「横田慎太郎選手のことを初めて知ったのは、数年前当時メジャーのアスレ...」栄光のバックホーム にっくさんの映画レビュー(感想・評価)
横田慎太郎選手のことを初めて知ったのは、数年前当時メジャーのアスレ...
横田慎太郎選手のことを初めて知ったのは、数年前当時メジャーのアスレチックスにいた藤浪晋太郎投手が一回をピシャリと抑えた時に、天を見上げるポーズをして「何かな」と思った時だった。調べてみると、「しんたろう」繋がりで、自分と同じで高卒後すぐに阪神に入った1年後輩の横田選手が脳腫瘍で亡くなって天国に報告したのだということだった。
プロ野球選手で脳腫瘍で亡くなったといえば、アラカン世代では、広島カープの炎のストッパー津田恒実投手のことが忘れられないが、横田選手も同様だったのか。
そのうち幻冬舎から「栄光のバックホーム」というお母さん目線で横田選手の一生を描いた作品が出版され読んで感動し、今度は映画になると聞いて、封切りを待ち望んでいた次第。
主演の松谷鷹也さんというのは、初めて見たが、体格といいスイングやバックホーム投球といい「よくこんなにピッタリの人がいたな」とまるで本人がやっているかのような演技で、脳腫瘍が悪化しだんだん元気が亡くなってくる様子も真に迫り胸を打った。
ほぼ原作通りに話が進んだが、母親目線の原作になかったのが小笠原千沙という高校同級生の想いを寄せる女性で伊原六花が演じた。
伊原六花といえば登美丘高校ダンス部元キャプテンで芸能界に入り、朝ドラ「ブギウギ」等で活躍し、最近は舞台で「台風23号」「woyzeck」であの森田剛から大切な役を与えられ、俳優として上を目指しており、この映画では出番が限られていたが、最後海に向かって横田選手への想いを叫ぶところで爪痕を残した。今後もっと注目だ。
あと「ゆず」の「栄光の架橋」がエンディングを含めいろんなところで出てきたが、原作にあった「ゆず」からのビデオレターも見たかった。
そして何と言っても、幻冬舎代表 見城徹さんだ。彼のおかげで原作本もこの映画もこんなに有名になった。
横田さんの話に感動し、即行動する。
幻冬舎のロゴマークの
原始人が槍を遠くに投げようとしているポーズのモデルは、見城徹氏本人らしい。
この間私が観た映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」も原作幻冬舎、昨日厚木で観た舞台「つか版忠臣蔵」も幻冬舎支援のものだった。
見城徹氏、頑張ってますね。
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