栄光のバックホームのレビュー・感想・評価
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期待度◎鑑賞後の満足度◎ 「全ての横田慎太郎に捧ぐ」は勿論だけれども「全ての横田慎太郎の母に捧ぐ」とでも言いたい鈴木京香の圧倒的大好演!」
①いや、泣かされました。
ただ、私は野球ファンでもなければ阪神ファンでもない(それなのに周りには家族をはじめ学校からの友人、会社の上司・同僚に阪神ファン/虎キチが多い)。従い、横田慎太郎のことも映画の予告編を見るまでは全く知らなかった。
虎キチの上司(年下だけど)に訊いたら、『今でも阪神ファンに愛されている。もし病魔に倒れなかったら今頃は阪神の中核選手になっていただろう』とのこと。これだけを前知識に映画館へ。
②だから、スター選手がキャリアの途中で病魔に倒れて亡くなるというドラマチックな話かと思っていたら、スター選手になる前に病魔に侵されて、それでも夢を諦めずに病と闘いあと一息だった青年の話。
“栄光のバックホーム”も一軍の試合での話ではなく、二軍の試合でのエピソードというのも、野球って一軍の試合のイメージしかなかっので、ちょっと梯子を外された感もあり(それくらい野球オンチです)。
その為か、横田慎太郎が本当に凄い選手だったのか、このまま元気でいたらどのくらい凄い選手になっただろうかというところは描写不足か、よく分からないう憾みもある(まさか、日本社会によくある亡くなった人をいやに美化する風潮を反映しているわけでもないだろうけど)。
ただ、スター選手//一流選手の話ではなく、そうなる前に道半ばで倒れた選手だからこそ、ここまで感情移入出来たのかもしれない。
誰もが大谷翔平になれるわけではないものね。
④映画としては、脚本に忠実に作っただけというか、捻りも巧緻もないよく云えば素直な悪く云えば面白味のない演出の映画なので、普通はこういった作品にそれほどこんなに高得点を点けないんだけど、泣いてしまっちゃ仕方ない。私も人間だから感情>頭です。
“The heart calls and the mind obeys.....Oh it knows better than me, baby " - Linda Ronstadt "Lose Again "
"Follow your heart and forget your head" - Linda Ronstadt "Get Closer"
です。
⑤演技陣では、横田慎太郎役の俳優さん、知らん顔だったけれどもなかなかの熱演で宜し。
しかし、何と言っても鈴木京香の大好演。
結局、横田慎太郎という野球青年の28年という一生の話でありながら実は彼を支え続けた家族のファミリードラマである部分を一人で支えている。
考えてみれば、若い頃は大根役者だったのが中年以降は演技巧者になる例は外国映画よりも日本映画によく見られる現象の様に思う。
あちらは若い頃から上手い人が役者になるというか、よほどのスター性がない限りつまでも下手であれば淘汰されるというか、それに比べれば日本映画界は役者に優しいというか層が薄いのかもしれないけれども、その中でコツコツと演技力を磨くというのは日本人らしい律儀さ・堅実さでもあるかもしれない。
鈴木京香も朝ドラの『君の名は』では何と下手くそだったこと。私が30代の頃は日本で一番好きな女優さんだったけれども、こんなに母親役で安定した演技力を見せる女優になるとは…(その点では、結婚してニューヨークにいくまでは大根だった松坂慶子と同じ)
男優では、若い頃は顔が良いだけで演技的には木偶の坊だった草刈正雄(私の世代でイケメンの代表だった)わ阿部寛かな。
バブリーダンスの井原六花ちゃんが何気に出ていたり、東宝シンデレラだった山崎紘菜ちゃんが既に中堅女優オーラを出してる、とか面白いところもあったし、川東が柄本明、金本が加藤雅也と全く似ていないけれどもまあ許せる範囲ではあったけれども、掛布が古田新太とはあまりにもあまりなキャスティングで笑た
本編よりも
こんなん泣くて
2025年劇場鑑賞330本目。
エンドロール後はないけどエンドロール中ずっと本人達の映像が流れます。
野球に疎いのでよく知らなかった、阪神タイガースに所属し、若くして亡くなった横田慎太郎の生涯を描いた作品。病気になって現役続行不可能になった選手を無理やり球場に立たせて最期に野球の真似事させてあげたよ、みたいな話かと思ったのですが、そこはなんというかリアリティのある話で、タイトルにもある栄光のバックホームは割と中盤の話です。どちらかというとそこからが本番で、プレイができなくなった彼がどう生き切ったか、それが見どころで、後半ずっと泣いてました。
色々愚痴りたくなる時もあるけど、「あなたまだ動けるじゃないですか」という横田さんの言葉には色々考えさせられましたね。
はっきり言うね
伝記映画の難しさ
横田さんの人生を描くのに2時間弱とゆう制約はキツかったか、どのパートも急ぎ足でさながらダイジェスト映像を見ているような感覚だった。それでも抑えるべきポイントをわかりやすく描いていた印象もあり、制作陣の苦労と健闘を讃えたいです。
登場人物はかなり多く、それこそ横田さんに関わる方々すべて登場させたいとゆう心意気を感じます。その分人物描写が浅く、特に柄本明演じる川藤氏の描きが足りず、ラスト重要な場面に入り込めなかった事が悔やまれます、私のように野球に疎い方は事前に情報を入れておくと良いかと思います。
いっそのことパートを絞るか、登場人物を減らすか、それとも長編作にするのか、この作品に限らず人の一生を映画で描くとゆう事の難しさを改めて感じた。
しかしながら、この映画を通して横田慎太郎さんの熱く真っ直ぐな生き様に出会えた、それだけでも十分すぎるほど心が満たされました。
結末を知っているストーリー
横田オカンの映画になってるのが残念
実話ものの映画は大好き。阪神タイガースの題材も大好き。
キャスティングも豪華ときたらどうしても期待せずにはいられなかった。けれど、蓋を開けてみたら脚本が下手くそすぎた。
噂されていたらくしゃみするとか、今どきベタすぎるやろ!に始まって、話が進むにつれてどんどんおかしな方向へ。
テレビの実話再現フィルムの豪華キャスト版といった感じかな。
伊原六花が出てくるシーンはどこも表情で語る抑えた演技が良くてジーンときた。松谷鷹也もすごく良かった。横にいるのが伊原六花メインではなく、お母さん役の鈴木京香ばかり。オカンがウザすぎる、重すぎる。こんなにお母さんばっかりに語らせていては童貞マザコンにしか見えなくなってくる。挙句、息子が亡くなった後にまだまだ生きるとのたまう母。
終始鈴木京香の私を見て的な押しの強い演技にもうやめてーとウンザリしてしまった。
医者のラインナップは凄すぎる。次々貫禄のある医者が出てくる…
柄本明がエセ関西弁で川藤を、大阪の劇団にいて大阪弁ネイティブな古田新太が標準語で掛布を。キャスティング逆の方が言葉は自然だけど見た目で決めたのかなあ。なんでや?
それはさておき、エンドロールで本人映像と俳優たち両方が出てくるのがとてもよかった。
栄光の架橋の曲の余韻に浸りながら、一日一生、今日を懸命に努力して生きて楽しもうと思いながら劇場を出ました。
⭐︎3.7 / 5.0
「今食べれるが奇跡」
とても長く感じた。
野球、それも阪神タイガースに興味のない人にはキツイ作品で、後半の一時間は余りに長すぎる。前半から鈴木京香押しなら横田の阪神での活躍を客観的に見られて、後半にスムーズに繋がっていったと思うが、中途半端だった。母親目線なら、一軍デビューの後のスランプなどが、それを見守る家族の表情でリアルに感じられて興味を引いたかもしれない。キャスティングは、言い方は悪いけど、無駄に豪華。顔見世興行的な感じが妙にチープに感じた。演出はテレビドラマの域を出ていない。幻冬舎フィルムの第一回作品らしいが大丈夫か?救いは鈴木京香の溌剌さと、いい意味でダメ親父の高橋克典の引いた芝居か。アラ還設定の鈴木京香だが、とても艶っぽかったのが、眼福でした。
野球好きではありませんが、横田選手のことはNEWS等で知っていまし...
野球好きではありませんが、横田選手のことはNEWS等で知っていました。
あのバックホームが「奇跡」と称されていることについては、「奇跡じゃない。横田選手の強い気持ちと実力だ」と思っていましたので、タイトルが「栄光の・・」になっていることに納得。映画内でも、上地さん扮するトレーナーが「奇跡じゃない、努力のバックフォームだ」と言っていますが本当にその通りだと思います。
一軍でプレーしたことがあるといっても、若手でレギュラーに定着していなかった選手がこれほどにまで愛され、多くの人に影響を与えたのは、横田選手の人柄なんでしょうね。病に倒れるということは、それまで当たり前にできたことを1つずつ手放すことなんだなあと、改めて実感。切なく泣ける作品ではありますが、同時に家族や仲間との愛の温かさを感じたり、勇気をもらえる作品です。
阪神ファン、野球ファンに限らず、多くの方に観ていただきたいです。
【"一日一生。”今作は若きプロ野球選手の闘病の中での生き方を描く事で、観る側に健康で日々を過ごせる大切さを訴える作品である。後半の展開にはグッとくる作品であり、家族の絆の大切さを感じる映画でもある。】
ー 2023年。元阪神タイガースの横田慎太郎選手が28歳という若さで世を去った。彼の短き生涯を母(鈴木京香)の視点と、横田さんのエッセーを基に映画化した作品である。-
◆感想
・序盤は、横田慎太郎選手を演じた若くて大柄な俳優さんの、朴訥とした演技がやや気になりつつも、彼を支える母を演じた鈴木京香さんを筆頭に、邦画の名優たちが”これでもか!”と言う位に多数短いシーンで登場する。
・実話なので、(と言っても、私はプロ野球を一切見ないので申し訳ない限りだが、横田慎太郎選手を知らなかった。阪神ファンの方々からぶん殴られそうである。)物語展開はやや粗いが説得力がある。
そして、ふと敢えて演技経験の少ない俳優さんを起用したのではないかな、と思ったのである。だが、起用の真相はエンドロールで明かされるのである。結構感動する。
・横田慎太郎選手は脳腫瘍を僅か21歳で患い、度重なる手術を行うが、到頭引退を決意する。この試合で視力が低下している中、センターに付いた彼は「奇跡のバックホーム」と呼ばれるファインプレーをするのである。
■今作では、横田慎太郎選手と家族の絆、先輩との友情と切磋琢磨する姿、引退後の後援会活動をする姿が描かれる。
そこでは、横田選手が"一日一生”の気持ちで生きる姿が描かれるのである。
横田選手はスランプを愚痴る先輩の北條選手を叱咤し、講演会では多くの若者を勇気づけるのである。
個人的には、川藤幸三を演じた柄本明さんが、彼の葬儀で弔辞を述べるシーンが響いたな。
あと、母を演じた鈴木京香さんが、哀しみを堪え、常に明るい顔で息子を支える姿が沁みました・・。
<今作は若きプロ野球選手の生き方を描く中で観る側を全力で泣かせに来る作品である。そして後半の展開には矢張りグッとくる作品なのである。>
タイガースファン以外の人にも観てほしい
確かに実話は感動した
横田慎太郎さん、今どこで見ていますか?
あなたはどう生きるか、を問う映画
「栄光のバックホーム」。めちゃくちゃ泣きながら見た。哀しいだけではない、母の愛や友情、そして一人の人の生き様が鮮明に描かれています。
この映画は、医師である私の人生を変えてくれました。日々の患者さんとのやり取り。厳しい選択の数々。そのたびに横田慎太郎の生き様が、笑顔が、泣き顔が、そしてあのバックホームが目に浮かぶのです。
横田はあのように生きた。俺は、どう生きるのか。
「栄光のバックホーム」を観て以来、それを思わぬ日はありません。
涙をこらえるのが大変だった。
一人の野球選手として…一人の人間として
全130件中、101~120件目を表示
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