タンク
配信開始日:2026年1月2日
解説・あらすじ
Amazon Prime Videoで2026年1月2日から配信。
2025年製作/117分/ドイツ
原題または英題:Der Tiger
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2026年1月2日
配信開始日:2026年1月2日
Amazon Prime Videoで2026年1月2日から配信。
2025年製作/117分/ドイツ
原題または英題:Der Tiger
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2026年1月2日
フューリーのような戦車を主体にしたミリタリー作品を期待して観たが、実はファンタジーホラーの人間ドラマだった。
戦闘描写は少ないもののリアルに作製されたティーガーⅠの機動は素晴らしいし、近年の作品だけあって射撃・着弾描写も違和感やチープ感が無く良かった。
ただストーリーや心理描写は分かりづらい。
最初は「なんで?…何これ?」と思ったが、死んだ人の走馬灯なんだと理解してようやく納得した。
ネタバレあり。
Fury(2014)とプライベートライアン(1998)の影響というか酷似を強く感じるタイガー戦車をモチーフにした戦争映画。
ナチスドイツ軍が主人公なので、結局ヒトラーの下で戦っているわけだから、その時点で受け入れられない、という気分はあった。ただしタイガーの水遁の術シーンもあるしソ連の戦車も出てくるし、戦車好きやマニアにはいい資料が提供された。
戦車乗組員のキャラクターはFuryからいただいている。司令官がピットで、他に粗野と理知と冷静と新人がいる。
ストーリーはプライベートライアンからのいただきで、単小隊での救出ミッションになっていた。
戦争映画には戦闘時じゃないときに語られるオブセッションがある。たとえば前線にたどり着くまでの道で、兵士が歩きながら無駄話をすること。そのとき、かれらはそれぞれのオブセッション=こだわりにしたがって女のことや、帰ったら何をするかみたいな死亡フラグを話す。
個人史上もっとも印象的なオブセッションはプライベートライアンにおけるハンクスの英語教師の件(くだり)だった。何度も見返した。
この映画にも司令官への反発から似たシーンがでてくる。
本作はFuryとプライベートライアンはじめ数々の西側戦争映画の非戦闘時の会話を踏襲している感が強い。Furyとプライベートライアンが好きなら余計にそう感じると思う。
米英映画に出てくる兵士が言いそうな会話を、ドイツ軍兵士が言っているのは、けっこうな違和感があった。
ところが結末で「アウル・クリーク橋の一事件」になってしまう。彼らは冒頭の橋のシーンで撤収に失敗し全員が亡くなっており、つまりが全部、司令官の妄想だった。どうりでオブセッションだらけだったわけだし、繰り返し炎のイメージが出てくるわけだし、死神のようなSU100(ソ連対タイガー戦車)に追い回されるのも納得できた。
撮影や演技や予算は申し分なく、ドイツ映画ながらドイツ軍の残虐性に対して自戒的につくってある。英雄はおらず激しい慚愧が主人公といえる。反戦へもっていかなければドイツ側の戦闘は描けない、という感じが常に上限にあった。
imdb6.5、RottenTomatoesトマトメーターなし、ポップコーンメーター62%。
物語は最初の暗示的シーンで想像がついてしまう。後はティガー戦車のリアルな動きを楽しみながら中盤のシーンを待ちましょう。実車も同様の使用が可能だったことにビックリ。