Returnees(リターニーズ) 元こども兵 それぞれの再起

劇場公開日:2026年2月14日

解説・あらすじ

アフリカ東部のウガンダを舞台に、人生を取り戻そうともがく元こども兵たちと、彼らを支える日本のNPOの活動を追ったドキュメンタリー。

ウガンダでは、反政府武装組織LRA(神の抵抗軍)と政府軍が20年以上にわたり戦闘を繰り広げてきた。内戦中、LRAは3万人以上の子どもたちを誘拐し、男子は戦闘に駆り出し、女子は兵士と強制結婚させた。その後、LRAは隣国に潜伏し、子どもの誘拐を続けている。2023年、元こども兵とその家族の約140人が、武装勢力の活動地域から逃げてきた。「リターニーズ(帰還者たち)」と呼ばれる彼らは、幼少時に誘拐され、心に深いトラウマを植えつけられ、人生そのものを奪われてきた。過酷な環境のなかで育った彼らはまともに教育を受けておらず、基本的な衣食住を満たすことも難しい。

元こども兵の社会復帰を支援するNPO法人テラ・ルネッサンスの小川真吾理事は、3年間におよぶ訓練プログラムをつくり、彼らが自尊心を取り戻し、生きる場を見つけるまで寄り添い続ける。そんな彼らの活動を2年間にわたって記録し、社会復帰のための第一歩を踏み出した元こども兵たちの姿を映し出す。

2026年製作/102分/G/日本
劇場公開日:2026年2月14日

スタッフ・キャスト

監督
菊地啓
プロデューサー
上田未生
撮影
菊地啓
効果
高木創
整音
高木創
カラーグレーディング
石原史香
編集
菊地啓
音楽
ライアン・トーバート
通訳
オチョラ・ドミニク
コーディネーター
オチョラ・ドミニク
助監督
大久保雪花
宣伝美術
鈴木響
櫻木まゆみ
デスク
宮田弥生
小山亜衣
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フォトギャラリー

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(C)日本電波ニュース社 2026年

映画レビュー

5.0 元子ども兵と「テラ・ルネッサンス」│心の回復

2026年6月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

考えていたのは、「心の回復」だった。

反政府武装勢力LRA(神の抵抗軍)に、幼い頃に誘拐され、戦闘に駆り出されたり、兵士と強制結婚させられる。

自分の村を襲うよう命令されたり、親族を攻撃させられたり。感情を持ったまま、マリオネットのように操られる存在になるようなもの。

「自分で人生を選べたことはない。どうしたいかわからない。」その言葉が重すぎる。

その壊れた状態から回復にどう携わっていくのか、その現場に関わっているのがテラ・ルネッサンスだった。

残虐行為を指示していた人と同じ施設で訓練を受けるのはどんな思いだろうか。その指示していた人も、もともとは誘拐され、意思を持てなくなった、武装行為に強制的に加担させられた人。自分を恨んでいるだろう人と一緒に訓練を受けるのはどんな思いだろう。

帰還した人々は、社会からだけでなく、家族からも切り離されることがある。

リターニーズを受け入れられない家族は、彼らの置かれた状況を、気持ちを、想像できないぐらい精神が崩壊してしまったのだろうか。
憎悪の念がそうさせるのか、嬉しさは憎しみに相殺されたのか。
私はただ混乱した。

戦争は人を壊す。それを実感した。

テラ・ルネッサンスが受け入れを始めてから、もうすでに20年が経つ。支援活動を通じて帰還を促し、LRAの弱体化につなげている。とても地道な作業だと思うが、意味のある活動だと思う。

「本当に大変なのは、自立してから。」現地でずっと活動している小川真吾氏が言っていた。

ただ、20年続けても、誘拐される子供はまだ増え続けている。

ウガンダ政府は、2000年にLRA問題をICC(国際刑事裁判所)に付託した。実際には、AU(アフリカ連合)や各国軍事作戦も並行してはいる。しかし、LRAはコンゴ民主共和国や中央アフリカなどでも残虐行為を活発化している。

分からない。私は、現実を知り、目をそらさないことしかできていない。私は確かな答えを見出せずにいる。

note(YouKhy)ではもう少し詳しく書いています。

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YouKhy

5.0 平和活動について考えることができました

2026年5月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

驚く

日本ではほとんど報道されることのないアフリカの子ども兵の問題に向き合った良作です。

たくさんの子どもたちが誘拐され、兵士やその妻として消耗品のように扱われる現実と、そこから逃げてきた「元子ども兵」たちの社会復帰が簡単ではないことを丁寧に描いています。

「元子ども兵」には司令官として虐殺を指示する地位にいた青年もいる中、彼らのやってきたことを善悪でジャッジするのではなく、彼らが生きていく場所や技術を提供して支援していこうとするNPO団体の姿勢に、平和活動の本質を感じました。

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ht75k

4.0 全く知らなかったウガンダのこと

2026年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アフリカ東部の国ウガンダ。元こども兵たちと、彼らを支える日本のNPOの活動を追ったドキュメンタリー。

反政府武装組織LRA(神の抵抗軍)と政府軍の20年以上にわたる戦闘。LRAは3万人以上の子どもを誘拐し、男子は戦闘に駆り出し、女子は兵士と強制結婚させた。

そんなこと全く知らなかった。

2023年、元こども兵とその家族の140名あまりが武装勢力の活動地域から逃げてきた。

Returnees (帰還者たち)

幼少時に誘拐され、命令に抗えず殺戮に手を染めた。何人もの子を孕んだ。人生そのものを奪われた。

しかし子ども兵だった彼らに帰れる場所はない。

まともに教育を受けてこなかった彼らの社会復帰を支援するNPO法人が訓練の場とプログラムを提供し、彼らに寄り添う。

ただし未来はとてつもなく厳しい。彼らの内にある強いトラウマ、そして彼らに対する差別を払拭するのは容易なことではない。

ちなみにLRAは現在も隣国に潜伏し、子どもの誘拐を続けている。

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エロくそチキン2

4.0 Returnees(映画の記憶2026/2/14)

2026年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ウガンダで元少年兵や拉致少女を支援するNPOテラ・ルネッサンスの活動を追ったドキュメンタリー。
子供の頃に拉致されて殺しを強要されたり、抵抗軍の兵士の嫁にされ子供を強制的に産ませられたりした過去を語ったり、人間関係を語ったりした姿は心にズシンとくるものがある。

最初の1時間は映像に迷いがあるなぁと感じていたが、映画終わりにテラ・ルネッサンスの方と菊地監督の対談?(テラ・ルネッサンスの方のトークが漫談基調ではあったが)で映画の作りに疑問符があった理由は解決した。複雑な人間関係や一人にフォーカスしすぎてはならない中で、いろんな情報があるからこそ監督としての迷いや葛藤があったことを話されていたので、その部分も納得。

世の中に対して良いことであれば自己顕示欲強い人間が率いてやる分にはいいけど、抵抗軍のコニーみたいな武力によって悪いことをする人間だと最悪。こういった被害者が生まれる。意見や活動は平和的な手段で行ってほしいものだ。アフリカ社会も権力者による闇があるからこういった人間が生まれるのだろうが・・・
どんな形であれ、作品の中で前を向いて頑張っている人たちは素晴らしい。
過去より未来が見える良作。
(個人的評価8点/10点中)

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motorad_kira

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