メヒコ 1986

配信開始日:2026年6月5日

解説・あらすじ

1986年のFIFAワールドカップ開催地決定の舞台裏を題材に描いたスポーツドラマ。開催国辞退によって空席となったワールドカップ招致をめぐり、メキシコが繰り広げた逆転劇を、実話をベースにフィクションを交えて映像化した。

1980年代半ば、FIFAワールドカップの開催地に内定していたコロンビアが辞退を表明し、各国は代替開催地の模索に奔走する。突如空席となったW杯開催国の座に強豪国が名乗りを上げるなか、すでに一度ワールドカップを開催した実績があり、開催候補として不利とみなされていたメキシコで、ひとりの男マルティン・デ・ラ・トーレが立ち上がる。コネも権力も持たないマルティンは、大胆な発想と巧みな話術を武器に、FIFA幹部や政治家たちとの交渉に挑み、前例のない“2度目のW杯開催”実現を目指して奔走する。

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「スター・ウォーズ キャシアン・アンドー」で知られるディエゴ・ルナが主演と製作総指揮を担当。“史上最高のW杯”ともいわれる1986年メキシコ大会を実現した立役者の型破りな挑戦を描く。Netflixで2026年6月5日から配信。

2026年製作/97分/メキシコ
原題または英題:México 86
配信:Netflix
配信開始日:2026年6月5日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1

Netflix映画「メヒコ 1986」6月5日(金)独占配信

映画レビュー

3.5 マラドーナの神の手

2026年7月10日
iPhoneアプリから投稿

1986年のメキシコW杯といえば、
多くの人がマラドーナの神の手を思い出すことだろう。

当時、日本のスポーツ紙がちょうど白黒からカラーへと移行した時期。

翌朝の一面を飾ったのは、鮮明なカラーで切り取られた手のアップ写真だった。当時のサッカー少年たちは「おいおい、そんなことが許されるのか」と、

狐につままれたような不思議な感覚に陥ったにちがいない。

しかし、ピッチ上で〈神の手〉という反則が歴史に刻まれていたその裏で、

メキシコの政界まで巻き込んで、

映画のような〈嘘のような大事件〉が同時進行していた。

本作が描き出すのは、まさにその知られざる舞台裏である。

強烈なスパイスのひとつは、
あの元米国国務長官、怪物ヘンリー・キッシンジャーの登場だ。

どんな汚い手を使ってでも、すべての駒をコントロールし、
決して負けないはずのキッシンジャー。

彼がこのメキシコの地で、文字通り〈完敗〉を喫するプロセスは極めてスリリングだ。

歴史の教科書では冷徹な戦略家として描かれる男が、メキシコという巨大なカオスと情熱を前にして、なす術なくうろたえる姿には、カタルシスすら覚える。

しかし、本作には一本の映画として看過できない歪みもある。

それは〈事実は小説よりも奇なり〉が、
そのまま映画の弱点になってしまっている点だ。

具体的にはどのプロットか。

それは、

スサナを巡るドラマや彼女との会話劇が展開されるのだが、
どうしてもエピソード的に弱い、
というか、

エピソード以上の重要なプロットになり得ていない。

観客の意識はどうしても、歴史を揺るがす裏工作の行方へと引っ張られてしまう。

とはいえ、この混沌とした作風こそが、
メキシコという国の本質を見事に捉えているとも言えなくもない。

というのも、

先日、サッカー日本代表の現地での練習場が〈デコボコの草むら〉のようで酷すぎると話題になったが、本作を観れば誰もがこう納得するはずだ。

さもありなん、メヒコ!

ピッチの上では手がゴールを決め、
裏社会では政治家、実業家、国務長官の思惑がひっくり返る。

本作が放つ、B級グルメのような強烈なスパイスと、
歴史のB面を覗き見るスリルは、洗練されたエンターテインメントにはない独自の泥臭い魅力に満ちている。

映画としてのバランス(スサナとのラブプロット)にはやや難ありだが、
1986年という狂熱の時代を別の角度から目撃する体験としては、
なかなかのエンタメ作品であると言えるだろう。

コメントする (0件)
共感した! (0件)
蛇足軒妖瀬布

3.0 今まさにグッド・タイミングなんですね

2026年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

驚く

1986年のワールドカップ開催国メキシコ決定の裏側を描いたメキシコ映画。
「スター・ウォーズ キャシアン・アンドー」のディエゴ・ルナ主演です。
ディエゴ・ルナってメキシコ人だったんですね。
今まさにカナダ・アメリカ・メキシコ3か国でW杯が開催されているタイミングなので
40年前にメキシコに決まった時の物語なんてグッド・タイミングでしょ。
マルティン・デ・ラ・トーレという男をディエゴが演じてて
この男が口八丁手八丁でFIFAの幹部や政治家に交渉して開催国決定をゲットする。
行動力が凄くてW杯も成功するんですが
行動力が凄すぎてあんな事こんな事までやってしまう。
このマルティンをディエゴがいきいきと演じてくれました。

コメントする (0件)
共感した! (0件)
tom

他のユーザーは「メヒコ 1986」以外にこんな作品をCheck-inしています。