君と花火と約束とのレビュー・感想・評価
全200件中、1~20件目を表示
花火綺麗だなぁ~
前半の間伸び感と説明不足…
説明されなくてもわかるんだけど、
最初から当たり前のように進む感じ
もやもやしました。
火薬でも空襲と悲惨な情景と、
花火の楽しげな対比は良さげ。
ストーリーは二番煎じ感をかんじつつも、
花火の描写はまぁまぁ。
人物の映像のクオリティは微妙だと感じました。
やけに協力的な花火師と?やけに理解のある母親…
そうなりますかね…?!ゴミを拾ったから?兄弟子の花火だから?戦時中に作成した花火が時を超えて現代に届き打ち上げ?!親方はなぜ理解できる⁈見た目が兄弟子の花火玉にそっくりだったとして、ハルさんに昔聞いていたとして、OK!よしっ上げよう!深くない…ご都合主義の設定。
絵といえば最初に書いてた「茅の輪」は、なにか意味ありますかね?そして何も相談してないのに学園祭の黒板アート先回りしてやるのは…怖いて…笑 メイド喫茶の黒板アートに茅の輪はなんで?そして二枚目の絵にもなにか意味があるんでしょうか??
必死に集合場所に向かってたけど、フユさんが帰ったあとなら連絡出来たのでは…連絡先きえたままなのかな?
最後には、え⁈花火を作る?!花火師になるの?!
絵はどうしたの⁈驚いてしまいました。
世代間、伝わるのは悲劇だけじゃない、想いも伝わる。
主人公の誠君が言うように「ボーイミーツガール」の王道ストーリーですね。誠君はまだまだ子供として描かれていますが、葉山煌とハルはとても大人です。ユング心理学ではお互いに不足する要素を求めあうものと考えるので、子供っぽい誠と大人な対応のハルが対になっているように感じます。また世代を超えた物語という設定から、煌はハルの生まれ変わりと考えると、とても辻褄が合うように感じます。煌の心はハル(実はフユ)そのもの。あかちゃんの孫として生まれてくる煌の魂はフユ姉さんということでしょうか。そう考えると誠君は稔さんの生まれ変わり…、だから花火職人を目指すのでしょうか。複雑なタイムトラベルを考えるということは、二人の魂が過去とつながっていることを表現したかったからなのでしょうね。ロマンチックです。過去、現在、そして未来へとつながっていく物語を、叙情豊かに魅せてくれました。あと、長岡の花火大会が、8月1日の空襲の慰霊として開催されていることを初めて知りました。地元の方にとっては忘れられない作品となったのでしょうね。とてもいい作品でした。
とても賢い過去の人、ちょっと足りない主人公
長岡の過去と現代を繋ぐタイムリープもの?といったらよいですか。長岡の花火大会の打ち上げ花火の綺麗さと、同じく長岡の戦時中の空襲の悲惨さにフォーカスした作品です。
主人公の中学生3年の誠君の行動が、この年齢ならまだ精神的にお子様だから仕方ないのかもですけど終始はっきりしなくて、しかも後ろ向きな考え方ばかりしたりで全く共感できませんでした。で、その子が決断し行動した内容も「いったいそれって何の目的?」とか、「いやいや、そんなことせんでも・・・もっと頭使えよ」とか納得いかないだけならまだしも、見ていて恥ずかしくなる始末です。なんとも頼りない、ちょっと足りてない主人公です。
対照的にタイムリープしてきたお姉さんは逆にその発言から精神的に大人なだけでなく状況を理解、把握する能力に長けていて未来からすべての設定を飲み込んだ上でやってきたみたいな落ち着きさえあります。帰り方まで分かってらっしゃるのは流石に万能すぎですけど(笑)。
もう、いいから賢いお姉さんの言うこと聞いておけばいいんじゃね・・・って結論出しながらなんとか最後まで観ましたけど、花火の打ち上がる山場さえ演出的に盛り上げられず、シナリオがきっちり収束しないままにアレレ?っていう間に終わってしまいました。
ただ、いいところをあげるとしたら、空襲のシーンは切なく前述のお姉さんの行動が尊くて・・・ベタだけどこの部分だけはちょっとホロっとしましたね。
では。
君と花火と約束と
声もストーリーも基準値以下
主人公の声優(アイドル)が下手。
ホントにこれだけでだいぶ損してます。
ストーリーは色々と腑に落ちない部分はありました。
主人公とヒロインのエピソードが少ないし、タイムスリップで現れる曽祖母ともそんな短期間で関係が深まるか疑問。
主人公の友達はなぜ登場したのか分からないし、規制を振り切って走り続ける主人公も…
キャラデザが可愛くて気にはなっていたので、観れて良かったです。
後半のストーリーはいい
終わりよければ良し!
かなり粗の多い映画でしたが、後半の長岡からは良かったです。
空襲の描写は迫力があってちょっと怖く、花火の描写はとても綺麗で良かったです。
主人公の声が棒読みすぎて酷かったですが、後半になってから上手くなったのか耳が慣れたせいなのか定かではありませんが、声はある程度慣れました。
前半の東京編はすごく退屈でしたが、後半の長岡編はまぁまぁ楽しめました。
前半だけなら⭐︎2ですが、終わりが良かったので不思議と許せて⭐︎4にしました。
駄作とも名作とも言い切れない怪作映画でした。
しかし不思議と観て良かったなと思える作品でした。
日本の夏ならではの文化的意義がある作品
日本の夏ならではの題材
戦争と平和
花火
浴衣
夏休みの青春と成長
世界では戦争が起きてしまっているが、日本は平和な国であることを気づかせてくれる作品である。
子どもたちには戦争の悲劇が伝わり、大人たちには平和を守る、次世代に伝える必要があることを改めて思い出させてくれる。
長岡花火を始めとした花火大会それぞれにも想いが込められていることを教えてくれた。
また、主人公が友だちID交換さえできないほど消極的であったのが、混乱しながらも最後には自信を持ち、自分の夢を持てるように成長する青春ストーリーであることも現代の世代にわかってもらえるといいと思うし、その変化を最初は朴訥として抑揚を少なく、最後には好きな子に告白できるほどまでに成長する主人公を声で演技している主演も私はよかったと思う。
映画とは、泣く、スカッとする、考えるなど見終わった時に何か感じ取れればよい作品であると私は考えるが、この作品にはそれがあったと思う。
私は夏休みに子どもに観てもらいたいと思う。
いろいろもったいない!
最初、主人公の声に違和感ありまくりだったが、前半のダイジェストの様なストーリー展開にそれも気にならなくなった。
なんか原作を雑に切り取ったとしか思えない脚本に、誰が書いたか調べてみたら聞いたことのない人だった、適当に書いたのを批判されるのが怖くて偽名を使ったのかな?
後半、長岡に行ってからは、展開はまともになったが、それでも突っ込みどころは満載!
特にタイムリープに関しては、過去に行って歴史が変わるのなら解るが未来に来てヒロインが消えるのは意味解らないし、主人公だけ覚えているのはご都合主義すぎる。
それなら主人公が過去にタイムリープしたほうが辻褄が合うのでは?
もしかしたら原作はもっと良いのかもしれないが、雑な脚本のせいで台無しになった可能性もあるかな。
せっかく題材は良いのだから、作画も含めて丁寧に作れば傑作になりえたかもしれないので、非常にもったいない映画だと思った。
とても素敵な映画でした
地元出身者としては…
長岡出身ではありませんが、県内に住んでいて毎年必ず現地で見ていた長岡花火。
今年は残念ながら現地鑑賞は出来ずネット中継でしたが、本作とのコラボ花火もあったので映画も見てみようと劇場へ足を運びました。
長岡高校とか、原信とか地元の風景がそのまま出てきたのは嬉しかったけど、全編通してツッコミどころ満載でリアリティの無さにがっかりしました。長岡花火の平和への祈り、復興の象徴としての素晴らしさを知っているから、尚更。
・えっ?新幹線そんな簡単に乗れるの?タッチでGOでも残高は1万円ぐらい必要なはず
・実際の位置関係から長岡高校へ向かう人が長岡駅大手口まで来て別れるのは不自然
・空襲のシーン、防空頭巾被らないの?
・新潟で桜の時期はかつては4月中旬〜後半頃だったので花火作りの時期からズレてる?
・80年前の人が左からの横書きの文字を瞬時に読み取ったり、現代仮名遣いで手紙書けるの?
・一つの打ち上げ筒から二手に分かれて打ち上がる花火なんて物理的に無理でしょ?
などなど、細かすぎてスミマセンですが、実在の店舗なども出すのであれば、こうした部分もちゃんと描いて欲しかったな。
あと「世界中の爆弾を花火2変えて打ち上げたら…」の台詞、「この空の花」でも使われてませんでしたっけ?
そして何よりこれはNGだと思ったのは、警備員の静止を振り切って通行止めの橋を渡って打ち上げ場所へ向かうシーン。
いやいやいや、例年来場者のマナーが問題となっている中で、完全にアウトなやつ!てか、立ち入り禁止の場所に爆発物抱えて突撃するって犯罪行為ですよね?
しかも、勝手に持ち込んだ花火を上げてくださいって…そんな簡単にセットして上げられるものではなく、花火師はじめ関係者の皆さんがどれだけ前から準備してるか知ってるの?
よく長岡花火の関係者がこんな無茶苦茶な設定でOKしたものだと、むしろそっちがびっくりでした。
あ、花火の映像とエンディングの歌は良かったですよ。あと長岡弁もなかなか可愛かったです。
タイトルなし(ネタバレ)
主人公の演技が酷評されていますが、普段アニメを見ない私からするととても聞きやすい声質でしたし演技も自然で見やすかったです。
主人公が一度筆を置いた理由も、中学生高校生という多感な時期の話なので、浅すぎるとは思えませんでした。むしろあの年代でそこまでの挫折を味わっている方が怖いので自然なストーリーだったと思います。
脚本がダメすぎる
ベタな展開は良いんだけど…
タイムスリップ&ボーイミーツガールのベタな作品に地域性や歴史性が乗っかった作品。
まず主人公の声優が佐藤勝利さんだけど、純粋に下手で浮きまくり。原菜乃華さんは本職ではないけど不思議の国でアリスとの時から上手でしたし、もう一人のヒロインが声優の高橋李依さんなのでとんでもなく浮いてしまっている。
商業的にみたらtimeleszは非常に人気だしそのファン層を取り入れる為には仕方ないと割り切るしかないけど作品の質は低下した。エンディング曲は良い。
タイムスリップ作品のド定番をいく展開なので目新しさも特にケチをつけるようなこともなく、それに地域性や歴史を踏まえた展開なのでそこは良い。
意外と悪くない作品だなと思っていたんですが、終盤のシーンで一気にチープになってしまった。
いきなり見ず知らずの少年から渡されたもの信用できますかね。ていうかあの警備員達は数あれだけいて何してんの?っていう結論ありきで理屈は一気に飛ばしてしまう超展開があまりにも残念。
花火屋と主人公の交流があって信頼関係が気付くシーンがあればいいんですけどね、見掛けたのと少し話しただけであれはないでしょう。
後半の展開だけが残念な作品。
想像力次第で、まったく違う作品になる
ずっと気になっていた映画だったので、上映終了間際でしたが、なんとか駆け込みで鑑賞できました。
感想としては、とても面白かったです。子ども向けの作品という印象もありましたが、むしろ大人が観ても十分楽しめる映画だと思いました。特に大人ならではの想像力を働かせると、作品の見え方がまったく変わってくるように感じます。
批評コメントでは、終盤の花火を持って橋を走るシーンや、親方があっさり許可を出す場面について、「なんでそんなに都合よく話が進むの?」という意見も見かけました。でも、自分はむしろ、過去の稔さんやフネさんが陰から導いてくれていたのではないか、と受け取りました。そう考えないと、あそこまで不自然なくらい物事がうまく運ぶ理由が説明できない気もしますし、だからこそ自分は感動しました。
そう考えると、物語の序盤で桜が舞うシーンあたりから、目には見えないスピリチュアルな力が働いていたのかもしれません。そうしたことを想像しながら観ると、作品の印象がまったく変わるのがこの映画の面白さだと思います。逆に、そのようなイメージを持たずに観ると、少し理解しづらい部分があるのかもしれません。
それから、timeleszの楽曲もとても良かったです。いい曲なので、劇中でもう少し印象的に流れていたら、さらに盛り上がったように思いました。
そして、花火の映像は本当に美しく、大きなスクリーンで観られてよかったと感じました。これを観て、実写版もぜひ観てみたくなりました。
出身者としては良かったです
幼い頃から毎年欠かさず観に行っていた長岡花火が題材ということで観てきました。長岡の空襲の話は、学校でも習いますし、担任の先生の体験談も聞いていたので思い出して涙が出ました。方言もよくできていたと思います。ただ、男性主人公の声が。なるべく感じないように、考えないようにしていてもどうにも感情移入できなかった。そこが残念です。ファンの方々すみません。やっぱり声優さんてすごいんだなと改めて思い知らされます。制作されている方々は本当にこれでいいと思っているのか?何か忖度があるのか。世の中難しいですが、アニメは自然なセリフで観たいです。花火はとても綺麗でした。全国の皆さん、やみつきになるから是非一度長岡花火観に行ってみてください。
清く正しいボーイ・ミール・ガール。でもボーイとガールがミーツした「後」が残念。
本来なら地元シアタス調布のサービスデーで19時半から観るつもりだったのだが、仕事が終わらずに新宿で21時半から観た。調布が舞台と知っていたら、意地でも調布で観たのに!
調布つながりという地縁のある映画でもあるし、ジュヴナイル・アニメは大好物でもあるし、一応真剣に作ってある映画のことは出来るだけ褒めてあげたいと思う。
だが、ここまで作りが適当だと、正直あんまり褒めるところがないかも……(笑)。
シンエイ動画50周年というし、学園ものでボーイ・ミーツ・ガールというから、こちらはどうしても『からかい上手の高木さん』や『僕の心のヤバイやつ』クラスのものを期待しちゃうんだけど、実際は作画も深夜アニメレヴェルの口パクアニメで、あまり予算がかけられていない印象。キャラデザはそこそこ可愛いんだけどね……。
とにかく、台詞も、演出も、展開も、びっくりするくらいに凡庸な仕上がりで、しかもまったくスクリプトチェックが通っていないレヴェルで矛盾や疑問点が多い。
この惨状のどこまでが原作由来で、どこからがアニメスタッフに起因するものかはわからないが、せめて脚本だけでも誰か名の通った実力者に任せたほうが良かったのでは?
一番の問題点は、ボーイ・ミーツ・ガールなのに、恋愛映画としてまるで成立していない点。これは、なんというか、致命的だ。
前半で、主人公の夏目誠とヒロインの葉山煌は確かに華々しく「出会う」のだが、そこから恋愛感情を築いていく描写がほとんど出てこない。ろくなイベントもないままなぜか1年以上が経過していて、そこで唐突に引っ越しイベントが発生。いきなり駆け落ちみたいに長岡くんだりまで追いかけていく流れになってて、個人的には全くついていけなかった。
「誠くんには、文化祭でも助けてもらったし、お母さんの誕生日にも支えてもらったし」って煌が言ってたけど、俺たちが見せてもらえたイベントってその二つだけだよね??(笑) なんでお前らそれでくっついてんだ? というか、なんで映画としてこいつらをくっつけておかないんだ?
で、引っ越し先の長岡まで追いかけて行ってどうなったかというと、実は煌は早々に携帯がつながらず連絡不能状態になって、物語から退場してしまうのである! えええ!? 煌ってヒロインじゃなかったの??
と思ったら、真ヒロイン、ハル(ほんとは、フユ)がガチ降臨!!
誠くんはそっちのお世話で手一杯で、2日間にわたって観客ともども煌のことなんぞすっかり忘れて、魅力的な昭和ヒロインの一挙手一投足にひたすらうつつを抜かすのでした……
って、煌ちゃん可哀そうすぎるよ!!!(笑)
で、最後に唐突に橋で再会して(たしかここで二人で観ようとか言ってた橋だよね?)、いきなり花火を背景に告白! なんで運命の再会みたいに二人で陶酔しているのかはわからないまま(この「運命」って、この二人が選び取った運命じゃなくて、フユさんが決めてくれた運命にすぎないよね)幕。
結局、この二人は映画のなかでほとんど交流自体がないまま、成り行きで恋人どうしになってしまった。しかも煌ちゃんは、正ヒロインの座までひいおばさん(?)に奪われちゃって……。なーんか全般に「扱いが雑」すぎるんだよね。
もう一つ、どうしても納得いかないのが、「過去へ戻る方法」や「再会する方法」について、あまりに無造作に、成り行き任せで、単になし崩しのまま実現させている点。
タイムリープものとか、一番重大な要素って「どうやって帰るかわからない」ってのを解決する段取りなんじゃないの?? なんでフユさん、何事もなかったかのようにふつうに過去に帰ってるんだ??(笑)
「煌が消えちゃう」って話も、要するに「ハルさんに危機が迫っていて、それをフユさんが再タイムスリップして助けに戻れないと、子孫の存在まで消えちゃう」って話なんだと思うんだけど、あんだけ「煌ってだれだっけ?」とかスケブから描いた絵が消えちゃうとかやってたのに、「なし崩し」でそんな話はなかったことになって、ふつうに橋の上で再会して(これが吊り橋効果ってやつですね??あ、違うか)、めでたしめでたしって……、さすがにいろいろおかしいだろ。
他にも、得心のいかなかったことを挙げ出したら切りがない。
●最初に出逢うシーンで二人が目を閉じた状態から振り返るのはおかしい(あれは「誰がいるかわかっているときの所作」であって、いきなり名前を呼ばれたばかりの人間や、後ろから相手に向かって名前を呼んだばかりの人間は、けっして目を閉じたりしないものだ)。
●いきなりひいばあちゃんからの信じがたい因縁話をぶつけられても、特段なんの反応も示そうとしない誠が、かなり気持ち悪い。
●たとえ二人が関係性を築いていく過程を描くための尺が足りなかったとしても、どんな感じで徐々に心を通わせていったかくらいの描写が、あと5倍は必要だと思う。
●清楚系の女の子への差し入れで「500ミリリットル」のジュースのペットボトルは、これまでアニメを観てきて、けっこう初めて観たかも。
●煌はお父さんと同居していて、お父さんと引っ越していくのに、一度も映画の中でパパの姿が描かれないのは軽くホラーの味わいがある。なんで?? 性的に虐待でもされてんのか(お母さんの代わりにされるとか、だから怖くてママの誕生日には帰れないとか)?
●誠のイケメン親友が登場して、女子にモテモテの描写とか、足を怪我している思わせぶりな描写とか出てくるのだが、まったく本筋に絡んでこない。後半は煌の存在の認否確認で出てきたくらい。いったい何のために投入されたキャラなのか?
●誠が美術部で絵を描くことを辞めた理由がおそろしくくだらないし、やけに誠を称揚する担当教師が気持ち悪いし、煌に言われたら普通に絵を描きだす流れも見苦しいし、いつのまにやら賞を狙ってて落ちたら煌に八つ当たりで切れ倒してるのも、超絶ダサい。
●せっかく調布が舞台なのに、高校(たぶん調布南高校の校門)と布田天神社(でもあんな高台にはない)だけしかロケーションとして出てこないのは、地元民として不満。
●しかも「調布にも有名な花火大会があるのに」そのことに対してろくに言及もないまま、長岡に話がシフトする。そりゃさ、長岡の花火大会には勝てねーけどさあ(プンプン)。
●「長岡に花火を観に行こう」という話と、「長岡に引っ越しをするのでお別れです」って話がごっちゃになっていて、感情のやり場所に困る。
●何時の新幹線とも聞いていないのに、どうやって中で落ち合えたのか謎過ぎる。適当に隣に座って乗ってた以上は、あれって自由席だよね?
●長岡の家で、逆転裁判のサイコロックみたいな現象が起きてたの全スルーですか。
●家の柱を触ったら建物が倒壊して、フユさんがタイムスリップしてくるロジックが今一つよくわからない。どういう理屈?? このタイムスリップって、柱に触った誠が呼び水ってこと?
●煌と連絡がつかなくて心配しているといいつつ、フユさんに白ワンピ着せてハアハアしている誠。親に連絡して軍資金をせしめつつ、やってることは全力接待(てっきり宿代せびってるのかと思ったら、防災着かなにか買おうとしてるのね)。だんだん煌の存在が希薄化して消え始めているというのに、寄り道ばっかりしている。
●「それどころではないときに、どうでもいいことに時間をかけている」描写って意味では、タイムスリップして空襲の夜に戻ったフユさんについても同じことがいえる。ハルさんの所在を必死で探しているはずのフユさんが、バケツに入れた双子花火玉を稲荷の前に埋めているのだ。結構な深さで埋めてあったし、30分やそこいらで出来た作業ではなかっただろう。ハルを助けに戻ってそれはないんじゃないのか?
●赤ん坊の扱いにも若干ひっかかるところがある。なんか影薄かったけど、稔さんの出征前から出来ていた子だっけ? それだと出征の際にハルさんが抱えていないのは違和感がある(逆に出征後に産まれた子なら、もう少し説明があってしかるべきでは)。
●自分だったら、あの稔さんの名前を抑留戦死者リストで見つけた資料館で、空襲犠牲者に自分の名前を見つけた(同時にハルの名前を見なかった)フユさんが、煌の存在が薄れつつある現実に覚悟を決めて、ハルを助けに過去に戻るみたいな感じにしたかも。
●フユさんが空襲でハルさんと子供をかばって死んだのはちょっと驚いたが(ハルさんが脚を怪我して、この子だけでも助けてって叫んでいて、てっきり「段取りを踏んで」ハルばあが実はフユさんだったという方向に話が進んでいると思い込んでいたので、え?そっち?みたいな)、実際にフユさんが死んでハルさんが生き残ったのだとすると、今度はハルばあが「フユさんの話を後世に語り継いでいない」事実が不思議でならない。空襲で命を懸けて親子をかばってくれて、自分は死んでいったお姉さんの話を、ハルさんが子孫に話さないわけないと思うんだけど……。(当事者じゃないから)経緯のよくわからない花火の絵の話なんかより、まずはフユさんに助けられた話をするんじゃないのかな?
●フユさんが遺した手紙を誠が読むとき、手紙の中身は丁寧な標準語で書き記されているのに、敢えて声優に方言で読ませているのには、軽く違和感があった。手紙の最後だけ方言で書いてあるんだけど、そこの効果があまりあがらない……。
●花火大会の日の長岡、昼だからといってこんなに閑散としてるもんなのかな。
●誠が迷うことなく花火の打ち上げ場所に向かう流れや、バリケードを簡単に突破していくところや、ピンポイントのタイミングで会わないといけない花火職人の親方に遭遇するあたり(ふつうは打ち上げ現場にどっかり居座っているものでは?)は、アニメなのでとやかくいいたくないが、その後の展開にはさすがにたまげた。え、ちょ、ちょっと? マジで80年間土中に埋まったまま放置されてた爆発物(火薬のかたまり)を、中身も確認しないで打ち上げるつもりなの?? それ、本来ならガチの自衛隊出動案件だろ!!(笑) 大惨事になったら、どう落とし前つけるつもりなんだ、親方?
たとえ、新宿二丁目っぽい弟子に傍で正論をはかせたとしても、展開に免罪符を与えることにはならない。やっぱり、やっちゃいけないことはやっちゃいけないと思うんだよね。
●そもそも、フユさんから託された「双子花火」って「この日にどうしても打ち上げなければならない」理由ってなんかあったっけ? 少なくとも煌に見せたい感じには見えなかったけど(イチャコラしててそれどころじゃないかんじ)。フユさんが空襲で亡くなったのは誠は知らないんだしね。
●ぜえぜえ走ってるうちに煌とノーストレスで再会できたのはいいんだけど(会えた瞬間に回りの人がみんな居なくなる演出ってどうなんだろう?)、会えてにっこりみたいな流れでホントにいいのかな? お互い2日間連絡とれなくてすげえ心配し合ってたはずなんだけど……。そこは「良かった、無事だったんだね!(ひしっ)」じゃないのか? つくづく煌の扱いが軽い。
他にも、もう一回観直したら、いろいろと気づく点もあるだろう。
僕は必ずしも映画に整合性やリアリティを求めるタイプではないが、 さすがに「この状態で世に放たれる」のはおかしいと思う。きっと僕以外にも、似たような「ツッコミ疲れ」の状態に陥りながら映画館を後にした人は多かったのではないか。
とはいえ、やっぱり清く正しいボーイ・ミーツ・ガール自体は自分にとって大好物なので、ジャンル映画として3点くらいはつけてあげたいというのが人情なんですよ。いちおう、真面目につくってはあるし、ジャンルをバカにするような映画ではないし。
でもね、敢えて2点台にしたのは……
誠役の声優さんがなあ……。
やっぱり、これはあんまりだと思う。
ヒロイン二人(とくにりえりーの安定感はさすが)が上手くこなしている分、よけいに悪目立ちするというか。
正直、旧ジャニ親衛隊を客として取り込める以外に、映画にとってプラスになっている部分は何もないと思う。その意味では、「作る前から負けが確定していた」映画なのかもしれない。
全200件中、1~20件目を表示




