・グリーン(アレックス・ロッコ)?
あと「パリから・・・」殺された組織のボスの息子はウンベルト・オルシーニ。イタリアの俳優でL・ヴィスコンティの作品にも出ておられるのですね。
この前観たM・アントニオーニ「砂丘」と本作品で二部作のように感じられます。外国の眼から見たLA。本当、広告看板が多いですね。
途中から出て来たアントワーヌ(ミシェル・コンスタン)が最後、走る、走る。
「レザボア・ドッグス」のMr.ピンク(スティーブ・ブシェミ)よりも走る。観終わった後も、このシーンが脳裏に焼きつきました。最初出てきた時、胡散臭い奴だと思いました事をお詫びします🙇♂️うーむ仁義だね😎
ある意味、フランスの監督J・ドレーがハリウッドにカチコミした映画にも取れます。
やっぱりパンフレット欲しいなぁ。
ハードボイルドのノワール割りはイマイチの味わい
フィルム・ノワールの名手ジャック・ドレーがアメリカで撮ったハードボイルドタッチのノワールです。正直言って中身はどうってことないけど、70年代のロスの風俗の雰囲気や主役の役者さんの若い時が観られる記録的な価値はあります。パリからロスにやってきた殺し屋が裏切りに遭うお話しだけど、全体的にゆるい作りであんまりサスペンスが盛り上がりません。最後にフランスからマフィアの親分がやってきて、仁義をわきまえないアメリカ人を始末する所が、ちょっと面白いくらいです。役者では、ジャン=ルイ・トランティニャンが淡々としたプロの殺し屋を演じ、ロイ・シャイダーのひと癖ある精悍な殺し屋と好対照です。アン=マーグレットの若い時の作品って初めて観たけど、輝くような美しさでした。アンジー・ディッキンソンとはキャラがかぶるけど。
古き良き時代の良作
1970年代の作品であり、舞台がロサンゼルスであるため、今は珍しい存在となったクラシックなアメ車やヒッピー風のバイク集団が行き交う当時のロサンゼルスの街並みを観ることができる。
押し入った家で電話の内容を知られないよう家主がフランス語を話せないことをさりげなく確認するなど、主人公は機転が利く人物として描かれている。その主人公が銃を持った殺し屋に追われているときに遮蔽物が少ない場所に逃げ込む描写には少し矛盾を感じる。
BGMはテーマ曲のみという潔さに加えて、気骨のある主人公が活躍する直球勝負の作風には好感を覚える。このような古き良き作品を映画館で観る機会を提供してくれた配給会社には感謝したい。
まったりのんびりなクライム映画
時代のせいか、ヨーロッパ入った映画なせいか、まったりゆったりのんびりでスリルがほとんどない。1時間15分くらいなのにもっと長かったように感じた。
ルシアンもレニーも、考えなさ、計画性のなさ、行き当たりばったりで、ホントにプロの殺し屋なのか?と思う。
若干のミステリーがあり、ルシアンがフランスの仲間もろともアメリカマフィアの親分(標的の実の息子)に嵌められたとわかり、怒り心頭な仲間がフランスからやってきて、アメリカマフィア対フランスギャングという展開になるが、フランス側の勝利。アメリカ警官も間抜け。
フランス人のアメリカ人に対する感情が出ていた感じ。フランス、イタリア、アメリカ合作で、アメリカ側、よくこれ許したもんです。
サメ退治に行く前の若いロイ・シャイダー、スタイル抜群美しさ満開のアン・マーグレット、一癖二癖ありありのアンジー・ディッキンソン姐御と当時をときめく俳優を揃えたのにみんな何か間抜けで徒花みたいになっちゃった。もったいない。
1970年代のロサンゼルスが映し出されて、それだけは興味深い。刑事コロンボもこの街のどこかにいるかしら。燃費悪そう無駄にでっかいアメ車は、ハリー・キャラハンのイメージです。
巻き込まれて何度も事情聴取されていた専業主婦が、死体見るのに慣れてくるのが可笑しかった。
ジャン・ルイ・トランティニャンの走る姿がかっこ悪くて意外だった。
1970年代といえばローラーゲーム!
検索したら、現在でもほぼ女子の競技として健在なようです。
ローラーゲーム全盛期のロスアンゼルス
面白かった
フランス人を騙したアメリカ人は許さないと言う話。借金(アメリカのマフィア)に逃げ道を塞がれたフランス人の男がアメリカでの殺しを請け負わされ、殺しを無事済ませたもののマフィアのボス(殺された男の息子)に抹殺されかけたところをアン·マーガレットに助けてもらいながら復讐を果たすと言うストーリーだが、最後の復讐ではフランスからも仲間二人が駆けつけ、騙された殺し屋と3人でアメリカマフィアに復讐を果たすと言うところで、これは、フラン人全般がアメリカ人に対して感じている感情を表現したモノと気付いた次第です。面白かったです。アンマーガレットが人気があった理由を改めて知りました。また、1970年代のLAの様子、風俗が観れたのも良かった。
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