ショート・パルス 5つの鼓動

劇場公開日:2026年3月6日

ショート・パルス 5つの鼓動

解説・あらすじ

現代映画界を牽引する各国の映画監督たちによる5作品を束ねた短編集。

「HAPPYEND」の空音央監督が、イラストレーター・楢崎萌々恵によるショートストーリー「I Will Go Ahead」を原作に手がけ、スイスの第78回ロカルノ国際映画祭で最優秀短編映画賞を受賞した「まっすぐな首」(2025年/日本・中国/11分)、「哀れなる者たち」の鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の短編で、主人公の男が地下鉄で出会った女に人生を模倣されていく恐怖を描いた不条理劇「ニミック」(2019年/ドイツ・アメリカ・イギリス/12分)、「関心領域」のジョナサン・グレイザー監督が、18世紀スペインの画家フランシスコ・ゴヤの銅版画「理性の眠りは怪物を生む」に着想を得て、映像と音のみで“落下”のビジョンを描いた「ザ・フォール」(2020年/イギリス/7分)、同じくジョナサン・グレイザー監督の短編で、「1518年の踊り病」や「踊りのペスト」と呼ばれる史実にインスパイアされ、現代を代表するダンサーたちとコラボレーションした「ストラスブール1518」(2020年/イギリス/10分)、「墓泥棒と失われた女神」のアリーチェ・ロルバケルと、「顔たち、ところどころ」のJRが共同で監督を務め、古代ギリシャの哲学者プラトンの「洞窟の比喩」を現代の都市に重ねて描いた映像詩「都市の寓話」(2024年/フランス/21分)の5作品で構成。

「まっすぐな首」は安藤サクラが主演し、「ニミック」ではマット・ディロンとダフネ・パタキアが共演、「都市の寓話」にはリナ・クードリ、フランスの映画監督レオス・カラックスが出演している。

61分/G/日本・中国・ドイツ・アメリカ・イギリス・フランス合作
配給:グッチーズ・フリースクール
劇場公開日:2026年3月6日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5 短編映画が持つ、ロジックにとらわれないやりっぱなしの面白さ。

2026年3月31日
PCから投稿

短編映画は、単に短い映画ではなく、なんなら長編映画のようにストーリーを語るものでもない。なんなら一筆書きのような、映像を使った詩のような、理屈が通っていようが通っていまいが構わないような表現で、決して同じ企画で作られたわけではない別々の監督の短編を集めたこのオムニバスは、そういう短編の面白さを伝えてくれている。その意味では一番従来の映画っぽさがあるアリーチェ・ロルヴァケルの作品が自分には一番物足りなく感じてしまい、また、順番を並び変えたいくつかのバージョンが上映されていたと聞くが、それこそどの作品を最後に持ってくるかで印象がガラリと変わる気がするのもまた面白い。

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村山章

2.0 どれも考察系

2026年4月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

全部で5作品、計61分の短編集。

ダフネ・パタキアが好きなんですが、彼女が出る、しかもマット・ディロンと共演、そう知って観ました。

①『まっすぐな首』
うーん…よく分からん。

②『ニミック』
ヨルゴス・ランティモス監督、マット・ディロン、ダフネ・パタキア、による作品。
これが目当てだったんだけど、うーん…なんとなく分かったような…
最後の…は…ってこと?

解説によると“主人公の男が地下鉄で出会った女に人生を模倣されていく恐怖を描いた不条理劇”とのこと、なるほど。

③『ザ・フォール』
『関心領域』のジョナサン・グレイザー監督
禍々しい始まり方、落ちていく…
最後は…ってことかな?

④『ストラスブール1518』
『関心領域』のジョナサン・グレイザー監督
ただ踊ってるだけ、つまらん…

⑤『都市の寓話』
レオス・カラックス監督が、監督じゃなく役者として出演してます。

どの話も理解に苦しむ考察系で、トータルで面白くなかったし、うーん…

そのなかでも『ニミック』が1番良かった。

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RAIN DOG

1.0 ゲージツ

2026年3月21日
Androidアプリから投稿

難しい

上映回により上映する順番が違うという5編のオムニバス。

順番を変えることで印象が変わるということで、自分はver.1で観賞し、最後の話ひでなにかわかるか?と思ったけれど…何もわからず。
というか、5編に繋がりないですよね?

「まっすぐな首」
夢?そんなとこで何してんの?

「ニミック」
乗っ取り、乗っ取られ?

「ザ・フォール」
儀式?

「ストラスブール1518」
コンテンポラリー?

「都市の寓話」
隠された芸術?

自分には面白さがわからなかった。

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Bacchus

5.0 世にも奇妙な美と幻想の物語コレクション

2026年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これはまるで映画のパリコレ
各国の第一線デザイナーによる
トップモードのパフォーマンスを存分に楽しんだ

ほぼ10分の短編だから、ワンカットワンカットが
練りに練り上げられたエッセンス

小さいながらも中身は濃厚なマカロンの味のよう

一粒一粒がまったく違うテイストだ

いまや大御所ランティモスは、一貫するモチーフ
相変わらず、だれかがだれかを支配しますw
不穏な弦の不協和音にゾクゾクする
マットディロンは、オッさんになっても
やっぱりカッコいいなあ

関心領域のグレイザーは、超絶技巧な映像と音響で
とにかくビリビリ

幸福なラザロのロルヴァケルは、これはもう
見事にマジカルな語り口でお伽話の醍醐味に酔わす

いちばん若手の空音央監督ユニークで面白い
これからもっともっと進化していくから今後も見逃せない

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青樹礼門